6月17日(火)、上記の講座が開催されました。受講者は小学校8名、中学校4名、高等学校3名、特別支援学校8名、聴講者1名、合計24名でした。特別支援学校フォローアップ研修講座(前期)と合同開催で行われました。
北川准教授の講義・演習では、自立活動の基本的事項や個別の指導計画の作成と評価をどのように考えていけばよいのか等について、事例を交えながらお話いただき、動画を見て対象児童の実態を捉え、課題(指導すべき大切なポイント)を導き出す演習を行いました。午後の演習では、担当する幼児児童生徒の実態から、どのように目標設定をしたか、その理由を自分なりに再考したりまとめたりする機会としました。
【研修内容】
講義・演習「自立活動の指導の基本的理解」(講師:文教大学 准教授 北川 貴章氏)
演習「障がいのある幼児児童生徒の実態把握と目標設定」
【受講者の感想】
・自立活動の基本的な考え方から、これからどのように自立活動を行っていけばよいのかといった実践的なことまで、知りたいなと思っていたことを丁寧に学ばせていただいたと感じている。児童の実態を捉えるのも自分の主観が含まれることが多々あるので、複数の目でどのようなことがあったかという事実を収集し、そこから考えられる困り感を洗い出して適切な活動を考えて実践していくことが大事だと思った。
・自立活動の指導は教科指導とは異なり自由度が高いため、指導の目的と根拠を明確にする必要性を再認識した。目標設定においては、児童生徒の興味関心のみならず、発達段階を踏まえた中心的課題の抽出が不可欠であることや中心的課題を含む教育的ニーズの把握には、保護者の意向だけでなく、行動観察やアセスメント結果を総合的に分析する視点が求められることが分かった。さらに、指導計画の策定には、教員間の情報共有と合意形成が重要であることを再認識することができた。
6月10日(火)標記講座が開催され、6名の先生方が受講しました。小・中学校と違い、教科としての道徳がない高等学校においてどのように道徳教育を進めて行けばよいのか理解を深められた様子でした。
【講座の内容】
講義「学校における道徳教育を捉え直す」
講義「小・中学校における道徳教育の実際」
講義「高等学校における道徳教育の推進」
演習・協議「自校の特色を活かした道徳教育の展開に向けて」
【受講者の感想】
・本研修を通して、自分が普段やっている授業を見直す機会を得たことで、実は道徳の目標が踏まえられた要素がそこかしこに散りばめられていることに気付くことができた。他の先生方の授業にも道徳の指導目標を踏まえた内容があるはずであるので、そのことを伝えていくだけでも道徳教育推進教師としての責務を果たすことに繋がると考えることができるようになった。
・道徳の設置について歴史的な背景を含めて再認識することで、改めて道徳教育の意義を確認できました。また、高校のように設定された授業時間がない場合でも、道徳性を育てるために教師ができることについて、沢山のヒントをいただくことができました。
6月17日(火)、18日(水)に標記講座を開催しました。5名の先生方が参加し、NetCommons3の操作方法について、実際にWebページを最初から作成しながら演習を行いました。受講された先生方は、CMSを活用したWebページの運営について具体的なイメージを持つことができ、業務での活用のヒントを得た様子でした。
【講座の内容】
17日 WebページとCMS、設定・管理画面、基本ページの作成、プラグインの利用
18日 ルーム管理、SFTPによるファイル転送、総合演習
【受講者の感想】
・ホームページの作成方法が一通り分かるようになりました。管理に関わる設定など、気になっていましたので、今回の講座でよく分かりました。ブログの写真の揃え方など、細かいことも聞くことができ、よかったです。
・これまでは記事をアップするだけの作業を行っていましたが、管理方法の他、ページやルームの作成方法を知ることができ、大変参考になりました。
・ホームページ作成に関して再度学びたいと思い、受講しました。現在の学校ホームページでうまく表示できていない所の修正など、周りの先生方と相談しながら実施していきたいと思います。
6月9日(月)に標記講座を開催し、県内の小学校から5名の先生方が受講されました。
この講座は、観察・実験や演習を通して、理科を指導する小学校教員としての指導力の向上と授業改善への意欲を高めることをねらいとして開催しました。
高校教育課の理科の指導主事からの「各分野での実践的な内容」や小学校理科での「問題解決の授業の進め方」など、理科の授業実践に役立つ内容としました。
午前:講義「理科の授業改善の視点」
講義・実験「観察、実験の工夫~A物質・エネルギー~」
午後:講義・実験「観察、実験の工夫~B生命・地球~」
講義・実験「問題解決の力をはぐくむ観察、実験」
【受講者の感想】
・教科書の中だけでなく、実際に手を動かして学習する楽しさや驚きを感じることができました。やはり教材研究の積み重ねの中で、気付きをうまく引き出していく工夫が必要だと実感しました。
・理科の学習を通して、児童に身に付けさせなければいけないポイントを再確認することができました。また、児童の興味関心を引き付けられるような導入や知識を深めたいと感じることができました。
・いろいろな実験道具を扱ってみたので、それを単元に入る導入で「なんでだろう」という疑問につなげたり、単元の最後に「学んだことを生かしてつくってみよう」という感じで使ってみたいなと思いました。
・たくさんの体験的な活動に取り組めたことで、自分よりももっと子供たちが主体的に取り組みたいと感じていることを再確認できました。体験が大切なことがとても参考になり、今後の授業に役立てたいと思いました。
6月3日(火)標記講座を開催しました。小・中・高校から3名の先生方が受講され、Chromebookの基本操作、電子黒板との接続に関する演習を行いました。
【講座の内容】
Chromebookの基本操作
電子黒板との接続
【受講者の様子】
【受講者の感想】
・Chromebookの基本操作を丁寧に分かりやすく教えていただき、ありがとうございました。授業における活用の仕方等、知りたいことや身に付けたいことがもっとあるので、また研修会に参加させていただきたいと思います。
・とても丁寧に教えて頂き、大変勉強になりました。ありがとうございました。来年は他の講座にも参加してみたいと思います。
・受講目的は概ね達成されたと思ます。Chromebookの基本的な操作や特徴を実際に体験することができたのでよかったです。