開催した講座の様子

令和4年度 8月

D32 小学校プログラミング教育研修講座

825日(木)に標記講座を開催しました。小学校や特別支援学校の先生方が受講され、プログラミングの授業づくりについて学びました。

【講座の内容】

1.講義「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方」

  講師 国立大学法人電気通信大学 准教授 高木 正則先生

2.発表「自校におけるプログラミング教育」

  発表者 六ヶ所村立千歳平小学校 横濵 和也先生

3.演習「プログラミングツールの演習」

【講座の様子】

 

 
   

【受講者の感想】

・この講義を聴く前までは、プログラミング教育に全く自信がない、しかし、目の前にいる児童達にやらなければいけないという葛藤がありました。実際に講義を受けて、自分自身が楽しみながら行うことが大事ということをおっしゃっておりました。教材の紹介もあったので、すぐに取り入れて児童達にも楽しみながら学ぶ環境を作りたいと感じました。

・発表者の方が、大変謙虚な方で、私と同じ目線に立ってくれているようなお話で、やってみようという気持ちになった。まずは、今回学んだ教材を時間があるときにいじることからやっていこうと思う。

・演習の時間が足りなく感じるほど、大変内容が盛り沢山であったが、その分、実際にビスケットやスクラッチ、マイクロビットに触れながら演習を通して学ぶことができたことが、この演習の一番の収穫であった。また、様々なプログラミングコンテンツ等を知ることができたので、自校でも紹介して活用を図っていきたい。

・講座の目標である、プログラミング教育への理解と、技能・指導力の向上に大いに結びついた。昨年度に引き続き、本研修講座に参加したが、自分自身を更にアップデートできる内容だったことに大変満足している。特に、プログラミングツールの演習については、時間の都合で急ぎ足な所もあったので、もっと時間が欲しいと感じた。次年度の希望としては、講義よりも演習の時間を更に長く設定していただけたらと思う。

・自分の未熟さ故に、講義や演習の成果を十分にものにできたかは分からないが、少なくとも受講前よりもICT、プログラミング教育の取り組みに対する危機感を強めるとともに、自分の知識・スキルともに高まったと思う。率直に、もっと学びたい。ありがとうございました。


B02 教頭研修講座

 8月29日(月)に教頭研修講座(後期)が開催されました。午前は「学校組織におけるマネジメント」と題しての講義、午後は「戦略マップ」という3年間を見通したマネジメントプランニングを作成しての協議・発表を行い、研修内容を深めることができました。

【研修内容】
 講義・演習・協議「学校組織を活性化させるためのマネジメント」
 (講師)兵庫教育大学大学院 特任教授 浅野良一

  

【受講者の感想】
・本校の実態に応じたマネジメントのイメージを持つことができた。
・目指す生徒像・学校像を明確にし、校長のリーダ―シップの下、教職員が情報を共有して取り組むことが大事であると感じた。
・自校の弱みと強みを日頃から頭の中で整理しておくように努めることが、学校をマネジメントしていく立場の者として大切だと強く心に刻むことができた。




B03 県立学校事務長研修講座

8月29日(月)県立学校事務長研修講座(後期)が開催され、県立学校の事務長9名が受講しました。事務長の職務と役割についての講義を聞き、学校事務室経営について協議を行いました。各学校の状況を共有することで、諸課題への解決へ向けた方策を探られた様子でした。
【研修内容】
講義「事務長の職務と役割について」
  講師  県立三本木高等学校 事務長 齋藤 慶仁
協議「学校事務室経営について」
  助言者 県立三本木高等学校 事務長 齋藤 慶仁
  助言者 県立七戸養護学校  事務長 工藤 東輔

 

【受講者の感想】

・先輩事務長が心がけていることや実践していることを聞くことができ、大変参考になった。

・日頃話せないこともこの講座で情報交換することにより、事務長職としてどうあるべきかが少し見えてきた。

・各校の事務長の考え方や事務室内、学校内のより良い環境づくりや雰囲気づくりを聞き、今後の参考にしたい。

B09校内研修担当者研修講座(後期)

8月19日(金)標記講座を開催しました。
甲南女子大学村川雅弘教授を講師に招いて、講義・演習を行いました。
校内研修でのワークショップ型の協議会のもち方やグルーピングの仕方などの
具体的な研修方法や、カリキュラムマネジメントの視点で校内研修を見直し、
次年度の計画を作成していく方法など、校内研修を活性化するための多くの方法を学びました。
【講座の内容】
 講義・演習「カリキュラムマネジメントと校内研修」
 演習・協議「校内研修プランの見直し」
   
