開催した講座の様子

2022年6月の記事一覧

C17 中学校理科実験講座

 6月21日(火),22日(水)に中学校理科実験講座が集合形式で開催されました。8名の先生方が参加されました。以下に示した日程と内容で,情報交換や実験,観察など日頃の実践に生かすため,意欲的に研修に取り組んでいました。

 1日目 午前 講義「理科授業改善の視点」
     午後 講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫(3学年1分野の内容)」
 2日目 午前 講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫(1学年1分野の内容)」
     午後 
講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫(2学年2分野の内容)」

 
 
【受講者の感想】
・実験において、うまく実験を進められずに生徒に理解させることができなかった内容も今回の講座を通して、工夫の仕方で実験をうまく進められるということが分かりました。また、実験結果が教科書のようにならなくても、得られた結果をもとに更に考察させることが必要だと改めて実感した。今回の講座で学んだことを生かして、生徒と一緒に科学について考えていく教師になれるように、学び続けていきたいです。
・この講座の良いところは、普段なかなか見ることのない他社の教科書の実験・観察内容や、身近なものを生かした教材を紹介していただけることです。また、他の参加者の皆様も同じ理科教員であるため、日頃の悩みや実践方法について、意見交流ができることです。そういったことが今年度も経験できたので、明日からの教材研究に早速生かしたいと思います。
・全国調査や県学習状況調査の結果では青森県の生徒の実態を踏まえて、こんなところも教えなきゃいけないのかと再認識する場面が多くありました。また、このテストを授業でも触れて生徒の興味を引き出して授業していけたらなと思いました。 様々な教科書の実験を見て、このようにやればよいのかというような新しい発見ができて良かったです。これを現場で生徒に還元していきたいです。 本日はありがとうございました。

B10 道徳教育推進教師研修講座

 6月14日(火)~15日(水)の2日間、道徳教育推進教師研修講座が開催されました。受講された先生方は、「道徳教育のコーディネーター」となるための視点と、「道徳科の授業、各教科等での道徳のアドバイザー」となるための視点について理解を深め、自校の特色を生かした道徳教育に向けた実践力を磨くことができました。

 2日目の午前は、文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官 浅見 哲也氏による御講義が行われました。豊富な事例を基に道徳教育全体について御教授いただき、道徳教育の推進における大切なポイントを学ぶことができました。


【受講者の感想】
・道徳教育推進教師としてどんなことに取り組めばよいのか迷い悩んでいましたが、
受講後は、道徳教育や道徳科の大切さを改めて実感し、学校全体として取り組みたいこと、授業で取り組みたいことが明確になりました。
・浅見先生からは、「全教育活動を通じて行う道徳教育」と「道徳教育の要となる道徳科の授業」についてなど、自分自身の中で曖昧だった部分等を分かりやすくお話ししていただきました。「子供たちの未来への投資」という言葉をお聞きして、道徳教育の大切さを再確認しました。今後は授業に対する指導の意図をより明確にし、子供達の学びを深いものにできるよう実践を重ねていきたいです。
・演習では、自校の強みと弱みを基に、道徳教育推進教師としてどんなアプローチができるのかを考えることができました。 また同じグループの先生方とアイディアや考え方を共有することができ、具体的な取組プランを構想することができました。

C42 小学校外国語・外国語活動研修講座

6月14日(火)標記講座を開催しました。外国語を担当する小学校、中学校、特別支援学校の先生方が受講され、外国語の授業づくりや指導の在り方について学びました。
【講座の内容】
1 講義・演習「外国語・外国語活動の授業づくり」
2 講義・演習「外国語・外国語活動の指導の在り方」
【講座の様子】

