開催した講座の様子

令和6年度 6月

C42 小学校外国語・外国語活動研修講座

6月11日(火)標記講座を開催しました。14名の先生方が受講されました。
 午前は、ICTを効果的に活用した授業づくりの考え方や例について、中学年から高学年へつないでいく視点でお話をさせていただきました。また、「ICTを活用した授業実践」では、弘前市立東小学校の齋藤泉先生に、話すこと[発表]でシンキングツールを活用した貴重な実践を紹介していただきました。動画の中で児童が楽しみながら生き生きと英語で発表する様子が印象的でした。発表後にたくさんの先生方から御質問をいただき、充実した時間となりました。
 午後は、東京学芸大学の粕谷恭子教授に講義をしていただきました。「言葉に意味をもたせる」「意味が音を出す」という粕谷教授のお話を通して、言語活動を通してどのように指導すべきかの具体を教えていただきました。受講者の先生方が指導の仕方を体験する場面もあり、あっという間の3時間となりました。

 

【講座の内容】
・ICTを活用した外国語・外国語活動の授業づくり
  青森県総合学校教育センター 指導主事 長谷川 紘一
・ICTを活用した授業実践
  弘前市立東小学校 教諭 齋藤 泉
・外国語・外国語活動の指導の在り方
  東京学芸大学 教授 粕谷 恭子

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【受講者からの感想】
・決まった英単語やフレーズの暗記ではなく、意味を音声化した言葉としての英語を話す子供を育てることが重要だと感じました。文字に頼らずに 肉声で展開する授業を明日から心がけていきます。

・スリーヒントクイズや、外国語を日常的に使うことなど、取り入れていけそうなことを少しずつやってみたいです。

・実際に試してみたい技術が満載でした。

・とても参考になりました。「まずは耳から学ぶ」ことを意識して働きかけることを実践していきたいです。また、発表者の先生の実践から、生き生きと学ぶ子どもたちの姿が見られて勉強になりました。

・粕谷先生の講義の、子どもたちに意味のある音声を届けさせなければならない、という言葉が心に刺さりました。それなりに英語を伝えるのではなく、担任だからこそ話せる英語を伝えたり、構造を意識した英語を伝えたりすることが大切であると学びました。

・小学校外国語活動についての研修に初めて参加したので、なるほど、と思うものばかりでした。今後、小学生への指導に生かしていきたいと思ったし、中学生にも応用できると感じました。

・今後の児童の指導と支援の参考にし、実践したいという思いが高まりました。

・どうやったらもっと子供たちが主体的に活発に活動に取り組むことができるのかずっと悩んでいましたが、今回の講座の中で子供たちが耳で英語に慣れることから徐々に文字に移行していく学習方法に触れ、是非これから実践してみたいと思いました。

C15 小学校理科実践力向上研修講座

 6月11日(火),12日(水)の2日間,標記講座を開催し,6名の受講者が参加されました。
 この講座は,観察,実験や演習を通して,理科を指導する小学校教員としての指導力の向上と授業改善への意欲を高めることをねらいとして開催しました。
 理科の授業改善についての講義,観察,実験の工夫等幅広い内容を取り上げ,理科を指導する教員としての実践力向上を図る内容としました。
 日程と内容は,以下のとおりです。
 【1日目】午前:講義「理科の授業改善の視点」
      午後:講義・実験「観察,実験の工夫~A物質・エネルギー~」
 【2日目】午前:講義・実験「観察,実験の工夫~B生命・地球~」
      午後:講義・実験「問題解決の力を育む観察,実験」

理科の授業改善の視点観察、実験の工夫~A物質・エネルギー~観察、実験の工夫~A物質・エネルギー~

観察、実験の工夫~B生命・地球~観察、実験の工夫~B生命・地球~問題解決の力を育む観察、実験

【受講者の感想】

・「理科の授業をやってみたい」「もう一度、理科を学び直したい」「理科ってやっぱり面白い」といった、たくさんの学びや気付きがありました。子供たちを主体的にするために、まずは、教師が主体的に教材研究や授業準備をすることの大切さを感じました。

・物理、化学、生物、地学の各分野の専門的な知識を生かした実験がとても楽しかったです。教科書にはない知識や身近なものを使った再現方法を知っていると子供をより引き付けることができると感じました。2日間の講義を受けて、理科はやはり実験等を通した実感を伴った理解がとても大切だと改めて感じました。

