5月26日(金)に11名の先生方が参加され、中学校進路指導担当者研修講座が開催されました。日程は以下の通りです。
午前 講義 「進路指導の考え方と進路指導主事の役割」
午後 講義・協議「自校における進路指導の課題と対策」
協議・演習「自校における進路指導の進め方」
意欲的に研修された先生方の評価やアンケートから、本講座を受講した目的が達成されたようです。以下は、アンケート記述の一部です。
・講座を通して、キャリアの視点に立って「生き方」指導を計画的に行っていかなければならないと痛感しました。進路が初めてということもあり、実務に追われる毎日ですが、入試関係や進路指導、出口指導などに偏ることなく、全教師を巻き込むマネジメントをしながら、子供たちの将来のことを一番考えていければと感じました。今日は貴重な研修になり勉強になりました。長内先生ありがとうございました。
・午前中の講義ではキャリア教育に関することがよくわかり、とても参考になりました。また、午後の協議においては他校の情報を知ることができたり、生かすことができそうなものもありました。演習についても、今後の進路業務をよりスムーズに進めることができそうになり、とても有効なものでした。受講目的は達成されました。ありがとうございました。
・講義の中でキャリア教育の視点で進路指導も考えなければならないというお話を聞き、高等部のない特別支援学校にとって、出口の指導だけが進路なのかと疑問に感じていたので、とても勉強になりました。また、中学校における高校受験に関する情報も聞くことができたので、とても参考になりました。
5月19日(金)、今日から始めるいじめ対策研修講座が開催されました。受講者は、小学校8名、中学校7名、高等学校11名、特別支援学校12名、研究員2名、聴講者3名、合計43名でした。はじめに「いじめについての認識と理解」の講義を聴き、いじめの現状やいじめへの組織的対応について理解を深めました。また、「いじめの理解といじめ防止のための取組」の講義・演習を通して、いじめの早期発見や未然防止の方法や効果的なアンケートの実施方法ついての理解も深めました。いじめが見えにくい要因を考えたり、アンケート結果から気になる児童生徒をピックアップしたりする演習では受講者の熱心な話し合いが見られました。
【研修内容】
講義「いじめについての認識と理解」
県教育庁学校教育課生徒指導支援グループ指導主事 山本 泰久
講義・演習「いじめの理解といじめ防止のための取組」
上越教育大学大学院教授、いじめ・生徒指導研究センター長 高橋 知己
【受講者の感想から】
・児童がいじめ被害にあわないようにするために、教職員の組織的な対応について考えることができました。また、ハートフルリーダーとして、今後の進め方を理解することができました。 いじめアンケートがどうあればいいのか、大変勉強になりました。
・いじめ事案に対する組織対応の体制づくり、未然防止の具体的取り組みについて学ぶことができました。今後、勤務校の実態に照らし合わせ、実践を積み重ねていきたいです。
・講義は、はじめにこれまでの経緯を含めた基本的ないじめについての理解からはじまり、その後取組についての講義と演習という流れのおかげで、より理解が深まりました。グループで話し合った際、ちょうど小学校、中学校、指導主事、スクールカウンセラーとそれぞれの視点からの話を聞くことができ、大変参考になりました。発達段階によっても大きく違うことが分かったので、今後もこのような機会があればぜひ講座に参加していきたいと感じました。
5月17日(水)標記講座を半日で開催しました。高・特の6名の先生方が受講され、IPアドレス等のネットワークに関する知識、ネットワーク構築演習、プリンタ等の資源の共有について学びました。
【講座の内容】
第1章 IPアドレスとネットワーク機器
第2章 PCのネットワーク設定
【受講者からの感想】
・実際に作業をしながら講義を受けることで、IPアドレスの役割やネットワーク設定についてよく理解できました。学校で新しいPCの設定もしなければならないので、今回学んだIPアドレスの設定や、プリンタとの接続についても役立てていければと思いました。
・LANケーブル加工作業も実施されたため、コツの学び直しができて助かりました。
・勤務している学校では、プリンタの設定をお願いされることが多く、分かっているような分かっていないような状態だったので、研修を受講して、設定のやり方を知ることができました。実際にIPアドレスやサブネットマスクの入力をして、設定ができたので学校でも出来るような気がします。
5月10日(水)、23日(火)に標記の講座が開催されました。
小学校と中学校で初めて特別支援学級や通級指導教室を担当する教員116名が受講しました。
「特別支援教育の基礎・基本」や「保護者との関係づくり」の講義では、特別支援教育に関する基本的な内容について学びました。「障害特性に応じた指導」では、講義や協議を通して、担当している障害種の指導について理解を深めている様子でした。通級コースでは、協議後、実際に小学校で通級指導を担当している教員を講師としてお招きし、講義をしていただきました。通級指導のポイントや教材・教具の紹介など、具体的なお話を聞くことができ、明日からの授業の参考となったという感想が聞かれました。
【受講者の感想】
・個別の支援計画と個別の指導計画の違いが分かりました。子供の実態把握に努めて、ニーズに合った自立活動を計画し、行っていきたいと思いました。
・自立活動が一人一人の子供にとって意味のあるものにするために、「障害による学習上・生活上の困難」をチームで検討し、発達の基盤を埋めていけるようにしたい。
・保護者とのより良い関係づくりのためには、受容と共感が大事であることが分かりました。態度、しぐさ、表情に気を付けて信頼関係を築いていきたいと思います。
・保護者の気持ちの背景を探ることが大切であるということが参考になりました。教師は保護者の思いを汲み取って信頼関係を結ぶことが求められていると感じました。
・実態把握・状況把握シート、課題分析シートを活用してみたいと思います。できている、もう少しでできそうだ、できていない、気になるところを細かく見て手立てを考える必要があるとわかりました。
・子供がとる行動は前段階に何か原因があることが分かりました。本人の特性以外にも教師側や周りの環境によっても反応が変わることが分かったので、子供のとる行動の裏側を考えられるようになりたいと思いました。
5月15日(月)標記講座を開催いたしました。
小・中・特別支援学校の先生方52名が受講され、実践発表や協議から、校内研修を活性化させるための手立てを考えました。
【講座の内容】
〇講義 研修主任の職務
〇実践発表
〇演習・協議 校内研修の実践・活性化
【受講者の感想】
・今年度、初めて研修主任になり、何をしたらよいのか、どんなことをどのようにすべきなのか全く分からない状態だったので、自分の役割とは何なのか、これからの校内研修をどのように運営していけばよいのかが分かりました。様々な先生方をつないだり伝えたりする役割と分かり、少し気持ちが楽になりました。分からないことを職場の先生方にもたくさん教えていただきながら、頑張って取り組んでいきたいと感じました。
・校内研修をやるだけではなく、課題を見つけ、少しずつでも改善していく努力が必要だと分かりました。研修主任1年目ですが、前年度の取り組みを参考にしながら、より充実させるために工夫していきたいです。
・ICTを活用することで、時間を生み出したり研究を深めたりすることができそうだと感じた。実際に活用するには、準備等の課題があるが、チャレンジすることで新たな学びが生まれたり、よさが見えたりしてくるのではないかと感じた。そして、その成果が必ず学校課題の解決や教員の資質向上につながっていくと思うので、校内の先生方の協力を得ながら校内研を進めていきたい。