開催した講座の様子

令和3年度 6月

C18 高等学校理科研修講座[物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎]

6月25日(金)、C18 高等学校理科研修講座[物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎]が開催されました。
「高等学校理科における基礎を付した科目や『科学と人間生活』において、必要な授業デザインや観察・実験の方法について研修し、専門としない分野を担当した際にも取り入れやすい授業実践について考えること」をねらいとした講座です。

午前:理科の見方・考え方を働かせる授業デザイン ~観察・実験やICTの活用を通して~
午後:観察・実験の方法(物理・化学・生物・地学の4分野から1つ選択)

○理科の見方・考え方を働かせる授業デザイン

  
 ↑ 午前の講義               ↑ タブレットを用いた演習

○観察・実験の方法

  
 ↑ 講義・実験の様子①         ↑ 講義・実験の様子②

受講者の感想
・ジャムボードやスライドなどを、共有をかけながらリアルタイムで作製する方法や流れを確認でき、参考になった。個々の作業と共同の作業の両方のメリットを生かすことができればより効果的だと思った。

・安価な素材や持ち運びしやすいものを組み合わせて、様々な実験装置を製作できることを知った。デジタル機器やタブレット端末、アプリなどと組み合わせて、授業に効果的に取り入れていきたいと思う。

  
【担当者から】
 講座運営にあたり、積極的に何かを吸収しようとする先生方の姿に我々も刺激を受けました。忙しい中、研修に参加していただきありがとうございました。また、来年の講座に向けて、「すぐに活用できる実験や演示のアイディア」を増やしていきたいと思います。

C27 芸術系教科の資質・能力を育む授業づくり講座

 623日(水)に表記講座が開催されました。

 中学校音楽科・美術科、高等学校美術科、特別支援学校音楽科の校種・科目等をこえた教員7名で、芸術科が育むべき資質・能力に関する新学習指導要領を踏まえた講義や題材構想と授業づくりの演習、模擬授業や発表を行いました。
 模擬授業では自分と対話しながら作品を形にしていく受講生の皆さんの姿が子どもたちの姿とも重なり、とても印象的でした。

  

【受講者の感想】

・解説を基に作成した指導案づくりでは、題材の目標の作成と指導のイメージとがぶれることなくスッキリとした指導案をつくることができました。また、評価規準について、指導と目標と評価を一体化する手順も大変参考になりました。

・授業をする上でどのような問いかけをすると資質・能力を育むことが出来るか具体例を挙げて説明してくださったので、是非、日ごろの授業に取り入れていきたいと思いました。

・模擬授業は、自分の授業の改善点を発見するいい機会になりました。また、他の先生方の授業からも学ぶことが多かったです。

D29 Netcommons活用講座

6月22日(火)、23日(水)標記講座が開催されました。11名の先生方が参加して、1日目はNetcommonsの環境構築からページの作成、各モジュールの挿入などの基本的な操作方法を、2日目は管理画面の操作方法やルーム作成、FTP転送について演習を行いました。
 受講された先生方は、Netcommonsの利点でもあるルームを活用した複数人での管理についてなど、校内のHP運用についての具体的なイメージを持つことができた様子でした。

  
【受講者の感想】
 ・Netcommonsは便利である一方、多くの人が使うには危険があると感じた。運用するための
  具体的な組織作りが必要だと感じた。
 ・学校で先生方にHPに新しい内容をアップしたので承認してくださいと言われたのがどういう
  ことなのかが理解できました。校内で連携しながら活用していきたいと思います。
 ・権限設定やモジュール作成に慣れたので、本校のHP更新や設定を確認して積極的に携わりた
  い。

C17 中学校理科実験講座

 6月22日(火)~23日(水)に9名の先生方が受講し,中学校理科実験講座が開催されました。講座の内容は以下の通りです。
 1日目 午前 講義   「理科授業改善の視点」
     午後 講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫(2学年1分野の内容)」
 2日目 午前 講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫(3学年2分野の内容)」
     午後 講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫(1学年2分野の内容)」
 今年度の講座では,実験,観察において,ICTを活用する体験をし,意見交換しました。先生方のアイディアや工夫が多く出され,実際に体験することで実際の授業におけるICT活用のヒントを得ることができたようです。また,取り上げた実験教材に対する関心が高く,普段の実践にいかしたいというアンケート記述が多く寄せられました。
 
・実験については、どれも教師自身も楽しめるものが多く、授業実践する場合には熱心に作業に取り組む生徒の姿が目に浮かびます。教材のカタログに掲載されている商品は高価なものが多く、「試しに購入」ということもなかなか難しため、こういった身の回りにあるもので代用できる教材などが知れると、指導の幅が広がります。
・演習が多く、すぐに実践に使えそうなものばかりであったのでたいへん役に立った。 今は1学年をもっているので、地層のところを実践してみたいと思った。 来年度もできれば評価に関しての話を聞ければよいと思う。
・学習状況調査の結果も、どうしても担当学年でなければきちんと時間をとって分析する、ということが少ないので、最近の傾向や同じ年度の生徒を追ったデータなど、とても参考になりました。
・実験の方法だけでなく、全国調査や県学習状況調査、昨年度の入試問題など様々な結果から生徒の実態把握ができ、今後力を入れて押さえなければならない内容を確認することができた。 また、新学習指導要領の評価についても悩んでいたので、これからは単元の評価基準をしっかりと作成し、本校の生徒の評価に生かしていきたい。 今すぐに現場で生かせることを学ぶ事ができました。本当にありがとうございました。

C45 高等学校英語科言語活動実践講座

 6月15日(火)、16日(水)高等学校英語科言語活動実践講座が開催されました。1日目の午前は、弘前大学 助教 横山裕一郎 先生による「スピーキング活動の工夫と充実~はじめてのディベートとディスカッション~」と題しての講義、午後は、「スピーキングタスクと評価」と題しての講義・演習を行いました。
 2日目の午前は、「スピーキングテストの実施に向けて」、午後は「スピーキングテストの実際」と題しての演習・協議を行いました。
 受講された先生方は、ディスカッションやディベートを授業に取り入れるにあたって、不安や悩みを抱えながらも、演習・協議を通して理解を深められた様子でした。
 
【受講者の感想】
・内容や実施期間の工夫により、生徒の実態に合わせながらディスカッションやディベートに取り組めると感じた。
・新学習指導要領における言語活動の充実を図るために、ディベートやディスカッションを行う意義を考えることができた。
・スピーキング活動を実施する際、実践に注目しがちだが、事前準備や事後活動の重要性とその教育的効果を知ることができて大変勉強になった。
・指導に苦戦していたが、授業案について様々な学校の先生と意見を共有でき、多くの気づきがあった。
・「ディベートやディスカッションを通して、どのような力を生徒に身につけさせたいのか」がとても大切であるということが印象的だった。
・到達目標をしっかりと設定した上で、思考力・判断力・表現力を鍛えられるような言語活動を計画していこうと思った。