9月24日(火)、25日(水)の2日間、標記講座を開催しました。プログラミング教育と環境構築やライブラリとWebAPIの活用、事象のモデル化とシミュレーションなどについて学びました。
【講座の内容】
・プログラミング教育と環境構築
・応用的プログラム
・ライブラリとWebAPIの活用
・事象のモデル化とシミュレーション
【講座の様子】
【受講者の感想】
・高等学校プログラミング基礎講座を受講し、Pythonプログラミングをはじめ、アルゴロジックや指示テスト、Geminiなど私にとって新たな発見でした。複数のデータを収集し、分析を行うプログラムを作成することができ、大変満足しています。まだまだ理解が浅い部分があり、今後さらに深めていきたいと考えています。ありがとうございました。
・受講目的は達成することができたと思います。私自身、これまでPythonに触れたことがなかったので、大変勉強になりました。
9月30日(月)、「気になる子供」のかかわり方研修講座(中・高等学校)が開催されました。受講者は中学校17名、高等学校26名、特別支援学校8名、研究員2名、聴講者2名、合計55名でした。1日を通じて「気になる子供」の視点でかかわり方を見直す講義・演習が行われ、生活面・学習面で困り感のある子供への支援方法、また、発達障害の基本的な理解を深め、子供へのかかわり方を見直し、アセスメントの実際とチーム支援の在り方を確認できる機会となりました。講義の間には多くの演習の時間も設けられ、より具体的なかかわり方の方法を学んだり、実際の事例から考えを深めたりしました。
【研修内容】
講義・演習「気になる子供」の視点でかかわり方を見直す
弘前医療福祉大学 教授 小玉 有子
【受講者アンケートから】
・実際に出会ったことのないケースだと、なかなか具体的なイメージができない事例も多いものですが、小玉先生のお話で経験したことのないケースも現実的に考えることができました。
・発達障害からアンガーマネジメントのお話、メンタルの不調からくる身体表現性障害、LGBTQ、愛着障害などたくさんの特性のお話を聞きながら、これまで関わってきたたくさんの生徒の顔が思い浮かぶとともに、自分は生徒が必要とする関わり方ができてきただろうかと振り返ることができました。
・具体的な事例をもとに、とても分かりやすいご講義でした。「気になるこども」はその人の視点によって変わること、だからこそ、複数の目で、チームとして適切にアセスメントをすることが重要だと思いました。その上で、その子とのカウンセリングを通して、その子自身も「自分の体と心と上手く付き合う」ために何ができるかを考えさせていくことの大切さも再認識できました。このような視点は全ての生徒にとって必要であり、まさに発達支持的生徒指導の中心をなす考え方だと感じました。
9月25日(水)、26日(木)に標記講座を開催しました。中学校の7名の先生が受講され、技術の見方・考え方を働かせた主体的・対話的で深い学びのある新しい授業づくりに向けて、情報コンテンツや双方向性のあるプログラミングの演習に取り組みました。
〔講座の内容〕
1「情報の技術」の指導内容と学習評価の在り方
2 ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツの設計・制作
3 教材紹介や生成AIの授業活用について
【受講者の感想】
・さまざまなプログラムのデータをいただけることができ、実際の授業作りに活かせると思いました。どこからどこまでを生徒に考えさせえるか、実践させるかということをよく検討しながら授業計画を立てていきたいと思います。
・現在の学習指導要領で悩む先生方が多い情報分野について、普段実践している教材の他に様々な実践方法や教材などがあることを知り、とても参考になりました。個人的に、生成AIはどうしてもマイナスな方に捉えがちでしたが、数多くの生成AIが存在しており、使い方次第で我々教員の負担軽減も可能になると思い、普段からさまざまな場面で活用していきたいと感じました。
・情報分野だけではありませんが、材料加工、生物育成、エネルギー変換、どの分野においても、まずは少しずつ講座での学びを、自分の授業に応用していきたいと思います。特に問題解決的な学習課題をしっかりと設定し、授業改善を図っていきたいと考えています。
・2日間の研修期間は、実習等も行いながら内容を理解する上で、是非必要だと思いました。学校を2日間空けるのには大変勇気がいりますが、その分思い切って研修に集中し、理解に努めることができました。
