9月24日(火)、25日(水)の2日間、標記講座を開催しました。プログラミング教育と環境構築やライブラリとWebAPIの活用、事象のモデル化とシミュレーションなどについて学びました。
【講座の内容】
・プログラミング教育と環境構築
・応用的プログラム
・ライブラリとWebAPIの活用
・事象のモデル化とシミュレーション
【講座の様子】
【受講者の感想】
・高等学校プログラミング基礎講座を受講し、Pythonプログラミングをはじめ、アルゴロジックや指示テスト、Geminiなど私にとって新たな発見でした。複数のデータを収集し、分析を行うプログラムを作成することができ、大変満足しています。まだまだ理解が浅い部分があり、今後さらに深めていきたいと考えています。ありがとうございました。
・受講目的は達成することができたと思います。私自身、これまでPythonに触れたことがなかったので、大変勉強になりました。
9月30日(月)、「気になる子供」のかかわり方研修講座(中・高等学校)が開催されました。受講者は中学校17名、高等学校26名、特別支援学校8名、研究員2名、聴講者2名、合計55名でした。1日を通じて「気になる子供」の視点でかかわり方を見直す講義・演習が行われ、生活面・学習面で困り感のある子供への支援方法、また、発達障害の基本的な理解を深め、子供へのかかわり方を見直し、アセスメントの実際とチーム支援の在り方を確認できる機会となりました。講義の間には多くの演習の時間も設けられ、より具体的なかかわり方の方法を学んだり、実際の事例から考えを深めたりしました。
【研修内容】
講義・演習「気になる子供」の視点でかかわり方を見直す
弘前医療福祉大学 教授 小玉 有子
【受講者アンケートから】
・実際に出会ったことのないケースだと、なかなか具体的なイメージができない事例も多いものですが、小玉先生のお話で経験したことのないケースも現実的に考えることができました。
・発達障害からアンガーマネジメントのお話、メンタルの不調からくる身体表現性障害、LGBTQ、愛着障害などたくさんの特性のお話を聞きながら、これまで関わってきたたくさんの生徒の顔が思い浮かぶとともに、自分は生徒が必要とする関わり方ができてきただろうかと振り返ることができました。
・具体的な事例をもとに、とても分かりやすいご講義でした。「気になるこども」はその人の視点によって変わること、だからこそ、複数の目で、チームとして適切にアセスメントをすることが重要だと思いました。その上で、その子とのカウンセリングを通して、その子自身も「自分の体と心と上手く付き合う」ために何ができるかを考えさせていくことの大切さも再認識できました。このような視点は全ての生徒にとって必要であり、まさに発達支持的生徒指導の中心をなす考え方だと感じました。
9月25日(水)、26日(木)に標記講座を開催しました。中学校の7名の先生が受講され、技術の見方・考え方を働かせた主体的・対話的で深い学びのある新しい授業づくりに向けて、情報コンテンツや双方向性のあるプログラミングの演習に取り組みました。
〔講座の内容〕
1「情報の技術」の指導内容と学習評価の在り方
2 ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツの設計・制作
3 教材紹介や生成AIの授業活用について
【受講者の感想】
・さまざまなプログラムのデータをいただけることができ、実際の授業作りに活かせると思いました。どこからどこまでを生徒に考えさせえるか、実践させるかということをよく検討しながら授業計画を立てていきたいと思います。
・現在の学習指導要領で悩む先生方が多い情報分野について、普段実践している教材の他に様々な実践方法や教材などがあることを知り、とても参考になりました。個人的に、生成AIはどうしてもマイナスな方に捉えがちでしたが、数多くの生成AIが存在しており、使い方次第で我々教員の負担軽減も可能になると思い、普段からさまざまな場面で活用していきたいと感じました。
・情報分野だけではありませんが、材料加工、生物育成、エネルギー変換、どの分野においても、まずは少しずつ講座での学びを、自分の授業に応用していきたいと思います。特に問題解決的な学習課題をしっかりと設定し、授業改善を図っていきたいと考えています。