   
【受講者の感想】
・今日の講義を受けて、受容的な関係があるからこそ主体的、対話的で深い学びを育成していくことができると改めて学ぶことができました。そのためには、横断的な視点で教科を見直し、組織的に配列していく必要があることも再確認できました。学級でも校内研修でもワークショップ型のいろいろな方法を使って、再度挑戦していきたいと思いました。
・教員の意識が変わる校内研修を実施していかなければならないと改めて感じました。そして、生徒の好ましい成長のためには教員の学ぶ力が必要であり、これからも私だけでなく教員全員がやりたいと思えるような研修を計画・実施してきたいと思いました。特に、生徒を校内研修に巻き込む実践を取り入れてみたいと思いました。
・冒頭の「カリキュラム・マネジメントとは目標と方法のベクトルを揃えることである」という言葉が非常に印象に残り、頭がスッキリしました。校内研修を進めるに当たってたくさんのアイディアを頂き、お話をききながらやってみたいことがたくさん出てきました。様々なことにトライし、自分自身でKPT法等を用いて振り返ってみたいと思います。

C20 学びを実感させる高等学校理科研修講座[化学]

 8月23日(火)と24日(水)の2日間、C20 学びを実感させる高等学校理科実験講座[化学]が開催され、5名の先生方が受講しました。
 生徒の興味・関心を引き出すための演示実験や思考力・判断力・表現力等を高める効果的な実験等を通して、学校現場での活用方法を模索し、授業力の向上を図りました。
1日目:理科の見方・考え方を働かせる授業デザイン
    身近な素材を用いた実験とその教材開発
2日目:単元を貫く観察・実験を取り入れた授業づくり
    思考力・判断力・表現力等を引き出す実践とその工夫

 
 
【受講者の感想】
・指導要領解説の観察、実験の一覧から今までできていなかった単元が分かり、機会があれば取り組んでみようと思った。実験においてGoogleを用いた個別学習、協働学習ができることが分かったので、学校の環境が整ったら利用したい。粒子とすき間の実験は、密度の理解、粒子の大きさ、水素結合を学べるため、3年文系の生徒でも大変有用だと思った。コロイドの性質では、モル濃度の違いで沈殿、正、負コロイドの粒子の大きさ等の違いを簡単に実感できるため、まずは演示で生徒の反応を見てみたい。さらに凝析もできるのなら続けてやって、印象付けたい。
・牛乳と墨汁を用いてブラウン運動を観察した。墨汁ではなかなかブラウン運動を見つけることが出来なかったが、最終的には何を見つけると正解なのかがわかったので、授業でも実施する自信がついた。エントロピーシュミレータについては、そのねらい、考察を自分自身が今後さらに勉強し理解しなければいけないと感じた。醤油を用いた沈殿滴定では、滴定の操作の再確認や、色の微妙な変化の確認ができて良かった。糖類の実験で、反応を実際に目で確かめることの重要性と楽しさを実感できた。
・日々、時間や手間をかけずに簡単にできる実験をやっていますが、単元によって実験を多くできるところとあまりできないところがあるので、今回の講座で学んだものを1つずつ実践していきたいと思いました。ありがとうございました。

C31見方や感じ方を深める美術科教育講座[鑑賞]

8月18日(木)、標記講座を開催しました。
午後は、文化財活用センターの「ぶんかつアウトリーチプログラム」による高精細複製品を使用した鑑賞を行いました。
【講座の内容】
講義・演習「意味や価値をつくりだす鑑賞の学習」
演習「見方や感じ方を深める美術鑑賞の学び」


・私自身、見方や感じ方を広げたり深めたりすることができました。 本日学んだことを、ねらいをしっかりもって授業実践に活かしたいと思います。
・実際にプロである小島先生の鑑賞の授業を体験できたことは非常に有意義でした。特に発問の仕方が勉強になりました。
・レプリカとはいえ、美術品を使った授業が、とても良いということを実感できました。

C29鑑賞の学びを考える!小学校図工・音楽科講座

8月18日(木)~19日(金)の2日間、標記講座を開催しました。
1日目(図工)は、ぶんかつアウトリーチプログラムの演習、2日目(音楽)は、武蔵野音楽大学講師 山崎正彦氏を講師として、講義・演習等を行いました。
【講座の内容】
1日目:講義・演習「意味や価値をつくりだす鑑賞の学習」
    演習「見方や感じ方を深める美術鑑賞の学び」
2日目:講義・演習「感性を育むこれからの資質・能力」
    講義・演習「鑑賞から広がるこれからの学び」
    協議・演習「資質・能力を育む鑑賞の授業づくりについて」
【受講者の感想】
・文化財活用センターの小島さんの演習では、「焔」の絵画の鑑賞を通して、発問の仕方がとても勉強になりました。
・音楽の山﨑先生の講義では「音楽鑑賞と音楽鑑賞指導は違う」という基本的なことから、書くだけでなく身体表現など様々な鑑賞の仕方があることなど、たくさんのことを学ぶことができました。
・図工、音楽ともに、様々な鑑賞の仕方を体験することで、児童に合わせた鑑賞活動を考え直すきっかけとなり、大変勉強になりました。