・「さまざまな教材を授業でどのように使っていくか」「どう発問していくか」など、実際の授業への持ち込み方についてもお互いに話し合いながら研修できれば良いのではないか、と感じました。
・聴講での受講だったが、大変有意義な時間だった。八戸市では受けられない内容ばかりだったので、特に情報分野に関しては、県のセンターでの講座に参加できないと十分な指導ができないと強く感した。今後も受講できるようにしていただきたい。今回受講して本当によかった。
9月25日(水)標記講座を開催しました。11名の先生方が受講されました。
午前は、県立高校入試や県学習状況調査の結果を踏まえ、課題に対応するためにどのように授業改善していったらよいのかお話をさせていただきました。
午後は、文部科学省の入之内調査官に講義をしていただきました。全国の実践事例や小中連携、ALTの参画、MEXCBT(メクビット)の活用についてなど、多岐に渡ってお話をしてくださいました。今後、どのような方向で授業改善をしていけばよいのか具体が見え、実践意欲が高まったあっという間の3時間でした。
【講座の内容】
・中学校英語における課題と授業改善の視点
青森県総合学校教育センター 指導主事 長谷川 紘一
・中学校英語教師に求められる役割
文部科学省初等中等教育局 教育課程課 外国語教育推進室 教科調査官 入之内 昌徳
【講座の様子】
【受講者の感想】
・午前の講義では、高校入試や学習状況調査の分析から課題を見出すことの大切さや、様々な指導法を体験することで、課題の克服に向けての授業改善のヒントをいただくことができました。午後の入之内調査官の講義では、英語力を向上させるためには小中の接続の大切さを学び、まだまだやれることがたくさんあることに気付かされました。
・生成AIの使い方や、使用場面を学ぶことができ、すぐにでも授業で使いたいと思いました。また、生徒が課題を選び学ばせることで、より力がつくことを学び、その難しさと効果を実感しました。
・個別最適な学び、協働的な学び、生徒自身が目的意識を持って学習に向かう、それらのキーワードとともに、高校入試に向けた対策など、色々な側面から自分の授業改善のために何ができるのか悩んでいたので大変参考になりました。生成AIの活用や、カランメソッドなど、すぐに使えそうなアイディアも素晴らしかったですし、授業者が何を狙いとして、どんな力をつけさせたいのか、しっかりと考えて単元構想しなければいけないことを、改めて感じました。
・様々な指導方法や子どもが主体的に学べる場面を意図的に設定すること、具体的には子どもに選ばせ自己決定させながら委ねて待つことの大切さを学びました。
・今回の研修を通して、同じ状況にある先生方と悩みを共感することができたし、日々の授業をブラッシュアップするためのヒントをたくさん得ることができました。
・午前の講義で学んだ3つの指導法、午後の講義で学んだ、言語活動後の思考を深める手立て、小学校との接続を図った単元計画などを、今後の授業に取り入れ授業改善していきたいと思います。
9月26日(木)、9月27日(金)の2日間、主体的・対話的で深い学びを実現する国語科「言語活動」実践力アップ講座が開催されました。受講された先生方は、2日間の研修でたくさんの言語活動に触れ、児童生徒に身に付けさせたい力に応じた言語活動の在り方について考え、授業改善の視点を広げることができました。また2日目は、秋田テレビ「Live News あきた」御出演中の石塚絵里子アナウンサーを講師にお招きし、言葉のもつ力について御講義いただきました。
【受講者の感想】
・児童生徒に身に付けたい力は何なのかを明確にして言語活動を行うことの大切さが分かりました。今後の授業に取り入れていきたいと思う言語活動が多かったです。
・プロのアナウンサーのお話を聞いて、自分が話す言葉、児童生徒が話す言葉、言葉を扱う教師として、普段の言葉遣いにもっと気を付けていきたいと感じました。
・小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の先生方のお話を伺うことができ、発達段階に応じた指導方法の違いから、子供たちの学びをどうつなげていけばよいかという視点がもてました。
9月20日(金)文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官 平田朝一氏を講師として、「指導と評価の一体化を目指す美術の授業」についての講義と協議・演習を行いました。
【講座の内容】
講義「指導と評価の一体化を目指す美術の授業」
演習・協議「指導と評価の一体化を目指す美術の授業づくり」
