午前は、文部科学省初等中等教育局 教科調査官 飯塚秀彦 氏による「高等学校における道徳教育の推進」と題しての講義、午後は、「道徳教育の推進に向けて」の演習・協議を行いました。小・中学校と違い、教科としての道徳がない高等学校においてどのように道徳教育を進めて行けば良いのか理解を深められた様子でした。
【受講者の感想】
・高等学校での道徳教育は「在り方・生き方」の指導ということで、普段の実習や生徒会活
動、部活動指導で行っていることなので今後も継続し、よく見直しを行い、少しずつ新し
いことにも挑戦していきたい。
・カリキュラムの中に、「道徳教育」を入れ、つなげる工夫として、「年間指導計画の中に入
れてもらうこと」や体験学習の事後学習の中に感想だけでなく、「話し合い」を入れること
などが来年度に向けて生かせそうです。
・HR活動や各教科でどのように道徳教育を取り入れていくかの実践を研修することがで
きた。我々教員が「身につけたい道徳性」を意識しながら教育活動を行うことにより、様々
な場面で道徳教育を実践できることが分かった。
・学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の意義や道徳教育推進教師を中心に全教
師による協力体制の充実につながる大変有意義な内容の研修会であった。より具体的
な実践に結びつけるために道徳教育全体計画から高等学校における道徳教育「年間計
画」の策定の仕方や実践事例について学ぶ機会があると嬉しい。
・大々的に新しいことを計画・実行するのではなく、現在行っている行事や取り組みに「ちょ
い足し」をするという発想が、現実的で良かった。まずは校訓を改めて見返し、求める生
徒像を教員間で共有して、生徒の実情や時宜にあった取り組みをしていきたい。