10月5日(水)に標記講座を開催しました。受講者は、小学校10名、中学校15名、高等学校13名、研究員2名、特別支援学校17名、聴講10名、合計67名でした。教育現場で接する「気になる子供」への理解を深めるとともに、周りの大人ができる支援について考える機会となりました。
【講座の内容】
講義 「気になる子供」の視点でかかわり方を見直す
~発達障害児の理解とかかわり方~
教育心理支援室教室・研究所ガジュマルつがる
代表 松本 敏治 氏
講義 医師の視点からかかわり方を見直す
~医療との連携について~
弘前大学医学部心理支援科学科・弘前大学大学院保健学研究科
教授 栗林 理人 氏
【講座の様子】
【受講者からの感想】
・ASDの生徒は津軽弁を話さないということについて、以前から気になっていたので大変興味深かった。実際には方言を話すようになった方もいるし、そこにはコミュニケーションなども関係しているとわかり、他者との関わりには大きな効果があるのだなと感じた。
・「受診してほしいが、本人または家族に受診する意思がない場合」を多く経験しており、学校でできることに対して悩むことが多かった。今回の講義から、様々な事例を基に解説をしていただき、考え方や対応の仕方について考えることができたので、今後の指導に役立てていきたい。
・本講座を通し、現場で「気になる子供」は本人が一番苦しんでいるということ、そして、その子供たちの特性をよく理解した上で、支援にあたっていかなければならないと改めて考えさせられた。自らの支援と照らし合わせて講義を聞くことで、より考えが深まったように思う。学校が子供たちの居場所になりうるよう努力していくとともに、将来につながるような支援を今後もしていきたい。