・思考・判断・表現の力を伸ばすために、日々の授業から「分析・解釈」「構想」「検討・改善」を意識していきたいです。自分でもやってみたいと思える実験がたくさんあったので、挑戦していきたいです。アットホームな感じで受講できたので、気楽に参加できました。「理科って楽しい!」と思えた2日間でした。

・実験がおもしろいのではなく、理科がおもしろいと感じるためには、観察、実験や授業の工夫が不可欠だなと感じました。今回、様々な分野を子供側として体験したことで、子供の思考を実感を伴って知ることができました。授業改善への意欲はとても高まりました。

 

B10 道徳教育推進教師研修講座

 6月4日(火)~5日(水)の2日間、道徳教育推進教師研修講座が開催されました。受講された先生方は「道徳教育のコーディネーター」となるための視点と、「道徳科の授業や各教科等での道徳のアドバイザー」となるための視点について理解を深め、自校の特色を生かした道徳教育に向けた実践力を磨くことができました。

 2日目の午前は、十文字学園女子大学 教授 浅見 哲也氏による御講義が行われました。豊富な事例を基に道徳教育の推進について、また道徳科の授業づくりについて御教授いただき、道徳教育の推進における大切なポイントを学ぶことができました。

 

 

【受講者の感想】
・道徳教育推進教師としてどんなことに取り組めばよいか悩んでいましたが、受講後は、道徳教育や道徳科の大切さを改めて実感し、学校全体として取り組みたいことが明確になりました。
・浅見先生の御講義から、道徳教育推進教師の役割と道徳科の授業の発問づくりについて学ぶことができました。授業での発問について難しいと思っていましたが、人間理解、他者理解、価値理解の視点で考えるとよいことが分かり、教材研究がしやすくなりました。
・演習では道徳教育推進教師としてどんなアプローチができるかということを考えることができました。 また同じグループの先生方からアドバイスをもらえて、充実した時間になりました。先生方との対話を通して自校のよさを生かしたプランを立てることができたので、さっそく実践していきたいと思います。

B11特別支援教育コーディネーター研修講座<一部指定>

 6月7日(金)標記講座を開催しました。
 小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の特別支援教育コーディネーターの先生方47名が受講され、午前は「特別支援教育コーディネーターの役割」について学びました。午後は、小学校の先生からの実践発表があり、具体的な取組について紹介していただきました。その後、グループに分かれて、特別支援教育コーディネーターとしての「事例検討の進め方」について演習を行いました。

【講座の様子】

  

【受講者の感想】
・コーディネーター自体が全て解決するのではなく、解決に向けてどうしたらよいかの橋渡し的なことを行うということで気持ちが楽になった。研修会などぜひ開いていきたいとも感じました。
・講座を受講して、これからやってみようと思えたことが多くあったので、できるところから取り入れていこうと思った。まわりの先生方やその生徒と関わる人たちの話も聞いて、どのようにサポートすべきかを考えることを協力し合うことが大切だと気づけた。
・特別支援教育コーディネーターとして、たくさんの知識を持って対応しなければいけないと、肩に力が入ってしまっていたのですが、講義を聴いて少し肩の力が抜けました。様々な先生方のいろんな考えを翻訳し、外部とのつながりを少しずつ増やして、生徒それぞれにあった支援ができるように、日々考えていきたいと思います。

D30 ゼロから学ぶ!iPad初心者講座

6月5日(水)標記講座を開催しました。小学校1名・高等学校4名の先生方が受講され、iPadの基本操作や標準アプリの使い方、電子黒板との接続に関する演習を行いました。

【講座の内容】
iPadの基本操作や標準アプリの使い方
電子黒板との接続

【受講者の様子】

    

【受講者の感想】

・基本的な操作を学びたいと思い受講しました。

・授業については、有線でプロジェクターに接続できるので色々と試行錯誤しながら使ってみたいと思いました。

・基本操作や入力方法、標準アプリの使用方法、有線や無線での接続の方法なども再確認ができて良かったと感じます。

D29 ゼロから学ぶ!Chromebook初心者講座

 6月4日(火)標記講座を開催しました。小・中学校の5名の先生方が受講され、Chromebookの基本操作、電子黒板との接続に関する演習を行いました。

【講座の内容】
Chromebookの基本操作
電子黒板との接続

【受講者の様子】

  

【受講者の感想】

・自身のICT化の遅れからくる心のバリアが取れた気がします。

・生徒のChromebook使用の指導にも活用できる内容を学ぶことができました。

・キーボードの基本操作を確認することができました。

D01総合的な学習の時間研修講座

6月3日(月),4日(火)に標記講座が開催され,県内の小学校・中学校・特別支援学校から17名の先生方が参加しました。

【講座の内容】

6月3日(月) 

