D21 通常の学級のユニバーサルデザイン研修講座
10月14日(金)通常の学級のユニバーサル研修講座が開催され、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の36名の先生方が受講、2名の先生方が聴講されました。
星槎大学大学院 教授 阿部 利彦 先生から「通常の学級における教育のユニバーサルデザイン」という内容でご講義いただき、「子どもの学びのつまずきから授業をデザインする」ことの大切さや「焦点化」「視覚化」「共有化」についても授業実践例を交えながら、分かりやすくお話していただきました。
午後の後半からは、協議・演習「自校の課題解決に向けて」という内容で、事前提出資料を使いながら班内で実践状況を共有していただき、さらに実践を推進していくための必要な取組について話し合っていただきました。その後、研修内容をさらに深く理解して、自校の課題解決につなげることを目的に「研修の振り返り」を行いました。

【受講者からの感想】
・視覚化のために絵や動画、具体物などを活用してきましたが、「どこをどう見るのか」ポイントを指示して見せることが大切だと分かりました。
・様々なつまずきに対して、どう対応すればいいのか具体的に示されていたので、参考になりました。特に話し合いでのつまずきに対応するためには、グループやペアのメンバーの構成が大切だということでしたので、意図的な構成を工夫しようと思いました。
・阿部先生が質問に答えられた内容に感動しました。日々の成果や偏差値に追われていますが、「これからを生きていく子供たちの心や学ぶ姿勢を育てる」という原点を改めて考えさせられました。
・それぞれの学校、学級が抱えている悩みを共有し、それを解決するための手立てについて、考えることができました。生徒一人一人に合わせた指導や学びを実現していくために、今回の協議・演習を通して学んだことを自分なりに解釈して実践していきたいと思います。