C20 学びを実感させる高等学校理科研修講座[化学]
8月24日(火)と25日(水)の2日間、C20 学びを実感させる高等学校理科実験講座[化学]が開催され、5名の先生方が受講しました。
生徒の興味・関心を引き出すための演示実験や思考力・判断力表現力等を高める効果的な実験等を通して、学校現場での活用方法を模索し、授業力の向上を図りました。
1日目:理科の見方・考え方を働かせる授業デザイン
興味・関心を引き出す観察・実験とその工夫
身近な素材を用いた実験とその教材開発
2日目:単元を貫く観察・実験を取り入れた授業づくり
思考力・判断力・表現力等を引き出す実践とその工夫

【受講者の感想】
・タブレットを用いた実験では、生徒が実験データを入力するだけでグラフができるのは、授業時間の短縮になり、ぜひ取り入れてみたいと思った。また塩化水素とアンモニアの中和実験も、手軽なのに目で見て分かりやすく、効率的な演示実験だと思った。
・溶解度積の分野は、計算問題を解くことが中心となってしまい、実験を取り入れることが難しいと感じていたが、試薬の準備を教師が行えば1コマの授業内で終えることが出来そうなので、実際に取り入れてみたいと思った。
・ICTの活用能力を育成するという視点も含めて、レポート課題のような形式で課題を出し、回収するという事例が参考になった。生徒が考えてグラフを作ったり、仮説の再設定など、探究という視点を含めた授業デザインが必要だと分かった。