【講座の様子】
【受講者の感想】
・鑑賞の授業は嫌いではなかったものの、方法としては幅広く行うことができていませんでした。今回の演習を通して、鑑賞の授業の幅を広げることができました。また、ICT機器を活用した制作は、美術に苦手意識を持っている生徒や、イメージを具現化することに困難さを感じている生徒にとても有効だと感じました。発想構想の段階だけではなく、制作にも積極的に取り入れ、ゆくゆくは画材の一つとして選択できる環境をつくりたいと強く思いました。
・ICTには苦戦しましたが、美術教員となかなか交流する機会もない中、演習という形で鑑賞活動や制作活動ができ、純粋に楽しかったです。また、鑑賞からの、作品制作の流れはスムーズな制作への移行が可能になると実感することができました。ICTの可能性も含め、これからの授業に生かしていきたいと思います。
野呂先生と平田調査官のお話しも面白かったです。良い時間になりました。ありがとうございました。
・実際に絵画の題材やICT機器を使用してデザインの題材に取り組むことで、実技を通して指導と評価の計画について考えることができました。一緒に受講した先生方と協議をしたり、制作中の言葉掛けによる自分自身の変容を感じたりすることができ、大変有意義な時間となりました。今後の指導の場面に生かしていきたいです。
9月24日(火)に小学校1名、中学校14名、高等学校10名、特別支援学校7名の計32名の先生方が参加され、標記の講座を開催しました。講師に筑波大学人間系の京免徹雄准教授をお迎えし、学びを人生に生かすためにキャリア教育が重要であることや、「キャリア・パスポート」を児童生徒との対話のツールとして活用していくことなど、講義していただきました。その後、演習・協議では、他校種のつながりを中心に明日からできることについての演習・協議を行いました。
【内容】
講義「いま、なぜキャリア教育なのか?~学校教育におけるキャリア教育の役割~」
筑波大学人間系 京免 徹雄 准教授
演習・協議「キャリア教育への取組」
県総合学校教育センター 指導主事6名
【受講者からの感想】
・今までキャリアの視点をもつということをほとんどしてこなかった。キャリアの視点をもつことで、様々な活動の見方が変わってくると感じた。キャリアの視点をもって、活動に取り組んでいきたい。
・講師の京免先生の講義では、キャリア教育の定義やキャリア構築という考え、「キャリア•パスポート」を活用した対話など様々なことを学ぶことができ、また、演習では他学部、他校種の先生方から様々な取り組みや考えを伺うことができた。
・子どもの長期的な成長を目指してキャリア教育を展開していくことや、日本の社会情勢を踏まえてキーワードである「ウェルビーイング」を意識した指導を考えていく必要性があることを痛感しました。誰かと「ともに歩む」中で、キャリアから生じる「自分らしさ」が発見できるという京免先生のスライドから、新しい知見を得ることができました。また、自分の学校のキャリア教育の全体計画の存在を知る良い機会にもなりました。できることから一つずつ挑戦していこうと思います。
9月26日(木)、今日から始める教育相談研修講座が開催されました。受講者は小学校2名、中学校7名、高等学校12名、特別支援学校4名、聴講者1名、合計26名でした。「教育相談の理論と実践」の講義・演習が行われ、会沢先生の御講義やグループごとの意見交換などを数多く交えながら、教育相談の基礎的な理論と技法を学ぶことができました。
【研修内容】
講義・演習「教育相談の理論と実践」
(講師)文教大学 教授 会沢 信彦 氏
・自分が受け持つ生徒の中には、いわゆる繊細な生徒もおり、非常に感受性豊かでネガティブ思考です。毎日の家庭学習では、その生徒には日記の欄に他の生徒よりも、日々の不安などを多めに書いてもらい、コメントを送るという、日々の小さな教育相談をしています。これから受検を控え、不安定になる生徒が増え始めるので、勇気づけや、認知の仕方を工夫して、生徒を支えたいと思いました。
・理論を、具体例とともに説明していただき、さわりだけではありますが理解することができました。これまで授業の間の立ち話も教育相談という意識で取り組んできましたが、これが生徒指導(生徒支援)の根幹という会沢先生の言葉に少し背中を押された気持ちになりました。意味のある雑談を今後も続けて、生徒に心を開けてもらえるように努力していきます。
・アドラー心理学について知ることができ、大変良い機会となりました。また、ドライカースの問題行動の理論について、自分が担当したケースと照らし合わせて聞くことによって、納得できたこともありました。受講できて大変良かったと思います。
