9月14日(木),15日(金)に標記講座が開催され,県内の中学校,特別支援学校から12名の先生方が受講しました。
【講座の内容】
○1日目
1.講義「思考力・判断力・表現力等の育成を図る社会科の授業」
2.講義・演習「ICTを活用した社会科の授業」
3.発表「思考力・判断力・表現力等の育成を図る社会科の授業実践」
横浜町立横浜中学校 教諭 森 慶太
4.演習・協議「ICTを活用した社会科の授業づくり」
○2日目
1.講義・演習「主体的・対話的で深い学びの実現を目指す問題解決的な学習の在り方」
大妻女子大学 教授 澤井 陽介
【講座の様子】
【受講者の感想】
・単元の学習を進めて知識や獲得概念を蓄積させていくことを大切にしたい。
・ICTを活用した社会科の授業をどう構成したらよいか不安がありましたが,それが解消される講義・演習だった。
・「選択」と「共有」がある単元づくりを,主体性を育てるために取り入れたい。
・子供たちを動かして授業を作っていくという視点は特別支援教育でも一緒であると感じた。
・多くの先生方のご意見を聞きながら,自分自身が「学びの調整」をしながら課題に向かうことができました。
9月6日(水)、標記講座を開催しました。参加者は受講者が小学校4名、中学校4名、高校1名、特別支援学校1名、聴講者4名の合計12名でした。
「ヒヤリ・ハット事例から学ぶ保健管理・危機管理」と題し、女子栄養大学 教授 大沼 久美子先生から、令和の日本型学校教育の答申と養護教諭の関わり、養護教諭の職務の標準化の通知などをふまえて、今、養護教諭に必要な資質能力とは何かを、ヒヤリハット事例を通じて教えていただきました。
【研修内容】
講義・演習「ヒヤリ・ハット事例から学ぶ保健管理・危機管理」
女子栄養大学 教授 大沼 久美子 氏
【講座の様子】
【受講者の感想】
・事例検討のときに、他校の先生の事例を聞いてハッとしたことが多くありました。嘔吐処理やアレルギーについて、職員会議でさらっと流していたので、しっかり伝える必要があるなと感じました。また、自校の事例では、方策などをたくさんアドバイスしていただき、参考になりました。講義についても、令和の日本型教育や危機管理、アレルギーに関することについて、とても勉強になりました。
・個人情報保護が重要視される現代において、このように講習で多くのヒヤリハット事例を伺うことができたのはとても貴重な機会でした。ヒヤリハット事例には、多くの改善点が存在しており、それらを話し合い・共有し、そして講師の先生から有益な情報・アドバイスをいただくことができました。それらすべてを自分の経験のように落とし込み、同じように重大事案に繋げないよう生かしていきたいです。
9月20日(水)、今日から始める保護者対応研修講座が開催されました。受講者は小学校7名、中学校10名、高等学校7名、特別支援学校9名、研究員2名、聴講者9名、合計44名でした。1日を通じて「保護者とのより良い関係のつくり方」の講義・演習が行われ、保護者と教員がより良いパートナーとなるために何ができるか、また、共に問題を解決していくためにどのような対応が望ましいか知ることができました。講義の間には多くの演習の時間も設けられ、より具体的な保護者への働きかけの方法を学んだり、実際の事例から考えを深めたりしました。
【研修内容】
講義・演習「保護者とのより良い関係のつくり方」
明治大学 教授 諸富祥彦
【受講者の感想から】
・諸富先生のお話がわかりやすく、どのように保護者との信頼関係を作っていけば良いのか、時期や内容についても具体的に教えていただくことができて良かった。「リレーションだぞ!」や「いな運送だよ」など、心に残るキーワードがとてもわかりやすかった。
・保護者対応の難しさについて、改めて考えるよい機会となった。一言で「保護者」と言っても、それぞれの家庭環境や仕事の状況等が異なるので、様々な場合を想定した準備をしておくなど、自分自身の引き出しを多くもてるようにしておかなければならないと感じた。
・教師と保護者のお互いが横並びで対等な関係であること、パートナーであるという認識を持つことで問題が解決されることが沢山あると思いました。早速、学級懇談でパートナー宣言などをしていきたいと思います。
・保護者会の大切なポイント、信頼関係のポイント、事例の紹介など、すべてが具体的でとても分かりやすかったです。諸富先生の話が巧みでメリハリがあり、最後まで集中して聞くことができました。演習もあったことにより、話す側・聞く側の両方を体験でき、実践的な学びができたと感じています。
9月13日(水)に標記講座を開催しました。小学校や特別支援学校の先生方が受講され、プログラミングの授業づくりについて楽しく学びました。
【講座の内容】
1.講義「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方」
講師 弘前大学 教授 上之園 哲也先生
2.発表「自校におけるプログラミング教育」
発表者 つがる市立森田小学校 前多 昌顕先生
3.演習「プログラミングツールの演習」
【講座の様子】
【受講者の感想】
・プログラミング教育を通して、自分たちが意図する一連の活動を実現するために論理的に考えていく力を育成していることがわかりました。私達教員が教えようとしなくてもいいこと、一緒に楽しめばいいことをおっしゃっていただき、だいぶ安心しました。
・上之園先生の講義を聞きながらのプログラミング体験を通して、知識・技能を学びながら、その過程で、「こういうときはこうか?」「こうしたいときはどうしたら・・・?」「次は何だろう!」などと、試行錯誤や探求をしたり、期待したりしている自分に気が付いた。
・つべこべ言わずやってみようという前向きな気持ちになりました。
・カーリングの動画を見て、子どもたちが探求している姿を見ることができて、あのような授業をやってみたいと思った。また、特別支援に携わる者として、「初めてのこと、慣れないものはしでかす。しでかす期を乗り越えてからが勝負だ。失敗できるのは学校だけ。」という言葉が心に残った。
・簡単なところからスタートし、徐々に難しいものへと試してみることができ、とても勉強になりました。早速、子どもたちへ実践させてみようと思います。
・現在の学級での実践は難しい内容であったが、演習で考えながら作り上げていくことを通して、苦手意識のある児童にとっては、「成功体験」が大切であると感じました。演習では、様々な教材を紹介していただき、教材に向き合う時間を通して様々な気付きがあり有意義な時間でした。
・とてもわかりやすく役に立ちました。 楽しく受講できたので、また受講したいです。
9月19日(火)標記講座を開催しました。今年度はD02 総合的な探究の時間研修講座との合同開催で実施し、計30名の先生方が参加しました。単元デザインシートの演習を通して、探究型の学びのプロセスとルーブリックを活用した評価の手法について活発な意見交換が行われ、大変有意義な時間となりました。
【講座内容】
「探究する学習のデザイン」
「学習活動の設計と評価」
講師 東北学院大学文学部 教授 稲垣 忠 氏
【講座の様子】
【受講者の感想】
・単元デザインシートを生徒自身で作成させる取り組みもできるのではないかと感じました。課題研究のテーマ設定に生徒が苦労しているので、視覚的に捉えられるシートは非常に良いと思いました。
・探究学習の根本である自ら答えをつくり上げる学びと、その考え方を再度確認する機会になりました。現在、課題研究で建造物の文化財になる可能性がある建物の調査を行っており、調査研究を進めていくために単元デザインシートやルーブリックを活用したいと思いました。
・探究活動にはさまざまなスタイルがあるということ、また目標を定める時のポイントや、何を成果物にするかなど具体的にどうすればいいか知ることができました。演習では他教科の情報を得ることで、いろいろな視点からとても参考になりました。