【受講者の感想】
・今までの授業の仕方を振り返る良いきっかけとなりました。また、小学校で外国語を指導する意味や、そのためにどんな指導をしていくべきかがわかりました。さっそく試してみて、児童に合った指導法を考えていきたいと思います。また、今回の研修の内容を学校で先生方へも伝達していきたいと思います。
・2つの講義を通して、「伝える目的」の重要性を再確認することができた。英語は言語であって、記号ではないと感じた。
・今年度初めて外国語活動を担当することになり、今回の講座を受講しました。指導要領の内容から実際の授業場面における具体的な指導方法などを学ぶことができ、大変充実した内容でした。

D05 高等学校における道徳教育講座

613()に標記の講座が開催され、高等学校・特別支援学校高等部を合わせて56名の先生方が受講しました。小・中学校と違い、教科としての道徳がない高等学校において、どのように道徳教育を進めて行けばよいのか理解を深めることができた様子でした。

【講座の内容】

  講義「高等学校における道徳教育の推進」

  講義「小・中学校における道徳教育の実際」

  発表「本校の道徳教育」

  演習・協議「自校の特色を活かした道徳教育の展開に向けて」

 
 

【受講者の感想】

・普段、道徳教育についてあまり考えていなかったので、講義を聞いてイメージをもつことができた。小中学校の取り組みを見て、ここまで熱心に行っているのだということに気づかされた。高校では教科化されてはいないが、しっかりと受け継いで学校教育の中に位置づけなければいけないと感じた。

・授業やホームルーム活動、清掃など日常の学校生活の中で生徒の道徳性を高めるチャンスはいくらでもあるのだと感じた。日常生活や学校行事の中で道徳性を深化させ、個や集団の成長に繋げたいと思った。

・学習指導要領の中でしっかりと謳われおり、授業、ホームルーム活動、学校行事などで目的をもった生徒の資質・能力の育成に取り組んでいかなければいけないと改めて思った。学校行事の振り返りシートや「トリセツ」など、自分自身の振り返りとしても非常に有用であり、是非活用したい。

・学校行事自体やその振り返りに、道徳的視点を取り入れる実践例が多く、とても参考になった。新たなものを創り出すのではなく、実際にできそうなものに落とし込むという感覚は、とても現実的だし、すぐに活用できそうだと感じた。

・これまで、学校における道徳教育はホームルーム活動などの担任が中心となって行うものという考えがあったが、学校行事や普段の授業など、学校におけるあらゆる出来事を道徳教育として活用できるチャンスがある事に気がついた。また、そのチャンスを活用するためには、ホームルーム担任の力だけでなく、行事を担当する各分掌と連携し、全校的に道徳教育に関する取り組みを行っていくことで、普段の生活から当たり前に考える習慣を付ける事が可能ではないかと感じた。

・道徳教育は教師側が意識していれば、学校行事や教科など様々な機会を捉えて行うことができる。全教員で取り組むことの必要性と、教員が取り組みやすいような振り返りシートなどの工夫をしていかなければならないと思った。

C49 産業教育指導者講座(前期)

 6月10日(金)標記講座を開催しました。県立学校の農業・工業・商業の先生方17名が受講され、青森県産業の現状と展望について2事業所の方から講義を受け、実際に所内を視察させていただきました。

【講座内容】 青森県産業の現状と展望(講義・視察)
   午前 ブナコ株式会社 代表取締役 倉田 昌直 氏 
   午後 地方独立行政法人 青森県産業技術センター 
       技術支援部 総括研究管理員 伊藤 健 氏 

【講座の様子】

  
【受講者の感想】
 ・ブランド力のつけ方、マーケティングやPRなど企業や研究所が工夫している点を学ぶことができた。学校では指導が難しい企業ならではの部分は、やはり講演や見学が必要だと感じた。
 ・地元を活性化させながら海外進出をし、有名にしていくのは理想だと感じた。生徒にグローバルな視点を持たせながら、故郷を愛し、活躍していってもらうために具体的な事例として活用させてもらい、日々の実践に生かしていきたい。
 ・今までの考え方や発想の転換を行うことにより、様々な角度からものを見られるようになることを再認識させられた。また、青森と東京、外国との距離感についても考え方が変わった。