開催した講座の様子

2022年7月の記事一覧

C12中学校数学科教育講座[子どもの資質・能力を育む授業]

6月30日(木)C12中学校数学科教育講座[子どもの資質・能力を育む授業]を開催しました。15名の先生方が受講され、数学科の目標を達成するために、学習指導要領のポイントや授業改善の方策について理解し、数学科の指導観を深めることができました。また、「主体的・対話的で深い学び」の視点による授業実践から、効果的な授業改善の進め方や今後の授業実践に役立てる仕掛けのイメージを得ることができました。

【講座の内容】
1.講義・演習 「子どもの資質・能力を育む授業」
        (講 師)国立教育政策研究所
              教育課程調査官 水谷 尚人
2.発表・協議 「主体的・対話的で深い学び」の視点による授業実践
        (発表者)おいらせ町立百石中学校
              教諭 工藤 正也

 ・水谷調査官による講義      ・工藤教諭による発表
  
 
 ・受講者による協議
 
【受講者の感想】
・ただ数学ができる生徒を育てるのではなく、数学のおもしろさや数学的に考えることの良さを実感させ、日常生活の様々な課題について、数学的な見方・考え方を働かせて、問題解決に向かうことができる生徒を育てていきたい。
・主体的に学習に取り組む態度は授業で育成するものだということを意識して授業づくりに励みたい。
・問題を間違ったままで、それでも粘り強く取り組み続けている生徒がいたなら、その生徒をBに引き上げていくことが大切であることなど、今まで自分に足りていなかった視点を得ることができました。
・小学校との系統性のある授業展開を行うことで既習事項をもとに、自ら主体的に考えることができ、生徒から「なぜ、どうして」と考えさせる題材の発表であった。
・工藤先生の小・中・高のつながりを意識した授業の組み立てや、統合的に考えられる発展性をもった題材の提示など、生徒の思考を促す工夫を知ることができた。
・他地区の数学教師と一緒に協議することで、「主体的・対話的で深い学び」の実践について考えを深めることができた。

C05 主体的・対話的で深い学びを実現する国語科言語活動実践力アップ講座

6月30日(木)、7月1日(金)の2日間、主体的・対話的で深い学びを実現する国語科「言語活動」実践力アップ講座が開催されました。受講された先生は、2日間の研修でたくさんの言語活動に触れ、児童生徒に身に付けさせたい力に応じた言語活動の在り方について考え、授業改善の視点を広げることができました。また2日目は、講師にABA青森朝日放送の石塚絵里子アナウンサーをお招きし、言葉のもつ力に関して御講義いただきました。

 
 
【受講者の感想】
・演習で多くの言語活動に触れ、指導の可能性が広がった。今後の授業に取り入れていきたいと思う言語活動が多かった。
・プロのアナウンサーのお話を聞いて、本当に伝えたいことが伝わるように言葉を大事に書いたり話したりすることで、言葉は人の心を動かす大きな力になると感じた。
・小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の先生方のお話を伺うことができ、子供たちの学びをどうつなげていけばよいかという視点がもてた。

【講座内容】

1 講義(主体的・対話的で深い学びを実現する言語活動の実践)
2 講義(子どもの成長に応じた言語活動の実践)
3 演習(言語活動のモデルづくり[書くこと])
4 講義・演習(実生活で生きる言語能力)
5 演習(言語活動のモデルづくり[話すこと・聞くこと])

C18 高等学校理科研修講座[物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎]

☀6月24日(金) C18 高等学校理科研修講座[物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎]が開催されました。
「高等学校理科における基礎を付した科目や『科学と人間生活』において、必要な授業デザインや観察・実験の方法について、専門としない分野を担当した際にも取り入れやすい内容を扱い、授業実践について考えること」をねらいとして研修を行いました。

午前:観察・実験を取り入れた授業づくり ~ 物理基礎 生物基礎 ~

午後:観察・実験を取り入れた授業づくり ~ 化学基礎 地学基礎 ~

 

各分野の講義・実験の様子
 
講義・実験の様子①        講義・実験の様子②
 
講義・実験の様子③        講義・実験の様子④

受講者の感想
・観察・実験を中心にした授業を目指すにあたり、進度の確保と矛盾しない、負担軽減の観点から複数の実験・具体例を提示していただいたので、早速、現場に持ち帰って実践したいと思いました。

・これまでは普通に教えていた内容も、講座で教えていただいた実験を取り入れて授業を行うと生徒の興味関心をもっと高められると思いました。

  
【担当者から】
 講座運営にあたり、積極的に何かを吸収しようとする姿勢にこちらが刺激を受けました。業務が忙しい中、研修に参加してくださりありがとうございました。また、来年の講座に向けて実験や演示の数を増やしていきたいと思います。