9月27日(火)、28日(水)の2日間、標記講座を開催しました。
高等学校、特別支援学校の14名の先生方が受講されました。
プログラム実行環境の構築が必要ないGoogle Colaboratoryとプログラム実行環境がパッケージ化されたAnacondaを利用して、プログラム言語Pythonを利用したプログラミングを授業で行うための演習を中心に行いました。
【講座の内容】
1 プログラミング教育について
2 Pythonプログラミング開発環境
3 プログラミング
4 事象のモデル化とシミュレーション
【講座の様子】

【受講者の感想】
・プログラミングの指導法のみならず、情報Ⅰの指導内容について理解できた。
・今回の研修を通して、言語を覚えるということよりも、プログラミングをどんなことに活用していくことができるのか考えることが大切だということがわかりました。
・生徒が興味を持ち、自主的に学んでいけるような授業展開をしていけるように自分自身も教材研究に励んでいきたいと思います。
9月21日(水)、標記講座を開催しました。
文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官 平田朝一氏を講師として、「指導と
評価の一体化を目指す美術の授業」についての講義と協議・演習を行いました。
【講座の内容】
講義「指導と評価の一体化を目指す美術の授業」
協議・演習「指導と評価の一体化を目指す美術の授業づくり」
【受講者の感想】
・平田調査官の実践を交えたお話を聞いて、より美術の指導要領について理解を深めることができました。
・受講して、美術の指導要領についての理解を深めることができた。また、鑑賞やiPadを使ったデザインの演習では、実際に体験し、これからの美術の学びについて深く考えることができた。
・鑑賞、意見交換から主題の生成への流れが自然に移り変わっていって、とても参考になりました。鑑賞で色々な意見を聞けたことも興味深く面白かったです。ICTは難しかったですが、体験できて良かったです。
9月20日(火)標記講座を開催しました。中学校、特別支援学校の先生方が受講され、本県の中学校英語教育における課題や小中連携した英語教育の在り方について学びました。
【講座の内容】
1 講義・演習「中学校英語における課題と改善の方向性」
2 講義・演習「中学校英語教師に求められる役割」
(講師)東京家政大学 教授 太田 洋
【講座の様子】

【受講者の感想】
・繰り返し既習事項を使って、生徒のアウトプット活動を高めていくこと、そして、reading における3つの理解の仕方を心得ておいた上で、reading の指導をしていくことが大切だと思いました。大きな収穫がありました。本当にありがとうございました。
・小学校で学んできたものを活かして指導できるように、小学校の教科書に目を通すことや、生徒に聞いて確認しながら授業を進めていくことの大切さを学びました。
・入試問題や学力状況調査の正答率から、普段の授業を見直すことができました。また、授業準備を軽減し、生徒に英語力をつけさせるためにはどのようにICTを活用すれば良いか、多くのヒントを得ることができました。
9月20日(火)標記講座を開催しました。産業教育を担当している19名の先生方が参加し、単元デザインシートの作成を通して探究型の学びの展開とルーブリックを活用した評価の手法について理解を深めた様子でした。
【講座内容】
「探究する学習のデザイン」
「学習活動の設計と評価」
講師 東北学院大学文学部 教授 稲垣 忠 氏
【講座の様子】
【受講者の感想】
・課題研究も目的思考がなくては作業で終わって深い学びには繋がらない。目的と計画を示すことにより、生徒も具体的なテーマと研究手法を考え、教師も評価がしやすくなる。今後、各教科にこの考えを取り入れ、新しい観点から指導方法を研究し、評価と授業改善を繰り返していきたいと思いました。
・身に付けさせたい力を明確にするために、デザインシートは授業の組み立てに有効であった。カードがあることで大枠で構成を考えられ、使用していないカードを使って違う展開を考えることもできる。学習や評価においても、可視化、言語化する大切さも学んだ。多くの話題や資料の提供もあり大変有意義な研修であった。
・目的意識が非常に重要であること、課題→収集→編集→発信→評価の重要性を改めて感じた。常にプロジェクトミッションを念頭に置いて授業作りをしていこうと思った。デザインシートでは学習活動が目に見えて分かりやすく、また新たな気づきもたくさんあった。学び続けられる人材、チャレンジ精神を育むために活用していきたいです。
9月15日(木)に標記講座を開催しました。
国立大学法人山形大学学術研究院 教授 野口 徹 氏を講師に招き、「総合的な探究の時間における評価方法・改善の視点」と題した講義していただきました。
野口先生は、全国の高校における「総合的な探究の時間」の事例紹介を通して、探究学習の意義や具体的な評価のポイントをわかりやすく講義してくださいました。
午後の後半は「総合的な探究の時間への取組」と題した協議を行い、各校で実践している総合的な探究の時間の課題について共有しました。

【受講者の感想】
・ルーブリックを作成するにあたって、過去の先輩の取組内容を活用して評価規準を作成するという発想は思いつかなかったので参考になった。
・事例紹介されたルーブリック評価について、どのレベルの課題設定を教員側が求めているかを生徒に表しやすいと思った。
・生徒自身が課題を設定し、探究を通じて様々な力を身に付け、それが教科の力にもつながっていくと改めて感じた。
・教員と教員、教員と生徒の自己評価のすりあわせが必要であるという視点が自分に欠けていたので、今後の生徒の評価にいかしていきたい。
・教えすぎない指導の必要性について、なぜ必要か、また、その指導がどう子どもたちの成長に影響していくのかを考えさせられた。
・何のための探究活動なのか、学習のねらいをもう一度確認する必要があると痛感した。