9月17日(火)に標記研修講座を開催しました。
昨年度に引き続き、講師として東北学院大学文学部教授の稲垣忠氏をお招きし、
講義・演習をしていただきました。稲垣教授による講義・演習では、「生徒が切実感
をもって他者と伝え合う学び」や「ルーブリックで生徒の学びの質を保証する」など、
探究的な学び、情報活用型プロジェクト学習に必要となる知見を数多く得られる構成
となっており、学びの多い一日となりました。
■講義・演習「探究する学習のデザイン」
講義・演習「学習活動の設計と評価」
(講師)東北学院大学文学部
教授 稲垣 忠
■協議「総合的な探究の時間の取組」
(助言者)県総合学校教育センター 高校教育課
指導主事 小関 央高
指導主事 青木 雅俊
【講座の様子】
【受講者の感想】
・「生徒が主体的に活動する」ことはこれまでも探究させるときには意識してきたが、
”集めた情報を「吟味し、じっくり考えて」編集、創造し「切実感」をもって他者と
伝え合う”ことは全く考えてなかった。上記の活動にするためにも、最初の課題設定
が最も重要なのだろうと改めて思った。
・総合的な探究の時間を、デザイン思考でつくることで、見通し、対話、深まりを導く
手立てまでを見据えることが出来るので、日頃からその点まで意識して生徒と探究活
動を考えていきたいと思った。生成AIを使うことで、探究活動の道筋を見せたり、
ルーブリックの土台を作ることができたりする点で優れていると感じた。生成AIを
どのように使っていくのか、これから私たち教員側に求められているスキルだと思っ
た。新しいことに取り組んでみるワクワクを感じた。
・スクールポリシーと目標をリンクさせて設定することを今まであまり意識することが
なかったので、新たな学びとなった。探究の時間だけではなく、教科指導においても
目標をしっかりと意識して探究的な視点からの活動を織り込むことで、総合的な探究
の時間がさらによいものになると感じた。学校全体でこのような視点から授業改善、
カリキュラム改善を提案していくことがミドルリーダーに求められていると思うので
実行していきたい。
・教科との結びつきをより一層意識していきたい。両方の質を高めていこうと思った。
・稲垣先生のお話の中で、「身近な新聞記事の行間に探究が含まれている」とお聞きし、
感銘を受けた。働きかけの一つとして実践してみようと思う。
9月4日(水)、標記講座を開催しました。参加者は小学校8名、中学校5名、高校2名の合計15名でした。
「養護教諭のスキルアップ」と題し、神奈川県立保健福祉大学 准教授 高橋 佐和子先生から、前半は専門性を活かした健康教育の進め方について、健康教育を行うためのヒントをたくさん教えていただき、高橋先生の実践もご紹介していただきました。後半は、養護教諭に求められる救急処置の知識と技術について、フィジカルアセスメントを具体的に教えていただいたり、グループワークにおいて養護教諭同士で事例を検討することにより、学びを深めることができました。また、スキルラダーを用いて、自分の実践を振り返り、成長を実感する機会となりました。
【研修内容】
講義・演習「養護教諭のスキルアップ ~健康教育&救急処置~」
神奈川県立保健福祉大学 准教授 高橋 佐和子 氏
【講座の様子】
【受講者の感想】
・講義の中で出てきた、健康教育のヒント5つがとても印象に残っています。高橋先生の実際の教材を見ると、そのヒントが随所にちりばめられていて、勉強になりました。自分の教材や授業構成と比べると、改善出来るところがたくさん見つかったので、学校に戻って、見直し・改善に取り組んでいきたいです。
・フィジカルアセスメントの重要性を再認識できました。触診から判断できることも多くあると感じたため、これからの救急処置でより丁寧に行っていきたいと考えました。グループでの事例検討では、他の先生方から自分の悩みや疑問に対して助言をいただき、有意義な時間を過ごすことができました。
9月18日(水)標記講座を開催しました。聴講の先生方を含め15名が参加しました。地方創生に向けた新たな価値づくりにDXは必須であり、エビデンスに基づく課題発見・解決能力を高めていくことが重要であることを学びました。演習では、表計算ソフトを活用した統計の基本的な考え方を学んだあと、各自で興味のある領域のデータセットを作成し、そこから読み取れた情報を共有しました。科目「課題研究」や「総合的な探究の時間」での指導に役立つ、大変有意義な研修となりました。