センターセミナーⅡ「子どもと教師の未来を拓く総合戦略」

 令和4年8月20日(土)に、甲南女子大学教授の村川雅弘氏をお招きして、センターセミナーⅡ「子どもと教師の未来を拓く総合戦略」を開催いたしました。県内各地の市町村から、教育関係者だけでなく大学生も含む60名の参加となりました。
 セミナーでは、村川教授から「主体的・対話的で深い学び」による授業づくりや学級づくりのポイント、カリキュラムマネジメントの3側面をもとに研修に活用できる具体的な事例について詳しく紹介していただきました。セミナー後のアンケートからは、今後の実践について意欲的に書かれている内容が多く寄せられました。

【参加者の声】
・校内研修や教育課程、指導案の検討等に様々な種類のワークショップ型研修で行うこ
 とがとても有効であると感じました。また、ワークショップ型研修に生徒を入れる研 
 修はとても斬新であり、生徒の視点でも意見をもらえるので、とてもよい方法だと思
 いました。とても勉強になりました。ありがとうございました。
・充実した研修となりました。特に後半の校内研修の在り方については、多くのことを
 学ぶことができました。前任校では、指導案拡大シート、マトリクスシート、概念化
 シートの3つをグループごとに分けて担当し、一つの授業で3つの視点から分析する
 取組をしていました。今回のセミナーの内容を勉強していれば、もっとその意味や効
 果が分かったのにと、もったいない思いがしました。今回の内容をさらに生かしてい
 ければと思います。この度はありがとうございました。
・授業者自身が分析を言語化したり、子どもも研究授業を参観したりするのも、授業を
 変えていくためには有効だと感じました。子どもにどんな力を付けるために、どんな
 授業を行っていくのか、学級のカリマネや自己の学びのカリマネを行いながら、進め
 ていけたらと思いました。大変勉強になりました。ありがとうございました。

D19 特別支援教育におけるICT活用「基礎・基本」研修講座

 8月24日(木)標記講座を開催しました。
 小学校、中学校、特別支援学校の先生方が受講しました。
 東北福祉大学 教育学部 杉浦 徹 准教授を講師として、「特別支援教育におけるICT活用について~基本的な考え方と実践で大事にしたいこと~」というテーマの下、講義・演習を行いました。講義では、ICTを使う目的や授業に取り入り入れる際の留意点などについて、分かりやすく教えていただきました。演習では、タブレット端末や教材を用いて行い、基本的な使い方を知ったほか、アナログの良さも再確認できました。
 午後は、特別支援学校の2人の先生の実践発表と演習を行いました。これまでの自身の指導を振り返るとともに、これからの指導にどう活かすか、アイディアやヒントを見付けることができました。

 
 

【受講者の感想】
・基本的な特別支援教育の在り方、考え方がとても勉強になった。
・生徒のためにICTを活用するという意識をもって、アナログと上手に組み合わせて取り入れていけばよいのだと改めて思った。
・ICTを活用するうえで、まずは実際の物に触れて学習するものの概念を味わってからアプリを効果的に利用し、障害のスキマを埋めることが大事であることを学んだ。
・ICTの活用が目的にならないよう、本来のねらいに応じて、アナログとICTを併用しながら、実践していきたい。
・「生徒も、先生も楽しいICT活用を」という最後の言葉にグッときた。私も楽しみながら活用していきたいと思った。

C16 小・中学校理科授業づくり講座

8月18日(木)~19日(金)の2日間、標記講座を開催しました。
1日目は、理科の授業改善についての講義、実験から始まり、2日間かけて問題解決の力を育む授業づくりに取り組みました。単元の構想、評価規準の作成等、実践的な内容の研修となりました。
【講座の内容】
1日目
講義「理科の授業改善の視点」
講義・実験「問題解決の力を育む観察、実験」
演習「問題解決の力を育む授業づくり(評価計画と単元構想)」
2日目
演習「問題解決の力を育む授業づくり(評価計画)」
協議「問題解決の力を育む授業の在り方」
【受講した先生方の感想】
・授業計画や単元計画についてじっくり考えることができ、大変有意義な時間となりま 
 した。
・学習状況調査の結果から、現在子供たちに求められている力や、これからの課題につ
 いて学ぶことができました。
・全国学力テストの結果の分析があまりできていなかったので、しっかり分析し、普段 
 の指導の改善につなげなければいけないという危機感をもつ機会となりました。
・粒子領域の実験を行い、自分でも「すごい」「どうしてだろう」と考えながら取り組
 むことができました。
・活用場面を位置付けた計画を立案することで、これまでと違う指導観で理科を見るこ
 とができるようになりました。
・単元の目標や評価規準について、指導要領を参考に作ったことがなかったので、作り
 方を学ぶことができてとても勉強になりました。
・協議では、新しい視点のアドバイスをいただきました。その方法は、子供がより主体
 的に学習に取り組むことができるもので、私にはない発想だったので、大変勉強にな
 りました。