 1.講義   「総合的な学習の時間の役割」

 2.講話   「地域再生×教育×農業振興×エンタメ

         『この街で夢をかなえる』~地域活性化アイドル達の挑戦~」

          有限会社 リンゴミュージック 代表取締役 樋川 新一

 3.演習・協議「探究的な学習の過程で学ぶ総合的な学習の時間」

 4.発表   「探究的に学ぶ総合的な学習の時間の実践」

6月4日(火)

 1.講義   「探究的な学習の過程で取り組む総合的な学習の時間」

          山形大学学術研究院 教授 野口 徹

 2.演習・協議「探究的な学習の過程で学ぶ総合的な学習の時間」

【受講者の様子】

【受講者の感想】

・講義や実践発表がとても参考になり,総合的な学習の時間に対する意識を新たにすることができました。

・この研修講座を通して,総合的な学習の時間についての理解が深まったと思う。そして教科指導においても探究の

 スパイラルを活用して実践してみようという意欲も高まりました。

・学習の過程について難しさを感じて参加しましたが,それ以上に総合的な学習の時間が教育活動にどのような効果が

 出るものかを知ることができたことが大きな成果でした。

C49 産業教育指導者講座(前期)

6月7日(金)標記講座を開催しました。県立学校の農業・工業・商業の先生方12名が受講され、本県における産業の現状と展望について2事業所の方から講義を受け、実際に工場や園内を視察させていただきました。

【講座内容】 本県における産業の現状と展望(講義・視察)
   午前 北洋硝子株式会社
                講師 常務取締役工場長 中川 洋之 様
   午後 青森観光りんご園まるせん川村
        講師 職員 川村 富子 様

【講座の様子】

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【受講者の感想】

・課題から次のビジネスを考えるという部分に魅力を感じました。現在、ビジネスマネジメントを指導しておりますが、そのなかに「課題を見つけ解決することで新しいビジネスは発見される」という記述もあるように、まさしくその先進的な事例だと感じました。

・北洋硝子さんの津軽ビードロを日常的に使っていましたが、これほどまでに全国や世界にも発信されていることにとても驚きました。青森県人として誇らしく、今回学んだことを生徒達にも伝え、郷土愛を育んで欲しいと思います。また、できれば生徒にも見学する機会があれば興味を持ってもらえると感じました。

・県内企業の躍進は県民の誇りであること。企業努力を子どもたちの課題解決学習に生かしたい。また、本校生徒と何かできないか考えています。

B04教務主任研修講座

5月23日(木)に標記講座を開講しました。県内小学校、中学校、高等学校、特別支援学校から計71名が受講しました。午前の講義、午後の講義、協議の中で、教務主任の職務、役割について研修を行うとともに、協議の中で各校の情報交換を行いました。

【講座内容】

 「教務主任に期待する」 県教育庁学校教育課長 下山 敦史 氏

 「教育活動と教育法規について」 県教育庁教職員課主任指導主事 作田 宏之 氏

 「教務主任の職務と役割」 十和田市立南小学校 教頭 手代森 正輝 氏

              佐井村立佐井中学校 教頭 伊藤 輝 氏

              県立大湊高等学校 教頭 田澤 和康 氏

              県立弘前第一養護学校 教頭 奈良岡 孝信 氏

  

【受講者からの感想】

・教務主任としての立場について確認できたことがよかった。校長、教頭との関わり方、職員との関わり方について考えることができた。特に全職員と良好な関係作りをしていきたいと感じた。

・教務主任としての立場、管理職や周りの教員にどういうことを期待されているのかが分かった。根拠や理由を明確にすることは、年度始めの業務を進めていく中で感じていたことでもあり、とても共感した。意義や目的を丁寧に先生方に理解してもらうことが大切であることを感じた。このことが学校教育目標に近づく学校運営の参画につながると感じた。

・先の見通しが分からない不安があったが、1年間の流れが表としてまとめた資料が参考になった。自分でも作成してみようと思った。また、協議で職務上困っていることなどを共有することができ、他校の取組が参考になってよかった。

・管理職(教頭)の立場から教務主任の業務や求められることを聞くことができ、学ぶことが多かった。協議では、4月から現在まで感じてきたことを同じ立場の教員として意見交換することができ、とても有意義であった。