B01 校長研修講座
7月27日(火)、小学校46名、中学校19名、高等学校13名、特別支援学校3名の合計81名の校長先生方を受講者として迎え、標記講座を開催しました。学校における新型コロナウイルス感染症防止に関する専門的な講義や、教師力・学校力の向上を目指した学校づくり等についての講義を通し、学校教育充実のために必要な危機管理、チーム学校として教育活動を推進するためのマネジメントの理解を深め、校長としての識見と学校組織の経営能力を高めました。
【講座の内容】
講義:学校における新型コロナウイルス感染症対策について ~特徴を知って、賢く対応しよう~
県立保健大学看護学科 特任教授 大西基喜先生
講義:子どもがより良く育つ学校づくり ~教師力・学校力の向上を目指して~
國學院大學 人間開発学部 教授 杉田洋先生
閉講式



【受講者の感想】
講義:学校における新型コロナウイルス感染症対策について ~特徴を知って、賢く対応しよう~
・青森県の新型コロナ対策の最前線にいる方のお話を伺うことができて勉強になった。これからはコロナを正しく恐れることが大事だと思った。また、いつ感染者が出てもおかしくない状況であることから、有事の際の準備を万全にしておきたいと思った。
・新型コロナウイルス感染症に係る感染対策と予防について、専門家の立場から最新情報を交えながら伺うことができました。学校に関わる全ての人の命と健康を守るために、今日の講義を活用していきたいと思います。お忙しい中、御教示くださりありがとうございました。
・県の感染対策コーディネートをされている大西先生から直接、現況やその対策についてお話を伺えたことは、当職が本校教職員及び児童生徒並びに保護者や地域の方々に本校の感染対策を説明するときの論拠として、大変有意義であった。
講義:子どもがより良く育つ学校づくり ~教師力・学校力の向上を目指して~
・杉田先生の話の随所に「子供を信じる事」という言葉が出てきた。我々教員は、わかってはいるものの、子供が試行錯誤する前に手を出してしまいがち。失敗して学ぶこと、その学びを活かして子供は成長すること、教師はその姿勢を信じサポートすることの大切さを再認識した。また、特別支援の児童生徒に対する指導の重要性が、講演からひしひしと感じた。今回の研修で得たことを教職員にも伝え、今後の学校経営に活かしたい。
・子どもが育つ学校づくりに向けて、明確なビジョンを持ち、人づくりをしていくことが重要であるということを学ぶことができました。教育資源を生かしながら、組織化していけるようマネジメント力を高めていきます。子どもたちが人と関わり合いながら、困難を乗り越えて前に進んでいく姿を拝聴し、涙が止まりませんでした。ありがとうございました。
・「校長が変われば学校が変わる」ことを実感しました。校長と教職員との関係、学級担任と子どもとの関係は同様である、という言葉が心に響きました。明確な経営ビジョンを示すとともに、双方向の温かい人間関係を築いて、子どもがよりよく育つ学校づくりをしていきたいと思いました。