開催した講座の様子

2024年8月の記事一覧

C31見方や感じ方を深める美術科教育講座[鑑賞]

8月20日(火)標記講座を開催しました。

午後は、文化財活用センターの「ぶんかつアウトリーチプログラム」による高精細複製品を使用した鑑賞を行いました。

【講座の内容】

講義・演習「意味や価値をつくりだす鑑賞の学習」

演 習  「見方や感じ方を深める美術鑑賞の学び」

 

 

【受講者の感想】

 ・まず、実物(模倣品であっても)を目の前で見ることで、教科書で見るのと気持ちが全く違うと感じました。じっくりと実物を見たのち、いつだろう?天気は?なぜそう思う?同じ季節?もしここに自分がいるならどんな服装でいるだろう?このような段階を踏みながらの簡単な問いかけが、私の気持ちを整理させ、鑑賞の時間にのめり込むことに繋がったと思います。

・野呂先生から教えていただいた鑑賞のいろいろについて、学校に持ち帰って実践できそうなものがたくさんありました。特にまなボードを使ったシャガールの作品を用いた鑑賞が興味深かったです。同じグループの方の話を聞いて、感じ方は様々であり、話し合いにより新しい視点を得ることができると感じました。ぜひ授業でも実践してみたいです。

C29鑑賞の学びを考える!小学校図工・音楽科講座

8月20日(火)~21日(水)の2日間、標記講座を開催しました。

1日目(図工)は、ぶんかつアウトリーチプログラムの演習、2日目(音楽)は、武蔵野音楽大学准教授 山崎正彦氏を講師として、講義・演習等を行いました。

【講座の内容】

1日目:講義・演習「意味や価値をつくりだす鑑賞の学習」

    演 習  「見方や感じ方を深める美術鑑賞の学び」

2日目:講義・演習「感性を育むこれからの資質・能力」

    講義・演習「鑑賞から広がるこれからの学び」

    協議・演習「資質・能力を育む鑑賞の授業づくり」

 

  

【受講者の感想】

・低学年担任を担当することが多く、鑑賞の学習では友達の作品を鑑賞し感想をもつ、という程度の鑑賞しかしたことがありませんでした。今回の研修で実際に行った「ぴったりの形」「まねっこ鑑賞」は、低学年でも取り組めそうな内容でした。ありがとうございました。

・さまざまな曲を通して、具体的な鑑賞方法を沢山学ぶことができました。山崎先生の講義を受けているいうちに、「この曲の続きが聞きたい。」「もう一回聞いてみたい。」という気持ちが沸き、この気持ちを児童、生徒たちに感じてもらうために鑑賞の授業を進めていきたいと思いました。

C41体育授業ICT利活用研修講座

 8月20日(火)に、東京学芸大学 准教授 鈴木直樹先生を講師にお迎えし、C41体育授業ICT利活用研修講座を開催しました。鈴木先生には、体育授業におけるICTの利活用について、豊富な実践事例を基に、講義・実技をしていただきました。


【講座内容】
 1 講義・実技 「主体的・対話的で深い学びを支える体育のICT利活用」
           講師 東京学芸大学 准教授 鈴木 直樹 氏

 

【講座の様子】

  

【受講者の感想】

・ICTの最先端な取り入れ方に衝撃を受けました。改めて、運動量の確保という点でネックになっていたICTへのイメージが変わりました。使い方次第で、生徒の学びをより深める教材であることがわかりました。実技を含め、3時間 では足りないと感じたほど面白く、興味深い内容でした。

・ICTを活用することで、体育授業のどんな部分に効果があるのかというところを考えて授業を組み立てなければいけないと感じました。運動量を増やすためのICTなのか、めあてに気付かせるためのICTなのか、戦術を考えるためのICTなのかなどを、教師が明確にすることが非常に大切なのではいかと感じました。メタバース、ハートレート、共有のさせ方など、活用例をたくさん教えていただいたことで、自分自身の引き出しを増やすことができたことに大変感謝しております。

・実際に使用されているアプリを、生徒の視点から使用することや、生徒の立場で実技を行うことで教師側の声がけや観戦者となっている生徒を学習者にする工夫を体験できたことなど、有意義かつ実践につながる講義をしていただき、ありがとうございます。学校で情報共有し、実践研究につなげていきたいと思います。

