D04 教育活動全体をつなぐキャリア教育研修講座
9月3日(金)にD04 教育活動全体をつなぐキャリア教育研修講座を、オンライン
による非集合型に変更して開催しました。講師の筑波大学人間系の藤田晃之教授と受
講者をZoomで結び、講義とブレイクアウトルームを活用しての協議・演習等を通じ
て、これまでのキャリア教育の歩みを振り返り、今後のキャリア教育の考え方、進め
方について研修しました。
【研修内容】
講義「いま、なぜキャリア教育なのか?~学校教育におけるキャリア教育の役割~」
講師 筑波大学人間系 教授 藤田 晃之 先生
【受講者の感想】
・目標は具体的=評価できること、生徒の実態に基づいた目標であることの2点は大
切なことだと思いました。キャリアパスポートの継続的な使い方、学びの意欲につ
ながるキャリア教育が大切なことを知ることができました。
・キャリア教育は何をどう教えれば良いのだろうか、新しい何かをやらなければなら
ないのだと思っていたが、授業や行事など、様々な場面でつなげていくことが大切
だと知ることができた。授業や生徒に対する声がけなど、多くのことを見直して行
きたいと思った。藤田先生のお話はとても熱く、胸に大きく響きました。
・キャリア教育について、今まで漠然と職業教育や進路指導のようなものだと思って
いたが、決してそれだけではなく、毎日の授業や学校行事等、日々の学校生活と密
接に関わっているものだということが分かった。キャリアパスポートは記録を残し
てはいるものの、それを面談等に生かすようなことはなく、まさに「やりっ放し」
になってしまっていたので、これから機会を見つけて面談等でも活用し、生徒を褒
めるきっかけにしたいと感じた。
・学校で学んだことや、やったことが生きていることを経験すること、そして、児童
生徒が実感できるようにすることの大切さを学びました。特別支援学校では、学年
のつながりの他、学部間の系統性も大切であると考えます。中学部、高等部への進
学を見据え、児童がどんなことで困っているのか、どの部分が弱くてどんな力が必
要なのかを見極めて支援していきたいと思いました。また、面談時や保護者への説
明時の資料としてキャリアパスポートを活用し、小学部段階から意識していただく
ことができるようにしていきたいと思います。