開催した講座の様子

令和4年度 6月

D18 自立活動研修講座

 6月23日(木)、標記講座を開催しました。
 小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の先生方が受講しました。
 独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所 主任研究員 北川 貴章 氏 を講師として「自立活動の指導の基本的理解」というテーマの下、講義・演習を行いました。演習を通して、児童生徒の実態把握の進め方について体験的に学ぶとともに、実践のポイントについて分かりやすく教えていただきました。
 また、午後の協議「自立活動の指導の充実に向けて」では、グループに分かれ、児童生徒の指導の経過や指導上の課題(悩んでいることなど)について、情報を共有し、対応策を検討することで、日頃の実践を振り返る機会となりました。

  

【受講者の感想】
・法律のことから、これまでの自立活動の歴史など、初めて知ることばかりでした。今、自分が担当してる業務の背景を知ることで、これからの自分の学びの方向性が確認できました。
・カード整理法を用いた演習は、子供の実態の整理や課題を明確にするのに大変有効な方法だと思いました。校内研究等で活用したいと思いました。
・他の受講者の方の悩みや実践を知ることができてよかったです。また、協議で、自分の実践について意見やアイディアをいただけたので、これからの実践に役立てていきたいです。

D31 Netcommons活用講座

  6月21日(火)、22日(水)標記講座が開催されました。11名の先生方が参加し、1日目はNetcommons2を用いた基本のページ作成と管理設定画面について、2日目は複数人での運営を想定した権限設定やルーム作成、FTP転送について演習を行いました。
 受講された先生方は、校内のWebページ運用についての具体的なイメージを持つことができた様子でした。
         
 
【受講者の感想】
 ・おそらくNetCommonsを活用したホームページを本校では作成していくことになると思うので、今回の講座で学んだ知識や技術を生かしたい。また、他の教員と情報共有を行う。
 ・ウェブページの構造について、方針が見えてきたように思います。今回の研修を活かして、本校のウェブページを整理、改善していきたいと思います。
 ・本校の実際のページは思い切って手直ししづらいため、仮想のウェブページを操作できたのはとても良い経験となりました。今後も、このような機会をいただけると助かります。ありがとうございました。

C45 高等学校英語科言語活動実践講座

6月21日(火)、22日(水)、高等学校英語科言語活動実践講座を開催しました。言語活動を中心とした授業デザイン構築の可能性について、演習・協議を通して、より実践的な視点で理解を深めることができました。
【1日目】 
「生徒の英語運用能力を育成する言語活動の実際~授業デザイン、ICT活用、指導と評価の一体化~」
 講師:県教育庁学校教育課 指導主事 伴 一聡
    県立青森高等学校  教諭 當麻 進仁
【2日目】
「言語活動を取り入れた授業デザインの構築」 
 講師:1日目と同じ

  
【受講者の感想】
・実際に生徒役になることで、今まで見えていなかった部分がクリアになった。また、時間設定の大切さを学ぶことができた。
・指導と評価の一体化を図る上で、判断する基準やタイミングについて深く知ることができた。
・教員の適切な介入が、生徒のパフォーマンスに大きな影響を与えることを知った。
・「生徒が目的を達成した姿」をイメージできないと、評価の観点を考えるのは難しいとわかった。
・授業の構成によって、活動の目的や意義が変わってくるので、生徒の実態を考慮して授業デザインしていきたい。何を目的にその活動をするのか、常に考えていきたい。
・評価に関して、教員が適切な生徒観を持つことと、「生徒にどうなってほしいか」をイメージできるかどうかが大事になってくると感じた。
・楽しく英語を学ぶことについて改めて考えさせられた。
・生徒役を体験して、「できるかな」という不安が、「できた」ときのうれしさに変わる喜びを、自分の生徒にも実感してもらえるような授業設計が大切だと感じた。
・各活動が有機的につながる授業設計をすることで、無理なく生徒の力を伸ばしていけると思う。

C17 中学校理科実験講座

 6月21日(火),22日(水)に中学校理科実験講座が集合形式で開催されました。8名の先生方が参加されました。以下に示した日程と内容で,情報交換や実験,観察など日頃の実践に生かすため,意欲的に研修に取り組んでいました。

 1日目 午前 講義「理科授業改善の視点」
     午後 講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫(3学年1分野の内容)」
 2日目 午前 講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫(1学年1分野の内容)」
     午後 
講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫(2学年2分野の内容)」

 
 
【受講者の感想】
・実験において、うまく実験を進められずに生徒に理解させることができなかった内容も今回の講座を通して、工夫の仕方で実験をうまく進められるということが分かりました。また、実験結果が教科書のようにならなくても、得られた結果をもとに更に考察させることが必要だと改めて実感した。今回の講座で学んだことを生かして、生徒と一緒に科学について考えていく教師になれるように、学び続けていきたいです。
・この講座の良いところは、普段なかなか見ることのない他社の教科書の実験・観察内容や、身近なものを生かした教材を紹介していただけることです。また、他の参加者の皆様も同じ理科教員であるため、日頃の悩みや実践方法について、意見交流ができることです。そういったことが今年度も経験できたので、明日からの教材研究に早速生かしたいと思います。
・全国調査や県学習状況調査の結果では青森県の生徒の実態を踏まえて、こんなところも教えなきゃいけないのかと再認識する場面が多くありました。また、このテストを授業でも触れて生徒の興味を引き出して授業していけたらなと思いました。 様々な教科書の実験を見て、このようにやればよいのかというような新しい発見ができて良かったです。これを現場で生徒に還元していきたいです。 本日はありがとうございました。

B10 道徳教育推進教師研修講座

 6月14日(火)~15日(水)の2日間、道徳教育推進教師研修講座が開催されました。受講された先生方は、「道徳教育のコーディネーター」となるための視点と、「道徳科の授業、各教科等での道徳のアドバイザー」となるための視点について理解を深め、自校の特色を生かした道徳教育に向けた実践力を磨くことができました。

 2日目の午前は、文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官 浅見 哲也氏による御講義が行われました。豊富な事例を基に道徳教育全体について御教授いただき、道徳教育の推進における大切なポイントを学ぶことができました。


【受講者の感想】
・道徳教育推進教師としてどんなことに取り組めばよいのか迷い悩んでいましたが、
受講後は、道徳教育や道徳科の大切さを改めて実感し、学校全体として取り組みたいこと、授業で取り組みたいことが明確になりました。
・浅見先生からは、「全教育活動を通じて行う道徳教育」と「道徳教育の要となる道徳科の授業」についてなど、自分自身の中で曖昧だった部分等を分かりやすくお話ししていただきました。「子供たちの未来への投資」という言葉をお聞きして、道徳教育の大切さを再確認しました。今後は授業に対する指導の意図をより明確にし、子供達の学びを深いものにできるよう実践を重ねていきたいです。
・演習では、自校の強みと弱みを基に、道徳教育推進教師としてどんなアプローチができるのかを考えることができました。 また同じグループの先生方とアイディアや考え方を共有することができ、具体的な取組プランを構想することができました。