開催した講座の様子

令和4年度 11月

C26 豊かな表現力を育む音楽科講座

11月30日(水)豊かな表現力を育む音楽科講座が開催されました。20名の先生方と校種をこえて表現から広がるこれからの学びについての講義・演習、資質・能力を育む授業づくりについての協議を行いました。

【研修内容】
 1 講義・演習「表現から広がるこれからの学び」
      講師 文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官 河合 紳合
 2 協議     「資質・能力を育む授業づくりについて」

       助言者  文部科学省初等中等教育局教育課程課
              教科調査官 河合 紳和

         県総合学校教育センター 指導主事 道川 里奈

     

【受講者の感想】

・河合調査官の説明が大変分かりやすく、今日の講義を聞きながら、自分の授業を振り返り、改善点を見つけることができました。学習指導要領の内容を再確認することができて、大変勉強になりました。

・Googleスライドとジャムボードを初めて体験した。体験前はやり慣れている付箋のほうがいいなと思っていたが、実際体験してみると思っていたより簡単で、打ち込みながら他の先生方の意見も見れたので、便利だなと感じた。

D15 /D16特別支援教育新担当教員研修講座(後期)

 11月15日(火)、22日(火)に標記研修講座が開催されました。
 前期に引き続き、小学校及び中学校で初めて特別支援学級や通級指導教室を担当する教員108名が受講しました。
 「特別支援教育におけるICT活用の基礎・基本」や「特別支援学級、通級指導教室児童生徒の進路」の講義では、特別支援学級等におけるICT機器の活用や指導上の留意点、卒業後の進路についての情報や指導等について学びました。また、「障害特性に応じた指導~授業改善と評価~」では、講義や協議を通して、実践、評価、改善、引き継ぎの重要性について確認し、実際に個別の指導計画を活用し、実態把握から短期目標を考えました。

   

・授業の中で、ICTを活用したいと考えていたが、活用次第で幅が広がり、今後の授業にICTをもっと取り入れたいと思いました。
・生徒の実態をしっかりと把握して、生徒に合った方法でICTを活用することが大切であると改めて感じた。
・進学希望先についてのメリット、デメリットについて考え、知ることで自己選択できるようにし、情報提供の充実を図っていかなければいけないと思った。
・現在中2の生徒を担当していますが、高校のことだけでなく、更にその先を見据えた進路指導が大切だととても感じました。教師側がより多くの情報を得て、生徒と家族の思いを踏まえた進路選択できるようにしたいです。
・小グループで協議したことで、違う視点で子供のことを考えることができた。また他の先生方の指導や考え方が分かり、参考になった。
・指導の課題を常に見直しながら、子どもが一つでも多く「できること」を増やせるように手立てを考えていかなければならないと思いました。グループの先生方と意見交換、情報交換することで、現在担当している子どもにより向き合えたよい機会となりました。

C39 豊かなスポーツライフを実現する保健体育授業研修講座

 11月21日(月)に、日本女子体育大学 教授 高橋修一先生を講師にお迎えし、C39 豊かなスポーツライフを実現する保健体育授業研修講座 を開催しました。高橋先生には、新学習指導要領の基本的な考え方を踏まえ、ICTの効果的な活用の例や観点別学習評価の進め方、見取るための具体の姿の検討など、すぐ学校で実践できる形で、講義、演習していただきました。
【研修内容】
 講義・演習「体育授業における課題と工夫」
    講師 日本女子体育大学 教授 高橋 修一 先生

  

 

受講者の感想】
・新学習指導要領の内容を確認できたことはもちろん、今後の授業づくりや授業改善に生かせるICTの実践例や演習を通してGoogle Chromeなどの操作方法や評価への活用方法を学ぶことができ、大変参考になった。ICTを活用した授業づくりを試行錯誤している最中なので、今後も学んだことを生かして挑戦し続けていきたい。
・新学習指導要領について、とても分かりやすく説明していただき、大変勉強になりました。また、意図的な授業、順序立てた計画がとても大切であると分かりました。
・新学習指導要領について、確認不足のまま授業や評価をしているということを再認識した。特に評価につながる部分の工夫の仕方を学ぶことができた。

C32家庭科教育講座

 11月1日(火)に標記講座が開催されました。13名の受講者がタブレットPCを活用した効果的な被服実習の授業デザインについて研修を行いました。
【研修内容】
 プログラミング的思考を働かせながらポケットティッシュケースを製作する過程をタブレットPCで記録し、児童生徒にどのような資質・能力が身に付くかを検証しました。

  

・タブレットを活用して教材を作成するときには、被服製作が苦手な生徒の視点で示せるように工夫したい。
・教師の得意分野だから扱うのではなく、学習指導要領に示されている資質・能力を身に付けられる授業であるかを振り返る必要があると感じた。
・他校種の先生方と交流できたことで小中高の系統性を意識しながら様々な視点で考えることができた。

D23 発達支援と教材教具研修講座

 11月8日(火)、標記講座を開催し、小学校、特別支援学校の先生方が27名受講、1名が聴講されました。 
 淑徳大学 准教授 池畑 美恵子 氏 を講師に迎え、「発達支援と教材教具」というテーマで、ご講義いただきました。『感覚と運動の高次化理論』を基に初期の発達段階についてや教材教具の系統性、教授法の整理のポイント等について、実際の教材教具を使用しながら、わかりやすくお話していただきました。
 後半の演習では、教材を見たり手にしたりしながら、発達段階を考えた教材教具の活用について考えました。
 本講座を通して、子供の発達段階を理解し、発達を促す教材教具の活用についての考え方と実践のポイントを学ぶとともに、明日からの授業づくりのヒントを得る機会となりました。

    

・子どもの発達の段階をしっかり理解した上で、段階に応じた教材教具を使った指導をしていくことが重要だということがわかった。同じ教材でも提示の仕方を変えることで子どもが身に付けることができる力が変わってくることがわかったので、様々な指導法を実施していきたい。
・発達についての理論が大変勉強になりました。子どもの理解について大切な視点を学ぶことができました。
・発達段階のとらえ方から学ぶことができたため、実際に指導している生徒を思い浮かべながら講義を聞くことができた。たくさんの教材を実際に見たり触れたりすることができ、自分でも製作してみたいと思った。
・宇佐川先生の残してくださった感覚と運動の高次化理論について研修を受けたり、オンラインの宇佐川研にも参加したりして、いろいろ学んできたが、やはり、実際に教材教具を手に取ったり、先生の説明を聞いたりしたことで、今まで学んだことがより深まった。実際に教材作りに取り組みたいと思う。