【講座内容】
「データ活用の視点を取り入れた地域創生」
講師 八戸学院大学 地域経営学科 特任教授 堤 静子 氏
【講座の様子】
【受講者の感想】
・課題研究で活用したいです。仮説、検証、分析の考え方にもつながると思いました。ソフトウェア活用で、提示した資料を用いて生徒にデータ分析をさせたいです。「情報Ⅰ」で扱う内容についてもチェックしていこうと思います。
・日常の何気ない疑問でも、統計調査で面白くなるということがわかりました。また、パソコンの苦手な私でもできたので、今後もう少し勉強をして授業に生かしていきたいと思います。
・データ活用は情報Ⅰの授業内容であるため、来年度も同じような内容であればさらに内容を深めることができ、探究活動もさらに充実したものになると思います。今回の内容を情報Ⅰの授業内容に反映させたいと思います。統計について改めて学ぶことができ、内容を深めることができました。ありがとうございました。
9月12、13日に標記講座を開催しました。
1日目は、問いを大切にした授業づくりやICTの効果的な活用について講義・演習を行いました。
2日目は、大妻女子大学澤井陽介教授をお招きし、午前は「主体的・対話的で深い学びの実現を目指す問題解決的な学習の在り方」と題してご講義いただき、午後は授業案作りの演習を行いました。子供たちの「問い」を大切にした授業改善について学びました。
【講座の内容】
1日目 講義・演習
「主体的・対話的で深い学びの実現を目指す問題解決的な学習の授業改善」
「ICTの効果的な活用」
実践発表「思考力・判断力・表現力等を育てる社会科教育の実践」
2日目 講義・演習
「主体的・対話的で深い学びの実現を目指す問題解決的な学習の在り方」
講師 大妻女子大学 教授 澤井 陽介 氏
【受講者の感想】
・社会科は教科書の扱いなど、分からないところもあり不安でしたが、指導要領を参考に学習内容を身に付けさせればよいと分かりました。先生方から意見も聞けて、参考になりました。ありがとうございました。
・澤井教授のお話から、単元計画の作成と評価方法の考え方について疑問に思っていたことがクリアになりました。
これまで曖昧な評価をしていました。しかし、評価方法を考えていけばおのずと単元の指導計画が決まっていくことがわかりました。演習では、先生方と単元計画を作成でき、非常に楽しかったです。作成した計画をもとに授業したいと思います。
・実践発表を聞いて、社会科は学校外の社会とのつながり、人とのつながりがとても重要だと改めて感じました。大がかりな単元づくりを毎回行うことは難しいですが、社会とつながる仕掛けづくりは模索していかなければならないと思いました。
9月11日(水)に標記講座を開催しました。小学校や中学校、特別支援学校の先生方が受講され、プログラミングの授業づくりについて楽しく学びました。
【講座の内容】
1.講義「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方」
講師 弘前大学 教授 上之園 哲也先生
2.発表「自校におけるプログラミング教育」
発表者 弘前市立桔梗野小学校 今 俊幸先生
3.演習「プログラミングツールの演習」
【講座の様子】
【受講者アンケートより】
・とても参考になる素晴らしい講座でした。実践できるというのがとてもよかったです。「ビスケット」は、早速やってみたいです。次年度も本研修講座があれば、また参加したいと思います。
・研修で学んだことについて、今日学級の生徒と一緒に行ってみました。ビスケットとアルゴロジックは大変好評でした。本校の生徒に、コンピュータが日常の生活を便利にしていることに気づかせられるように子ども達と楽しみながら指導していきたいと思います。
・viscuit、Scratch、micro:bitを演習したが、どれもわかりやすく教えていただけて楽しみながらやり方を学ぶことができた。子どもたちに指導するうえで、自分自身がプログラミングの面白さや楽しさを知ることは大切だと感じた。また、どれも子どもたちの創造性や発想力を豊かにするものだったので、演習で行ったもの以外に紹介していただいたものも含めて、実践してみたいと考えた。
・さらに発展した未来を生きる現代の子どもたちにとって、時代を超えて普遍的に求められる「プログラミング的思考」は必要不可欠だと感じた。今回初めて、テキスト型プログラム言語でプログラムを与えた。コンピュータの仕組みを知ったうえで、LEDや信号機を光らせるためにプログラミングをしたが、丁寧に手順を示していただいたおかげで、面白さを感じながらプログラミングすることができた。コンピュータにした指示が正しく伝わるかどうかが、光ったり消えたりと視覚的に体験できると、より意欲や創造性が高まると感じた。
