10月20日(月)C23 学びを実感させる理科実習講座[天体観察]を開催しました。NPO法人星のソムリエ機構理事の甲田昌樹氏を講師に迎え、天体望遠鏡の仕組みや基本操作、観察方法、最新のおすすめ望遠鏡(スマート望遠鏡)やプラネタリウムアプリの活用などの研修を行いました。当日は雲の影響もあり、惑星や恒星の観察を実際に行うことができませんでしたが、プラネタリウム室で、受講生に実際に操作体験してもらい、授業への導入方法を検討しました。受講された先生方は、講義・実習を通して、天体観察の授業への導入や児童・生徒の宇宙に対する興味・関心を抱かせる授業の工夫について探究することができたものと思います。
〈受講者の感想〉
・学校での星空観察会やオンライン観察会にスマート望遠鏡を活用したいと考えており、「初心者でも気軽に天体観測ができる」と感じた。
・プラネタリウムを操作する機会があり、星の動きを見ることができ、地点によっての動き方の違いを理解することができた。
・天体望遠鏡の仕組みやセットの仕方を学び、天体観測の奥深さを改めて知ることができた。
・地学だけでなく様々な分野が融合していると感じており、学んだ内容を生徒に教える際に役立てたい。
・天体望遠鏡を実際に授業で活用することは難しいが、赤道儀の構造などを学習することで天体の見かけの運動について考えさせることができると感じた。
10月10日(金)に、標記の講座を開催いたしました。 県内の小・中学校及び特別支援学校の先生方計14名にご参加いただき、子供たちの思考を深める発問に焦点を当てた講義や演習を実施しました。受講者同士が活発に意見を交換し、体育の授業づくりについて理解を深める機会となりました。
【講座内容】
・講義・協議「良質な体育・保健体育授業を目指して」
・講義・演習「思考力を高める体育・保健体育科の授業づくり」
(講師) 東京国際大学 教授 今関 豊一 氏
【受講者の感想】
・思考力を中心とした授業展開については、ここまで深く考えて実践することがなかったのでとても勉強になりました。特に、生徒の考えや発言を綿密に予想して組み立てることや苦手な生徒が分かる学習課題の設定、指示など今まで行き届いていなかった部分に気づくことができました。今までは、配慮していたつもりで授業を行っていましたが、改めて授業づくりの重要性に気付かされました。また、よかれと思って設定していた抽象的な学習課題や発問に関しても、場面を想定した発問をするなど、生徒が自分ごととして思考できるものを準備することの重要性を感じることができました。
・私はこれまで、思考力を高める体育ができていなかったと感じました。具体的には、教師側から技の指定ややり方を教えているというのがこれまでの体育でした。しかし、今回の研修において、代表者の指導案をもとに思考力を高めるための発問・課題・体育の取り組ませ方・振り返りの方法を学び、少しではありますが、思考力を高めるための方法が見えてきたと感じました。中でも、発問一つで、児童が自発的に考え、体育に取り組めることと実践してからの振り返りの方法については自分でも実践できると感じたため、組み込んでいきたいと思います。
10月10日に標記講座を開催しました。
午前は、認定こども園白ゆり幼稚園様で、保育参観を行いました。
午後は、東海大学児童教育学部の寳來生志子准教授をお招きし、幼保小の架け橋プログラムについて、「みんなで伴走し、育てよう!青森の子どもたち~架け橋期の教育を考える~」と題してご講義いただき、その後、保育参観をもとに、園児の学びの姿について協議しました。保育者と小学校教員とが、幼児教育と小学校教育の学びのつながりについて理解を深める、貴重な機会となりました。
【講座の内容】
・保育参観~保育活動の実際~ 認定こども園白ゆり幼稚園
・講義・演習 幼保小の架け橋プログラム」について
「みんなで伴走し、育てよう!青森の子どもたち~架け橋期の教育を考える~」
講師 東海大学 児童教育学部
准教授 寳來 生志子 氏