 

 

C25 感性を育む音楽科実践講座

8月21日(水)感性を育む音楽科実践講座が開催されました。前日からの鑑賞の学びを考える!小学校図工・音楽科講座と合同開催の講座であり、19名の先生方と校種・科目等をこえて鑑賞から広がるこれからの学びについての講義・演習、資質・能力を育む鑑賞の授業づくりについての協議・演習を行いました。


【研修内容】
 1 講義・演習「感性を育むこれからの資質・能力」
       講師  県総合学校教育センター 指導主事 道川 里奈
 2 講義・演習「鑑賞から広がるこれからの学び」
       講師  武蔵野音楽大学 准教授 山﨑 正彦
 3 協議・演習「資質・能力を育む鑑賞の授業づくり」
       助言者 武蔵野音楽大学 准教授 山﨑 正彦
           県総合学校教育センター 指導主事 道川 里奈

 

  

【受講者の感想】

・前半の「屏風に合う音楽」の時間では、自身が実際に対象物を鑑賞して、どんなイメージを持ち、どんな音楽が合うのか、生徒の視点に立って考えることができました。鑑賞の前提となる大事なポイントを掴むことができたような気がします。

・具体的な実践例に基づいたものだったので、理解しやすかった。また、小学校や特別支援の先生方と合同でやることで、中学校だけではない、系統性を持った学びを意識することができて良かったと感じた。

・曲を聴く前に何に注目すればいいのかを一言加えてあげたり、聴いたあとはなぜそう思ったのかまでしっかり対話するようにしていきたいと思いました。言葉にすることが難しい生徒に対してはいくつか選択肢を与えてから聴かせるのが効果的だという話を聞き、実践したいです。

C16 小・中学校理科授業づくり講座

 8月19日(月)~20日(火)の2日間、標記講座を開催しました。
 1日目は、理科の授業改善についての講義、実験から始まり、2日間かけて問題解決の力を育む授業づくりに取り組みました。単元の構想、評価規準の作成等、実践的な内容の研修となりました。
【講座の内容】
1日目
講義「理科の授業改善の視点」
講義・実験「問題解決の力を育む観察、実験」
演習「問題解決の力を育む授業づくり(評価計画と単元構想)」
2日目
演習「問題解決の力を育む授業づくり(評価計画と単元構想)」
協議「問題解決の力を育む授業の在り方」

【受講した先生方の感想】
・実践例をいろいろと聞くことができて参考になりました。ぜひ来年度も実験を含めていろいろ知りたいです。

・思考、判断、表現する場面を中心に単元計画を考え、今までは疎かにしていた実験の立案など、子供たちの問題解決の力を育むためにはどうすれば良いのかということに向き合うことができました。

・自分の授業を発表する中で、このまま継続しても良い部分と改善した方が良い部分が見つかったので、今後の授業に生かします。来年も参加したいと考えております。

・単元目標、評価規準など普段は自己流で作成するため改めて丁寧に教えていただき、ありがたいと思いました。みなさんと共有でき勉強になりました。

・全国学力・学習状況調査の問題を解くことによって、日頃の学習の中での問題作りや実験の考察、自分や他者の気付きを分析・解釈すること、実験方法を考えること、実験結果を見通し解決するまでの道筋を構想することなど、授業改善の視点をもつことができました。また、「単元構想図」を作る活動では、問題解決の課程の中で、「構想」「分析・解釈」「検討・改善」をバランスよく位置づけることが分かりました。単元を通して授業の流れを見通すこともでき、活用して授業を改善していきたいと思いました。校内の先生方にも伝達していきたいと思います。

・単元計画と評価計画を作成することによって、新しい考え方について理解が深まりました。また、若い方の教科指導に対するエネルギーを久しぶりに感じることができました。2学期から授業づくりを見直して取り組んでいこうと思います。

・指導案を実際に作ることで、より具体的に「知識・技能を活用して思考・判断・表現する場面を位置付けた」授業や単元計画について考えることができました。また、協議で指導案について意見交換ができて良かったです。

・問題解決の力を育む授業づくりについて、実際に指導計画等を作成することを通して、授業改善に向けて具体的なイメージをもつことができました。実験では、楽しみながら学ぶことができました。