9月6日(金)標記講座を開催しました。県内小学校の先生方11名が受講され、協議や講義、実技を通して授業づくりについて学びを深めていました。
【講座内容】
・協議「体育科の授業実践を振り返って」
・講義・協議「良質な体育科の授業実践を目指して」
・講義・実技「ボール運動系の特性を生かした授業づくり」
(講師) 弘前大学 講師 益川 満治 氏
【講座の様子】
【受講者からの感想】
・ボール運動を通して、すべての児童が満足感を得られるような授業づくりについて学ぶことができました。
・ボールゲームは【ボールを目的地へ移動する⇄阻止する】という目的は同じだという視点や、引き算の原理で組み立てること、ゲームを通して何のためのスキルなのかを価値付けしていくことなど、これまでの常識とは違った授業づくりの視点を教えていただくことができました。
・今まで、ボール運動でゲームを行うためには、必要な技能をしっかり身に付けさせてから実施しなければならないと考え指導計画を立てていましたが、今回の講義で「ゲームの中で必要な動きを指導していく必要がある」という考えを学ぶことができました。
・ボール運動の授業はどうあるべきかを考えることができました。これまでは、型通りの授業を繰り返し行えば良いと思っていましたが、目的をよく考えて学習内容を決めていくことが大切なのだと思いました。
9月12日(木),13日(金)に標記講座が開催され,県内の中学校,特別支援学校から6名の先生方が受講しました。
【講座の内容】
○1日目
1.講義「思考力、判断力、表現力等の育成を図る社会科の授業づくり」
2.講義・演習「ICTを活用した社会科の授業」
3.発表「思考力、判断力、表現力等の育成を図る社会科の授業実践」
深浦町立深浦中学校 教諭 鈴木 行
4.演習・協議「ICTを活用した社会科の授業づくり」
○2日目
1.講義・演習「主体的・対話的で深い学びの実現を目指す問題解決的な学習の在り方」
大妻女子大学 教授 澤井 陽介
【講座の様子】
【受講者の感想】
・自分一人だけでは到達し得ない内容や方向性が大変勉強になりました。また、評価について質問させていただきましたが、澤井先生に返答いただけたことでモヤモヤしていたところが解消されました。
・学習課題を共有し、目的につくまでの過程は生徒に選択させ、協働してまとめに向かうという授業のイメージをつかむことができたと思います。
・本時の授業案を作成する演習では、主体的・対話的で深い学びの視点から、他の受講生の様々な意見を聞くことができたのでとても参考になりました。
・生成A I、ICTの活用については、今後積極的に利用しようと思いました。授業の構成を発問を軸に考えることなどは、特別支援学校でも通ずるところだと感じました。
9月4日(月)に標記講座を開催しました。幼・小・特合わせて26名の先生方が参加され、生活科の授業の在り方について学びました。
【講座の内容】
講義・演習「気付きの質を高める生活科の授業づくり」
(講師)千葉大学教育学部 教授
同 附属小学校 校長 鈴木隆司
講義・演習「身近な素材を通した指導と評価の在り方」
(講師)県総合学校教育センター
指導主事 時村 陽一
【受講した先生方の感想】
・ものづくりの演習がたくさんあってとてもよかった。「楽しいなあ」と感じました。「面白くないが、よく分かる授業」よりも「面白くもなく、よく分からない授業」の方が、生活科の教育観ではよい授業だという考え方に驚いた。そのくらい生活科では「面白い」ことが大切であると気付いた。
・授業中の写真や動画をたくさん撮ることは、すぐにできそうだと思った。振り返りができることがよいと思った。
・ものづくりを体験することで、授業中に子供たちはどのようなことに気付くのか、想像しながら学ぶことができた。
・実際にものづくりをすることで、「ここでつまずきそうだな」というポイントに気付くことができた。
・ものづくりの演習を通して、子供の立場で試行錯誤しながら取り組むことができた。深い学びにつなぐ鍵は、教師がここで答えを教えるのではなく、アシストするような働きかけをすることだと学んだ。
・生活科における主体的な学びとはどんなものか、演習を通してとてもよく分かった。
・生活科の学習をしていると、ただ楽しいで終わってしまうことが多く、どうすればいいのだろうと思っていたことが、この講座を受けてかなりすっきりした。
