令和7年9月18日(木)に、文教大学教授の会沢信彦氏をお招きして、「今日から始める教育相談研修講座」を開催いたしました。
生徒指導はガイダンスとカウンセリングの訳語であること、教育相談が学級経営・授業のベースになっていること、多面的に生徒を捉え分けて考えることでアセスメントがより手軽にできること、認知やトラウマについての事例紹介、教育相談・カウンセリングについて学べる書籍や機会紹介など、幅広いテーマ・目標についてお話いただきました。
他校種とのグループ交流を設けていただくだけでなく、講義終わりに数多く出された質問へも丁寧に応答くださり、教育相談についてより学びたくなる貴重な機会になりました。
【研修内容】
講義・演習「教育相談の理論と実践」
(講師)文教大学 教授 会沢 信彦 氏
【講座・演習の様子】
【受講者からの感想】
・講義の質問にデジタルキャンバスを使って自由に投稿できるようにしたことは非常に有効だと感じた。大勢いる中で挙手して質問するよりも、ずっとハードルが低い。学校でも導入を検討してみたい。
・生徒指導と教育相談は別物として考えていましたが、会沢先生からイコールだと教わりびっくりました。
・教育相談には生徒を支えるという意味も込められ、何か問題があったときには、なぜそのようなことになったのかの背景を考えたり、わかろうとしたりすることで自分の気持ちも楽になり、相手に伝えることでわかってもらえると生徒も感じ安心するのかと思います。
・今所属している学年では、希望する学年所属の先生ならだれとでもできるシステムをとり、迅速に共通理解を図るようにしています。
・今回の講座内容を伝達して、生徒の困り感や実態に合わせた支援をしていきたいと思います。
・現在の勤務校では、生徒指導と教育相談が切り離されている部分と、連携できている部分があり、組織として整備されていない面もあると感じた。このような学びの機会を自身で作り、少しでも学校に貢献できるようにしたい。