開催した講座の様子

2024年8月の記事一覧

B13 食育研修講座

8月23日(金)に標記講座が開催され,県内の小学校,特別支援学校から8名の先生方が受講しました。
【講座の内容】
 1.講義・演習「特別活動における食育の授業づくり」
 2.講義「こどもの食育活動の充実に向けて」
          文部科学省初等中等教育局
           健康教育・食育課 食育調査官 山上 望
【講座の様子】

 

 

【受講者の感想】

・やらなければならない根拠をしっかりと把握することができたため,日常的な食育や授業の提案をしやすくなりました。

・学級での食育指導について資料や方法が大変参考になりました。また,学校で計画している年間計画の活用の大切さや方法も,改めて詳しく理解を深めることができました。

・特別活動の組み立て方や進め方,生徒を引き込むアイディア,グループでの話合いも充実し,もっと多くの時間をとってさらに勉強したいと思いました。

・食育とは何なのか,どのような目的で小学校中学校で取り組まれているのか,などを知りたかったのですが,それ以上の学びがありました。

D23 特別支援教育におけるICT活用「基礎・基本」研修講座

 8月28日(水)に『特別支援教育におけるICT活用「基礎・基本」研修講座』を開催いたしました。
 今年度は小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の先生方25名が受講、小学校、特別支援学校の先生方2名が聴講されました。

 午前中は東北福祉大学教育学部 准教授 杉浦 徹 先生を講師に迎え、「特別支援教育におけるICT活用について~基本的な考え方と実践で大事にしたいこと~」という内容で講義・演習を行いました。
子どもたちのできてうれしい気持ちを育てることの大切さについて、事例の紹介や多くの演習を交えながら分かりやすくお話していただきました。
 午後は、特別支援学校の先生方2名の実践発表と、授業改善に向けた演習を行いました。
これまでの自身の指導を振り返るとともに、これからの指導にどう生かすか、アイディアやヒントを見つけることができました。 

   

  

【受講者の感想から】

・ICT活用について授業場面だけで考えていたが、人と人がつながっていくためのツールとして捉えることができ、気持ちが楽になりました。

・「障がい」ということの捉えが、環境から求められていることとのスキマ(不具合さ、困難さ)であるというお話がその通りだなと思った。今までそのように考えていなかったが、杉浦先生のお話を聞いて、そうだと思った。誰にでもある(起こりうる)ことなのだと思って、子どもたちの困難さに気付き、どう支援したらよいかを考えて取り組みたいな、と思った。

・コミュニケーションを図るために、相手にどのように働きかけてもらうと良いかといった視点で考えて、ICTの使い方を工夫するといったことが演習から学べて、とても勉強になりました。いつも「できるように」といったことを考えて行ってしまうが、考え方を変えて「何が喜びにつながる」か考えることが大事だと気付いた。

・道徳の授業の仕方やアプリケーションを活用した授業がとても参考になりました。アプリケーションは学校を休みがちな生徒のために役立つツールだと知ることができました。

D14 今日から始める不登校対策研修講座

8月28日(水)、今日から始める不登校対策研修講座が開催されました。受講者は小学校5名、中学校9名、高等学校4名、特別支援学校6名、聴講者5名、合計29名でした。「不登校児童生徒の理解とその対応」の講義・演習が行われ、リレーションの実習やグループごとの意見交換などを数多く交えながら、不登校児童生徒の心に寄り添った支援をどのように行っていくことができるか学ぶことができました。

【研修内容】

講義・演習「不登校児童生徒の理解とその対応」
(講師)明治大学  教授 諸富 祥彦 氏

  

 

【受講者の感想から】

・新学期からすぐに実践できるものが多く、大変ためになりました。エンカウンター、言葉がけ、雑談力など意識していきたいと思います。

・諸富先生が今まで対応したケースの例をたくさん紹介してくださったので、自校のケースと照らし合わせながら聞くことができ、生徒を理解する上でも大変参考になりました。また、今後の実践に向けて具体的なイメージ、アイディアをもつことができました。

・不登校体験というのは、自分が自分として生きるために必要な体験という言葉がとても印象的でした。行動を活性化させ、生命体として駄目にならないように関わる大切さなど、今までにはない考え方を深めることができました。

・不登校対策だけでなく、いじめ等の生徒指導全般につながる内容が多く、とても勉強になった。子供や保護者との人間関係づくりを基盤に、身も心も重くなった子供たちと少しでも心を通わせられるように努めたいと思った。

B02 教頭研修講座(後期)

 8月27日(火)に教頭研修講座(後期)が開催されました。午前は「学校組織におけるマネジメント」についての講義、午後はこれからの3年間を見通した自校の目指す学校像の「戦略マップ」を作成し、その後、協議・発表を行いました。

【研修内容】
 講義・演習・協議「学校組織を活性化させるためのマネジメント」
  (講師)環太平洋大学 教授 浅野 良一

 

【講座の様子】

 

【受講者の感想】
・学校の中でリーダーシップをとる役となり、提案すること、お願いすることが増えた。状況の法則の話から、職員が指示・命令されたと感じないよう、状況の理解、納得が得られるような伝え方を工夫していきたい。後半の演習から、長期的な見通しの学校運営について考えを深めることができた。本校の強みをおおいに生かし、弱みに右往左往せず、本日の学びを生かし、学校運営を進めていきたい。
・自分自身が教頭になってから、改めて目指す学校や子どもたちについて考える時間をもつことができたこと、そのことを可視化できたことなど、とても充実した時間となりました。さらには、ペアでの伝え合い、全体での発表をきいたことで、自分の考え、視野も広げることができてよかったです。このマップを生かして、子ども、教師、地域、保護者をつなげることができる教頭に、一歩一歩近づいていくことができたらと考えております。
・学校のビジョンづくりについて、構成要素や全体像などとても勉強になりました。また、学校の内外環境の分析と特色づくりに関しては、こういった見方もあるのかと、改めて勤務校で分析してみたいと思いました。今あるものをどのように生かすか、面白みを感じました。

C11 小学校算数科授業づくり講座

 8月21日(水)標記講座を開催しました。小学校と特別支援学校の33名の先生方が受講され、深い学びに導く授業実践のための具体的な手立てについて学びました。

【講座の内容】

午前:講義・演習「タブレット端末を効果的に活用した算数科の授業」

   発表 「数学的に表現し伝え合う力を高める授業」

午後:講義・演習「深い学びに導く授業」

【受講者の感想】

・タブレット端末の効果的な活用方法や考え方を育てる学び合いについて教えていただき、とても勉強になりました。2学期から早速取り入れて、質の高い授業づくりに努めていきたいと思います。

・実践発表を聞いて、自力解決や振り返りの際に、視点を具体的·段階的に提示することで得られる効果について大変勉強になりました。また、日常に算数を生かす活動を指導計画に取り入れることも目から鱗でした。子ども達を主体的な学習者に育てるため、是非取り入れたいと思います。

・深い学びとはどういうものなのかということを、改めて考えさせられました。特に、「一人一人が問題に向き合っていないと対話は生まれない」という言葉が心に残りました。深い学びの実現のために、教師がもつべき授業づくりの視点を今一度考えた上で、2学期からの授業に臨みたいと思います。