9月4日(水)、上記の講座が開催されました。受講者は小学校6名、中学校6名、高等学校1名、特別支援学校2名、聴講者1名、合計16名でした。後期は、中堅教諭等資質向上後期研修(特別支援学校)と一部合同開催で行われました。
午前の演習では、中堅教諭等資質向上後期研修(特別支援学校)の受講者による自立活動の実践を参観することを通し、実態把握から授業実践までのプロセスを学びました。午後の協議・演習では自身の自立活動の指導における課題を基に、協議を行いました。協議を通して自立活動の指導内容及び指導方法の多様な見方・考え方にふれ、自立活動の指導における課題解決のヒントを得る機会となったようです。
【研修内容】
演習「実態把握に基づく指導実践」(中堅教諭等資質向上後期研修(特別支援学校)と合同開催)
協議・演習「自立活動の課題解決に向けて」
【受講者の感想】
・他の学校で行われている様々な実践や協議の様子を見たり、聞いたりすることができ大変良かったです。自分が受けもっている児童に対して生かせそうか考えることもでき、大変ありがたかったです。
・自立活動の授業の中でも、生徒に主体性をもたせるような工夫が必要なのだとわかりました。大人になってからも、自分で必要感をもって継続できるような活動を行いたいと思いました。
・自分にとって学びの多い講座となりました。自分自身の課題である「実態把握」「情報の整理」を向上させていけるよう、実践につなげたいと思います。
8月29日(木)に標記講座が開催されました。11名の受講者が、「SDGsを取り入れた授業デザイン」をテーマに研修を行いました。講師の青森大学 社会学部 教授 藤 公晴 先生より、SDGsについて教科書では得られない専門的な知識や、授業のヒントとなるような活動事例を聞くことができ、とても有意義な時間となりました。
【研修内容】
講義 中・高家庭科における「SDGsを取り入れた授業」について
講義 家庭科教育とSDGs
(講師)青森大学 社会学部
教授 藤 公晴 氏
講義・演習 SDGsを取り入れた授業デザイン
【講座の様子】
【受講者の感想】
・持続可能な社会の構築について考えることが求められているので、1つ1つ意識せずとも、17の目標のどれにあてはまるか、その授業で少し意識し、生徒に伝えていくことで、生徒の意識も変わってくると思いました。改めて何かを考える、というよりも、毎時間の授業で少し意識していくことから始めていきたいと思います。
・家庭科の単元の中では、関連していないものがないのではないかと思うほど、様々な部分でSDGsの要素を組み込むことが出来ると実感できました。普段、黙々と一人で行っていた作業を他の家庭科の先生方と行うことができて、楽しくとても参考になる時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
・グループで具体的な授業を考えてみることで、「問題を見いだして、課題を設定する」学習過程の取り入れ方や思考・判断・表現における4つの評価の仕方などを理解することができた。生徒がいきいき授業に臨む姿が見えるようで、楽しく考えることができた。
9月3日(火)、標記講座を開催しました。小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の16名の先生方が受講され、Googleドライブ、GoogleForms、GoogleClassroomなどの操作方法について学びました。また、生成AI(Gemini)の操作方法を体験していただきました。
【講座の内容】
Googleドライブの機能と基本操作
Googleアプリの機能と基本操作
GoogleClassroomの活用
【講座の様子】
【受講者の感想】
・校務で使用していますが、戸惑うことが多く、基本的なことを学びたいと思い申し込みました。今までの疑問も解決し、受講できてとてもよかったと思いました。
・基本的な操作方法以外にも知らなかった操作方法や生成AIに関する知識を習得することができた。現場に戻って活用していきたい。
・グーグルのクラスルームに関して、教師役と生徒役を同時に体験できたことがとても有意義でした。課題提出までの手続きや、生徒がどこでつまづきそうなのかなどが分かり、今後の授業で参考になりました。Geminiも少しですが触れることができ、授業や校務でも使える可能性があるので、使えるようになれたらと思います。
・基本操作等の基本について理解はできたので目標は達成された。今回はworkspaceの機能について業務活用への大いなる有用性を感じた。