開催した講座の様子

令和5年度 8月

B03県立学校事務長研修講座(後期)

8月29日(火)県立学校事務長研修講座(後期)が開催され、県立学校の事務長1名が受講しました。事務長の職務と役割についての講義を聞き、学校事務室経営について協議を行いました。各学校の状況を共有することで、諸課題への解決へ向けた方策を探られた様子でした。
【研修内容】
講義「事務長の職務と役割について」

講師  県立青森高等学校 事務長 能代谷 征則
協議「学校事務室経営について」

助言者 県立青森高等学校 事務長 能代谷 征則

           

【受講者の感想】

・講師の方のこれまでの経験を交えて話していただいて大変参考になった。コミュニケーションの大切さを再認識することができた。

D03 小・中学校特別活動研修講座

 8月28日(月)に標記講座を開催しました。小学校・中学校・特別支援学校から35名の先生方が受講されました。午前の講義・演習では、自主的・実践的な態度を育てる学級活動について、午後は文部科学省初等中等教育局の安部恭子視学官をお招きして、多様な他者と協働し、よりよく生きる力を育む特別活動について学びました。安部視学官は、全国の事例と共に特別活動の目指すべき方向性についてお話しくださいました。グループでの話合いも活発に行われ、充実した時間となりました。

【講座の内容】
午前 自主的・実践的な態度を育てる学級活動とICTの活用
午後 生きる力の育成と特別活動の役割

【受講者の感想】
・この講座を通して様々な方法やツールを使うことで、より良い人間関係や自己指導能力を育成できると思いました。
・特別活動によって子どもたちの意欲が高まった事例を見て、とても参考になりました。少しでも実践してみたいと思いました。
・他の教員と実践例や取り組みの方法について共有することができ、今後学級活動の指導改善を目指していきたいと思いました。
・時間があっという間に過ぎ、もっといろいろなお話(実践など)をお聞きしたいと思いました。また、演習の際も手立てについてアドバイスをくださり、自分の実践を振り返る機会となりました。
・子どもたちが変化の激しい時代を生き抜くために大事なことは、特別活動にあるからこそ、先生として子どもたちにどんなことができるのだろう、自治的な活動となるためにどんな支援ができるのだろうと考えることができました。
・指導要領の解説に、実践的な事例などを織り交ぜながらご講義いただいたことで、大変わかりやすかったです。これまでの自分の経験を振り返り、これからの実践に向けた発想にもつながったので、活力にもなりました。

B02 教頭研修講座(後期)

 8月29日(火)に教頭研修講座(後期)が開催されました。午前は「学校組織におけるマネジメント」と題しての講義、午後は「戦略マップ」という3年間を見通したマネジメントプランニングを作成しての協議・発表を行い、研修内容を深めることができました。

【研修内容】
 講義・演習・協議「学校組織を活性化させるためのマネジメント」
 (講師)兵庫教育大学大学院 特任教授 浅野良一

【受講者の感想】
・SWOT分析による学校の課題解決に生かす方法は職員の意識改革に有効な研修に取り入れられると思った。また,「戦略マップ」にまとめる作業を通して,学校の目指す姿や課題を視覚的に整理・確認することができた。教職員に学校のビジョンを提示するためにも有効活用できると思った。
・こんな学校にしたい,生徒たちを育てたいという自身のめざす姿を思い出せた。「特色」を「強みをいかす」と捉える考え方が心に残った。戦略マップは様々な場面で使えると思った。
・校長の目指す学校づくりのため,教頭は重点事項を翻訳して教職員に伝えていかなければならないとう言葉は心に響いた。

C02 小学校国語科授業づくり講座[読むこと]

8月29日(火)、30日(水)の2日間、標記講座を開催しました。小学校・特別支援学校の21名の先生方が受講され、国語科における「読むこと」領域について、「言語活動の充実」の考え方で、日々の授業においてベースとなる考え方や様々な手法について体験を通して学びました。

【講座の内容】
1日目
・講義「読む力を育てる授業改善」
・演習「読む力を育てる言語活動」
・演習「タブレット端末を活用した国語科の授業」
2日目
・講義・演習「主体的・対話的で深い学びを実現する「読むこと」の指導」
 (講師)京都女子大学 水戸部修治 教授 (オンライン)
・講義・演習「読む力を育てる単元構想」

【受講者の感想】
・言語活動の具体例が提示され、とても分かりやすかったです。中でも、ねらいを達成するための言語活動になるような教師側の仕掛けや教材研究がとても参考になりました。また「個々の意見や考えが決まるのは交流の途中でよい」「言語活動をしながら整理できればよい」というお話があり、目から鱗でした。
・「読むこと」の本質を学べました。これからは、学習指導要領の指導事項を今まで以上に確認しながら指導したいと思いました。
・批判的視点について学ぶことができました。教材をあまり批判的に読むことはなく、記載されているままに受け入れていたので、勉強になりました。
・私は今までタブレットを使うことに抵抗があった。自分自身が苦手だからどのように使わせたらよいのか分からなかったからである。今回、一緒に操作したり、インターネット上のサイトを紹介していただいたりして、少しやってみようという気持ちがもつことができた。

C13 中・高等学校数学科授業づくり講座

8月22日(火)・23日(水)の2日間、標記講座を開催しました。中学校、高等学校、特別支援学校より合わせて18名の先生方が参加され、「付けさせたい力」を明確にした授業づくりについて学びました。

【講座の内容】
<1日目>
 [講義・演習]問題発見・解決の過程をイメージした授業づくり
 [演習]   「中高の接続を見通した付けさせたい力」を明確にする
 [協議]   明確にした課題から改善策を考え、協議する
<2日目>
 [講義・演習]ICTを効果的に活用した数学科の授業づくり
 [演習]   「付けさせたい力」を明確にした授業づくり
 [協議]   これからの授業づくりに向けて

 

【受講者からの感想】
・付けさせたい力を明確にすることで、単元の見通しをもつことができ、学習の過程をより具体的にイメージできると感じた。
・今までの授業では漠然と、その日の内容を理解して、問題が解けるようになれれば良いと考えていた。今回の研修で、最終的にどのような力を身に付けさせたいか、そのためには授業でどのようにしていくかを考えることができた。
・ただ漠然とICTを活用しなければならないという考えがあったが、生徒に何を感じ取らせたいのか明確にすることで私自身の中で試してみたいことが増えていった。
・授業づくりについても具体例や実践例よりも、それぞれの先生方が感じていること、考えていることを沢山学ぶことができて、大変勉強になった。