8月20日(水)標記の講座を開催しました。小学校及び特別支援学校から39名の受講者が参加し、深い学びに導く授業実践のための手立てについて学びました。受講者一人一人が新たな学びや気付きを得ることができ、今後の実践に生かしたいという前向きな感想が多く寄せられました。
【講座の内容】
午前:講義・演習「タブレット端末を効果的に活用した算数科の授業」
青森県総合学校教育センター 指導主事 石田 真大
午後:講義・演習「深い学びに導く授業」
弘前大学教育学部 教授 中野 博之
【受講者の感想】
・算数の授業におけるICT活用例をたくさん紹介していただき、勉強になりました。CanvaやSGRAPAを活用したグラフ作成を実際に体験してみて、学習活動として児童に活用させるだけでなく、教材づくりにも便利だと感じました。
・子供が出した解答ではなく、その解答に至った子供の思考過程を重視していくことが大切であるという言葉が印象に残りました。自分の授業を改めて見直していきたいと思います。
・授業スタイルや結果だけに着目するのではなく、子供自身が考えたり、それを伝えようとしたりする姿を評価することが大切であると感じました。私自身が子供の良いロールモデルとなることができるよう、今後も研鑽に努めていきたいです。
8月20日(水)に、標記講座を開催しました。前日からの「鑑賞の学びを考える!小学校図工・音楽科講座」と合同開催の講座であり、36名の方が受講・聴講されました。講義・演習「感性を育むこれからの資質・能力」では、松林図屏風を見たり、越天楽を聴いたりする活動を通して、鑑賞の授業で育む資質・能力を捉えました。「鑑賞から広がるこれからの学び」では、音を聴き取り、聴き取ったことから思考し、最終的に味わって聴くという学習の流れを音源を聴きながら体験し、実感を伴った理解を深めました。
[講座内容]
1 講義・演習「感性を育むこれからの資質・能力」
2 講義・演習「鑑賞から広がるこれからの学び」
講師・助言者:武蔵野音楽大学 准教授 山﨑 正彦
【受講者からの感想】
・音楽は「記憶」の学びではなく、「経験」の学びであるという言葉が最も心に残りました。1つの曲を通して、生徒に何を考えさせ経験をさせるのか、ゴールを明確にした授業づくりを2学期に向けて考えていきたいと改めて思いました。また、教科書の題材(主教材)に迫るための関連教材の引き出しを準備していきたいと感じました。
・生徒の学びが深まるファシリテートができるよう発問を工夫し、生徒の生活が明るく豊かになるような長い目標と、責任をもって生徒に音楽の楽しさを伝えていける教員を目指していきたいと思います。
・小学校の音楽と中学校の音楽とのつながりを考えるきっかけにもなったので、今後も自分の校種だけではなく、小学校の勉強まで目を向けられるように工夫していきたいです。
8月19日(火)標記講座を開催しました。
午後は、文化財活用センターの「ぶんかつアウトリーチプログラム」による高精細複製品を使用した鑑賞を行いました。
【講座の内容】
講義・演習「意味や価値をつくりだす鑑賞の学習」
演 習 「見方や感じ方を深める美術鑑賞の学び」
【受講者の感想】
・美術の鑑賞の授業で、または道徳の授業や学校の日常生活において、他者、異なる考えを受け入れる心が大事なことを子どもに教えることに活用できると思いました。
・学習指導要領の目標を改めて確認することができました。いろいろな方法やアイテムを使った鑑賞方法について、実践を通して学ぶことができました。
・鑑賞と表現は、表裏一体であること、素材の感触の鑑賞から表現につなげることなどを学びました。体験型の鑑賞を実践で学べました。
8月19日(火)~20日(水)の2日間、標記講座を開催しました。
1日目(図工)は、ぶんかつアウトリーチプログラムの演習、2日目(音楽)は、武蔵野音楽大学准教授 山﨑正彦氏を講師として、講義・演習等を行いました。
【講座の内容】
1日目:講義・演習「意味や価値をつくりだす鑑賞の学習」
演 習 「見方や感じ方を深める美術鑑賞の学び」
2日目:講義・演習「感性を育むこれからの資質・能力」
講義・演習「鑑賞から広がるこれからの学び」
【受講者の感想】
・これまでの図工の鑑賞は、なんとなく他児童の作品を見合うくらいしか行っていませんでした。今回、アートカードや屏風の鑑賞方法を学ぶことができ、自分の中で鑑賞のハードルがさがった気がします。また、発問の大切さを感じたので、しっかりとねらいをもって授業していきたいと思います。
・今回の研修で学んだ「発問の工夫」と「目標に立ち返る姿勢」は、日常の授業づくり全般に活かすことができると感じています。例えば図工では、作品を鑑賞する場面で「どう感じた?」という表面的な問いにとどまらず、「なぜそう思うのか」「自分ならどう表したいか」と深める問いを設定することで、子どもの思考を豊かに広げられると思います。また音楽では、ただ曲を聴かせるだけでなく「この場面の音の重なりから何を感じるか」など、体験を意識した問いを通して子どもの感性を育てていきたいです。さらに、どの授業でも行き詰まったときに目標を振り返ることで、迷わず軌道修正ができるようにしたいです。こうした実践を積み重ねることで、子どもたちの学びをより確かなものにしていきたいです。
8月18日(月)標記講座を開催しました。小学校24名、中学校15名、特別支援学校3名の先生方が受講され、校内研修を活性化するための手立てを学びました。
【研修内容】
〇講義・演習「カリキュラム・マネジメントと校内研修」
講師 山形大学大学院 准教授 森田 智幸 氏
〇演習・協議「校内研修プランの見直しと今後との対策」