7月15日(木)D11今日から始める学級(HR)集団づくり研修講座が開催されました。受講者は、小学校9名、中学校12名、高等学校4名、特別支援学校5名、研究員4名の合計34名でした。
越前谷先生の実践発表は大変好評でした。短時間で受講者に分かりやすく発表していただき、実際にグループ・アプローチを体験する時間も設定していただいたことで、「体験したことで実感できた」「私もやってみたい」等、非常に充実した時間になったようです。
会沢教授の講義・演習はオンラインでしたが、会沢教授の話術により笑いが起こる場面が多く、他校種での協議も盛り上がり、受講者が非常に楽しく、深く学ぶことができた様子でした。特に心理学の面からアプローチは現場ではなかな学ぶことができない内容であり、今後の学級経営に是非生かしたいとの声が多数ありました。
【受講後の感想】
1 越前谷先生の発表(教育相談アプローチによる学級経営実践)
・人間関係づくりに主眼を置いた研究についての研究成果を聞くことができ、大変有意義な研修になりました。特に、カードを用いた具体的な生徒への関わりについて、体験的に学ぶことができたため、勤務校でも他教員と情報共有を行いながら、生徒のコミュニケーション能力の向上を目指していきたいと思います。
・コミュニケーション意欲を高めてからアサーションスキルを習得するほうが効果的だということが、新たな気付きでした。発表の中にあったカードゲームを、自立活動の中で活用してみたいと思いました。
2 会沢教授の講義・演習(より良い学級(HR)集団づくり)
・より良い学級集団づくりをするために、カウンセリングや心理学の要素を活用する必要性について実感することができました。また、学級全体に働きかけるだけでなく、生徒一人一人を分かろうとし、受け止めることがより良い学級づくりにつながると考えました。
・心理学の見地から、児童理解できたので、これまでとは違うアプローチができると思った。問題行動そのものに意識がいきがちだが、その背景にある子どもの欲求に目を向け、できる行動への勇気づけになる言葉がけをして所属欲求を満たしていきたいと思う。
・集団作りの際にヒントになることがたくさんありました。子供の見方を変えてみたいと思った。
・学級経営、生徒理解の土台となる部分についての内容で、これまであまり学ぶことがなかった部分だったので勉強になりました。