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2021/04/16new

講座が始まりました。

| by サイト管理者

 4月12日(月)に開催された第1回初任者研修校長等連絡協議会(県立学校)及び初任者拠点校指導教員研修会(特別支援学校)の所長挨拶では次の話題を盛り込みました。
 教師として最も中心的な資質の育成として、子どもを慈しみ、真剣に子どもと向き合うことの大切さを踏まえながら、初任者を支援していく必要があること。
 加えて、日本経済新聞(4/8)Deep Insight村山恵一氏の記事から、今、企業の学習の場として「人材を丸抱えして自社のカラーに染め上げる手法は通用しない」という現状と「学びは年齢を超えたテーマになって」いること。時代は「新しい学び方に慣れ親しんだ世代が台頭し、『ここは学べる、自分を磨ける』と感じる会社でなければ選択肢からふるい落とされる」段階にあること。「わが社は若い人たちの学びのニーズを満たせているか」という視点で経営者が自己点検する必要があることなどを引用しながら、社会の中における教職を捉え直し、学校におけるOJTとセンターにおける研修の充実を両輪で進めていきたいことをお願いしたところです。
 次に4月15日(木)の初任者研修(県立学校・実習助手)の開講式において私から次の話題を中心に講話(15分)を行ったところです。
 Society5.0に至るまでの1.0から4.0のプロセスに触れ、特に縄文時代の戦争のない1万年という持続社会の存在を再確認したところです。
 その上で、「謙虚」と「独善」、「新鮮」と「惰性」の関係について、世阿弥の「離見の見」の考え方の実践を伝えるとともに『礼記』の中の「教学相長」(きょうがくあいちょうず)を引用し、人に教えてみて人に教えることの難しさを学ぶこと、すなわち教えることと学ぶことは一体であることを伝えました。
 最後に、スウェーデンの中学校社会の教科書から、ドロシー・ロー・ノルトの詩「子ども」を紹介したところです。


 批判ばかりされた子どもは 非難することをおぼえる。
 殴られて大きくなった子どもは 力にたよることをおぼえる。
 笑いものにされた子どもは ものを言わずにいることをおぼえる。
 ・・・・・(略)・・・・
 フェアープレーを経験した子どもは 公正をおぼえる
 友情を知る子どもは 親切をおぼえる
 安心を経験した子どもは 信頼をおぼえる
 可愛がられ抱きしめられた子どもは 世界中の愛情を感じとることをおぼえる


 初任者は全体の教職員に占める割合は約2%に過ぎません。しかし、新しい風を運んでくれる貴重な存在ですので、各学校におかれましては機に応じ本人自身に気づきを促すご指導ご支援をお願いしたいと思います。当センターにおいても「若い人の学びのニーズ」に応えるべく研修の充実を進めて参ります。


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