9月22日(金)文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官 平田朝一氏を講師として、「指導と評価の一体化を目指す美術の授業」についての講義と協議・演習を行いました。
【講座の内容】
講義「指導と評価の一体化を目指す美術の授業」
協議・演習「指導と評価の一体化を目指す美術の授業づくり」
【講座の様子】
【受講者の感想】
・最近、指導案の細案を書く機会があったのですが、どの場面でどの観点を評価するのが適切なのか悩みました。資料には、評価する際の視点がわかりやすく書かれていたのでとても参考になりました。また、美術館や博物館との連携の例をお話しされていましたが、八戸市にも新しく美術館が完成し、学校連携プロジェクトに力を入れているところです。生徒たちにとって、普段学校ではできない本物を見たり触れたりする機会はかけがえのないものだと感じたので、学校や学年に協力を求めながら積極的に授業に取り入れていきたいと思います。
・美術を生活につなげていくことは、特別支援学校の学習全般に共通しており、改めて社会と関わる意識の大切さを感じた。また、学習指導要領に具体的な学習項目の表記がない理由を知り、美術の柔軟性を改めて捉え直すことができ、よかった。五感を活用した設定や面白いこととの出会いは、今後の授業において意識して設定したい。制作することに時間を要し、それが目的にすり替わる危険もありがちだが、活動を通して子どもたちが何を学ぶのかを常に考えながら指導にあたりたい。
9月26日(火)、27日(水)の2日間、標記講座を開催しました。高等学校、特別支援学校の10名の先生方が受講しました。
【講座の内容】
・1日目 講義・演習
プログラミング教育と環境構築
アルゴリズムと基本制御構文
応用的プログラム
・2日目 講義・演習
ライブラリとWebAPIの活用
事象のモデル化とシミュレーション
【講座の様子】
【受講者の感想】
・例示の仕方と生徒の取り組む内容、プログラムを工夫・改善させる方法などとても参考になりました。
・ColaboratoryやAnacondaを活用して基礎からPythonを学ぶことができ非常に参考になりました。
・生徒が主体的で対話的な学びをする上での事例を紹介して頂いたことから、この後すぐに授業で実践できる。
9月14日(木),15日(金)に標記講座が開催され,県内の中学校,特別支援学校から12名の先生方が受講しました。
【講座の内容】
○1日目
1.講義「思考力・判断力・表現力等の育成を図る社会科の授業」
2.講義・演習「ICTを活用した社会科の授業」
3.発表「思考力・判断力・表現力等の育成を図る社会科の授業実践」
横浜町立横浜中学校 教諭 森 慶太
4.演習・協議「ICTを活用した社会科の授業づくり」
○2日目
1.講義・演習「主体的・対話的で深い学びの実現を目指す問題解決的な学習の在り方」
大妻女子大学 教授 澤井 陽介
【講座の様子】
【受講者の感想】
・単元の学習を進めて知識や獲得概念を蓄積させていくことを大切にしたい。
・ICTを活用した社会科の授業をどう構成したらよいか不安がありましたが,それが解消される講義・演習だった。
・「選択」と「共有」がある単元づくりを,主体性を育てるために取り入れたい。
・子供たちを動かして授業を作っていくという視点は特別支援教育でも一緒であると感じた。
・多くの先生方のご意見を聞きながら,自分自身が「学びの調整」をしながら課題に向かうことができました。
9月6日(水)、標記講座を開催しました。参加者は受講者が小学校4名、中学校4名、高校1名、特別支援学校1名、聴講者4名の合計12名でした。
「ヒヤリ・ハット事例から学ぶ保健管理・危機管理」と題し、女子栄養大学 教授 大沼 久美子先生から、令和の日本型学校教育の答申と養護教諭の関わり、養護教諭の職務の標準化の通知などをふまえて、今、養護教諭に必要な資質能力とは何かを、ヒヤリハット事例を通じて教えていただきました。
【研修内容】
講義・演習「ヒヤリ・ハット事例から学ぶ保健管理・危機管理」
女子栄養大学 教授 大沼 久美子 氏
【講座の様子】
【受講者の感想】
・事例検討のときに、他校の先生の事例を聞いてハッとしたことが多くありました。嘔吐処理やアレルギーについて、職員会議でさらっと流していたので、しっかり伝える必要があるなと感じました。また、自校の事例では、方策などをたくさんアドバイスしていただき、参考になりました。講義についても、令和の日本型教育や危機管理、アレルギーに関することについて、とても勉強になりました。
・個人情報保護が重要視される現代において、このように講習で多くのヒヤリハット事例を伺うことができたのはとても貴重な機会でした。ヒヤリハット事例には、多くの改善点が存在しており、それらを話し合い・共有し、そして講師の先生から有益な情報・アドバイスをいただくことができました。それらすべてを自分の経験のように落とし込み、同じように重大事案に繋げないよう生かしていきたいです。
9月20日(水)、今日から始める保護者対応研修講座が開催されました。受講者は小学校7名、中学校10名、高等学校7名、特別支援学校9名、研究員2名、聴講者9名、合計44名でした。1日を通じて「保護者とのより良い関係のつくり方」の講義・演習が行われ、保護者と教員がより良いパートナーとなるために何ができるか、また、共に問題を解決していくためにどのような対応が望ましいか知ることができました。講義の間には多くの演習の時間も設けられ、より具体的な保護者への働きかけの方法を学んだり、実際の事例から考えを深めたりしました。
【研修内容】
講義・演習「保護者とのより良い関係のつくり方」
明治大学 教授 諸富祥彦
【受講者の感想から】
・諸富先生のお話がわかりやすく、どのように保護者との信頼関係を作っていけば良いのか、時期や内容についても具体的に教えていただくことができて良かった。「リレーションだぞ!」や「いな運送だよ」など、心に残るキーワードがとてもわかりやすかった。
・保護者対応の難しさについて、改めて考えるよい機会となった。一言で「保護者」と言っても、それぞれの家庭環境や仕事の状況等が異なるので、様々な場合を想定した準備をしておくなど、自分自身の引き出しを多くもてるようにしておかなければならないと感じた。
・教師と保護者のお互いが横並びで対等な関係であること、パートナーであるという認識を持つことで問題が解決されることが沢山あると思いました。早速、学級懇談でパートナー宣言などをしていきたいと思います。
・保護者会の大切なポイント、信頼関係のポイント、事例の紹介など、すべてが具体的でとても分かりやすかったです。諸富先生の話が巧みでメリハリがあり、最後まで集中して聞くことができました。演習もあったことにより、話す側・聞く側の両方を体験でき、実践的な学びができたと感じています。