・2日間の研修期間は、実習等も行いながら内容を理解する上で、是非必要だと思いました。学校を2日間空けるのには大変勇気がいりますが、その分思い切って研修に集中し、理解に努めることができました。
・「さまざまな教材を授業でどのように使っていくか」「どう発問していくか」など、実際の授業への持ち込み方についてもお互いに話し合いながら研修できれば良いのではないか、と感じました。
・聴講での受講だったが、大変有意義な時間だった。八戸市では受けられない内容ばかりだったので、特に情報分野に関しては、県のセンターでの講座に参加できないと十分な指導ができないと強く感した。今後も受講できるようにしていただきたい。今回受講して本当によかった。
9月25日(水)標記講座を開催しました。11名の先生方が受講されました。
午前は、県立高校入試や県学習状況調査の結果を踏まえ、課題に対応するためにどのように授業改善していったらよいのかお話をさせていただきました。
午後は、文部科学省の入之内調査官に講義をしていただきました。全国の実践事例や小中連携、ALTの参画、MEXCBT(メクビット)の活用についてなど、多岐に渡ってお話をしてくださいました。今後、どのような方向で授業改善をしていけばよいのか具体が見え、実践意欲が高まったあっという間の3時間でした。
【講座の内容】
・中学校英語における課題と授業改善の視点
青森県総合学校教育センター 指導主事 長谷川 紘一
・中学校英語教師に求められる役割
文部科学省初等中等教育局 教育課程課 外国語教育推進室 教科調査官 入之内 昌徳
【講座の様子】
【受講者の感想】
・午前の講義では、高校入試や学習状況調査の分析から課題を見出すことの大切さや、様々な指導法を体験することで、課題の克服に向けての授業改善のヒントをいただくことができました。午後の入之内調査官の講義では、英語力を向上させるためには小中の接続の大切さを学び、まだまだやれることがたくさんあることに気付かされました。
・生成AIの使い方や、使用場面を学ぶことができ、すぐにでも授業で使いたいと思いました。また、生徒が課題を選び学ばせることで、より力がつくことを学び、その難しさと効果を実感しました。
・個別最適な学び、協働的な学び、生徒自身が目的意識を持って学習に向かう、それらのキーワードとともに、高校入試に向けた対策など、色々な側面から自分の授業改善のために何ができるのか悩んでいたので大変参考になりました。生成AIの活用や、カランメソッドなど、すぐに使えそうなアイディアも素晴らしかったですし、授業者が何を狙いとして、どんな力をつけさせたいのか、しっかりと考えて単元構想しなければいけないことを、改めて感じました。
・様々な指導方法や子どもが主体的に学べる場面を意図的に設定すること、具体的には子どもに選ばせ自己決定させながら委ねて待つことの大切さを学びました。
・今回の研修を通して、同じ状況にある先生方と悩みを共感することができたし、日々の授業をブラッシュアップするためのヒントをたくさん得ることができました。
・午前の講義で学んだ3つの指導法、午後の講義で学んだ、言語活動後の思考を深める手立て、小学校との接続を図った単元計画などを、今後の授業に取り入れ授業改善していきたいと思います。
9月26日(木)、9月27日(金)の2日間、主体的・対話的で深い学びを実現する国語科「言語活動」実践力アップ講座が開催されました。受講された先生方は、2日間の研修でたくさんの言語活動に触れ、児童生徒に身に付けさせたい力に応じた言語活動の在り方について考え、授業改善の視点を広げることができました。また2日目は、秋田テレビ「Live News あきた」御出演中の石塚絵里子アナウンサーを講師にお招きし、言葉のもつ力について御講義いただきました。
【受講者の感想】
・児童生徒に身に付けたい力は何なのかを明確にして言語活動を行うことの大切さが分かりました。今後の授業に取り入れていきたいと思う言語活動が多かったです。
・プロのアナウンサーのお話を聞いて、自分が話す言葉、児童生徒が話す言葉、言葉を扱う教師として、普段の言葉遣いにもっと気を付けていきたいと感じました。
・小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の先生方のお話を伺うことができ、発達段階に応じた指導方法の違いから、子供たちの学びをどうつなげていけばよいかという視点がもてました。