10月6日(月)標記講座を開催しました。25名の先生方が受講されました。
午前は、「主体的・対話的で深い学び」につながる授業デザインということでMicro-Teachingを行い、受講者同士での振り返りや授業者自身が意識した視点での振り返りを行い、深い学びにつながる授業づくりのポイントについて考えを深めました。
午後は、文教大学の阿野 幸一教授に講義をしていただきました。目的や場面、状況などの設定の大切さや、小・中での指導のポイント、評価の仕方、読むことの指導方法など、様々な内容についてお話をしていただきました。どの内容も実践へのヒントが詰まっており、現場ですぐに生かせることばかりでした。あっという間の3時間でした。
【講座の内容】
・「主体的・対話的で深い学び」につながる授業デザイン
青森県総合学校教育センター 指導主事 長谷川 紘一
・生徒のやる気を引き出し、英語力を伸ばす英語の授業づくり
文教大学 教授 阿野 幸一
【講座の様子】
【受講者の感想】※一部抜粋
・教師側の仕掛けがいかに大切かということを学んだので、もう一度自分の授業を見直してみたいと思いました。また、プラス評価をすることでやる気を引き出すことの重要性を学ぶことができました。最後に紹介していただいた音読法は、すぐにでも実践してみたいと思います。
・1日の講座を通して今後の英語授業づくりの参考になることばかりだったので、より教材研究を進めていきたいと思いました。
・Goalを見据えた授業の組み立て方やReadingの方法についてヒントを得ることができました。Readingの方法は早速実践しています。
・授業づくりの新しい方法や視点について学ぶことができました。新しいことを学ぶだけでなく自分が行っていることのねらいやポイントを再確認できたり、いろいろな年代の英語教員との交流を通して刺激をもらうことができました。
・日本人同士だから英語を使ってコミュニケーションする理由がないのではなく、英語を使って、普段聞くことができないことを聞き、仲間のことをよく知る機会にするという阿野先生のお話を聞いて、元気をいただきました。
10月10日(金)に標記講座を開催しました。小学校1名、高等学校4名、特別支援学校2名の計7名の先生方が受講され、Web会議システムを使ったオンライン授業の仕方、動画共有サービスやクラウドサービスの活用について学びました。
【講座の内容】
1.「個別最適な学びの実現」とオンライン授業
2.オンライン授業における著作権
3.Web会議システムを活用したオンライン授業
4.動画共有サービスを活用したオンライン授業
5.クラウドサービスを活用したオンライン授業
【講座の様子】
【受講者の感想】
・どこの学校にもいる不登校児童や緊急時のオンライン授業での対応の仕方がよくわかった。不登校児童に対して、オンライン授業はまだ実施していないが、学校でも少しずつできることに挑戦しようと思った。その方法がわかったので、どんどん動いていきたい。
・知りたいと思っていたことを知ることができました。今後オンライン授業を活用し、生徒個人に合った授業を行っていきたいと思います。
・オンライン授業の一通りのイメージを体験でき、とても勉強になりました。
・授業内容を1回で理解できない生徒や前時の振り返り、単元の振り返りなど動画の作成を通じた情報資産の作成に活用できたらと考えるに至りました。
10月8日(水)、標記講座を開催いたしました。
小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の先生方40名が参加されました。
早稲田大学大学院 教授 髙橋 あつ子先生を講師に迎え、「通常の学級における学びのユニバーサルデザイン~学びの多様性に応える授業づくり~」というテーマで、演習を交えながらご講義いただきました。講義では、児童生徒の多様な学びを保障するUDLの考え方やUDLの視点を取り入れた授業づくりについて、事例の紹介や演習を交えながら分かりやすく解説しただき、その後、参加された皆さんは、それぞれ担当している授業の学習プランを作成いたしました。
講座を通して、これまでの自身の授業を振り返るとともに、明日からの実践に生かしたいと大変好評でした。
【受講者からの感想】
・「学び方」を選択することというのがとても新鮮で、実践するには若干勇気がいりますが、子供たちの学ぶことへの
ワクワク感が増えそうだと感じています。
・当たり前だと思っていた教師主導の授業が、変えられると気が付いたことが良かったと思っています。もっと児童の
学び続ける力をつけるためには、自分がサポートにまわり、時には今日学んだことを生かして、児童に委ねることが
必要だと感じました。
・「子供が自分に合った学び方を選択し、学びを進めることで、主体的に学ぶ姿に変わっていく」という話がとても
印象的でした。
・UDLの考え方で授業を組み立てるための発想の転換はとても難しかったですが、演習を通して、学習中の子供たち
の活動や行動を具体的に考えることができました。
令和7年10月7日(火)に【B16県立学校臨時講師等研修講座Ⅱ】を実施しました。高等学校7名、特別支援学校4名、臨時養護助教諭1名が参加し、「教職員の服務規律について」、「情報セキュリティについて」、「生徒理解について」の講義・演習を通して、教職員としての心構えとなる基礎・基本を学びました。また、研修後半からは各分科会に分かれ、専門的な知識の習得に励みました。
【講座の様子】
【受講者の感想】
・職務中は当然ながら、普段から教員としての自覚を持ち信用を損なう様なことをせず、全力で仕事に取り組むべきだと再確認した。生徒理解のためには、生徒の話をどの様に聴くと良いのかを具体的に体験し良く分かりました。傾聴の方法を詳しく知ることができて良かったです。また、分科会では、芸術としての書道の評価についての疑問点などお聞きすることができて良かったです。
・服務規律では、教師として責任ある行動をしなければならないと感じました。自分の生活を見直し、教育する立場として意識していきたいと思います。情報セキュリティでは、生徒個人だけでなく家庭状況や成績、また保護者の職場などの情報ももっているということを意識し、外部に漏れないよう細心の注意を払うことが大切だと学びました。外部に漏れることで生徒だけでなく生徒の家族をも危険に晒してしまうということを念頭に危機管理をしていかなければと思います。
・生徒理解については、集団としての目標は1つとしてもそこに至るまでの1人1人の課題や今達成すべきことは違うので、それぞれのニーズをしっかりアセスメントしていきながら個々の計画作成にあたる必要があると感じました。また平等と公平についても理解できましたので、今後の指導に活かしていけたらと思います。校種ごとの分科会では、現在自立活動中心で授業を行っていますが、自立活動が生徒が今後生きていく中で大切な授業なこと、生徒の可能性を引き出せる授業だと感じ、今後の授業の組み立てや検討をペアの担任の先生方と協力していきながら行っていきたいと感じました。