・この研修で得た学びを、全職員で共有し、明日からの保育に活かしていきたいです。また、架け橋期の取組について、保育参観などの機会に保護者に向けて発信していけたらと思います。
・講義の中で「子供自身が興味関心を持っているとき、その子の持っている最大限の力が発揮される」というお話は、特別支援教育と共通していると感じました。幼・保・小が連携することで、スムーズに小学校生活に移行できることがよくわかりました。
・この研修を通して、子供の学びには安心できる場、自由に発言できる場、自分のありのままを表現できる場が必要で、子供自身が考え行動する力は、幼少期に身に付ける必要があると改めて感じました。
10月6日(月)標記講座を開催しました。25名の先生方が受講されました。
午前は、「主体的・対話的で深い学び」につながる授業デザインということでMicro-Teachingを行い、受講者同士での振り返りや授業者自身が意識した視点での振り返りを行い、深い学びにつながる授業づくりのポイントについて考えを深めました。
午後は、文教大学の阿野 幸一教授に講義をしていただきました。目的や場面、状況などの設定の大切さや、小・中での指導のポイント、評価の仕方、読むことの指導方法など、様々な内容についてお話をしていただきました。どの内容も実践へのヒントが詰まっており、現場ですぐに生かせることばかりでした。あっという間の3時間でした。
【講座の内容】
・「主体的・対話的で深い学び」につながる授業デザイン
青森県総合学校教育センター 指導主事 長谷川 紘一
・生徒のやる気を引き出し、英語力を伸ばす英語の授業づくり
文教大学 教授 阿野 幸一
【講座の様子】
【受講者の感想】※一部抜粋
・教師側の仕掛けがいかに大切かということを学んだので、もう一度自分の授業を見直してみたいと思いました。また、プラス評価をすることでやる気を引き出すことの重要性を学ぶことができました。最後に紹介していただいた音読法は、すぐにでも実践してみたいと思います。
・1日の講座を通して今後の英語授業づくりの参考になることばかりだったので、より教材研究を進めていきたいと思いました。
・Goalを見据えた授業の組み立て方やReadingの方法についてヒントを得ることができました。Readingの方法は早速実践しています。
・授業づくりの新しい方法や視点について学ぶことができました。新しいことを学ぶだけでなく自分が行っていることのねらいやポイントを再確認できたり、いろいろな年代の英語教員との交流を通して刺激をもらうことができました。
・日本人同士だから英語を使ってコミュニケーションする理由がないのではなく、英語を使って、普段聞くことができないことを聞き、仲間のことをよく知る機会にするという阿野先生のお話を聞いて、元気をいただきました。
10月10日(金)に標記講座を開催しました。小学校1名、高等学校4名、特別支援学校2名の計7名の先生方が受講され、Web会議システムを使ったオンライン授業の仕方、動画共有サービスやクラウドサービスの活用について学びました。
【講座の内容】
1.「個別最適な学びの実現」とオンライン授業
2.オンライン授業における著作権
3.Web会議システムを活用したオンライン授業
4.動画共有サービスを活用したオンライン授業
5.クラウドサービスを活用したオンライン授業
【講座の様子】
【受講者の感想】
・どこの学校にもいる不登校児童や緊急時のオンライン授業での対応の仕方がよくわかった。不登校児童に対して、オンライン授業はまだ実施していないが、学校でも少しずつできることに挑戦しようと思った。その方法がわかったので、どんどん動いていきたい。
・知りたいと思っていたことを知ることができました。今後オンライン授業を活用し、生徒個人に合った授業を行っていきたいと思います。
・オンライン授業の一通りのイメージを体験でき、とても勉強になりました。
・授業内容を1回で理解できない生徒や前時の振り返り、単元の振り返りなど動画の作成を通じた情報資産の作成に活用できたらと考えるに至りました。