開催した講座の様子

令和4年度 6月

C15 小学校理科実践力向上研修講座

 6月6日(月),7日(火)の2日間,標記講座を開催し,7名の受講者が参加されました。
 この講座は,観察,実験や演習を通して,理科を指導する小学校教員としての指導力の向上と授業改善への意欲を高めることをねらいとして開催しました。
 理科の授業改善についての講義,観察,実験の工夫,プログラミング学習等幅広い内容を取り上げ,理科を指導する教員としての実践力向上を図る内容としました。
 日程と内容は,以下のとおりです。
 【1日目】午前:講義「理科の授業改善の視点」
         講義・実験「観察・実験の工夫~B生命・地球~」
      午後:講義・実験「観察,実験の工夫~B生命・地球~」
         講義・実験「問題解決の力を育む観察,実験」
 【2日目】午前:講義・実験「観察,実験の工夫~A物質・エネルギー~」
      午後:講義・実験「理科におけるプログラミング学習」




【受講した先生方の感想】
・児童への問いのもたせ方や問いから観察、実験へと結びつけていく手立てを学ぶこと 
 ができました。なかなか実際に見ることができないものを、モデルになるもので確か
 める方法があることを知りました。タブレットを活用しながら結果をまとめたり、表
 現したりする活動を取り入れていきたいです。
・実験器具や薬品の扱いについても分かりやすい資料をいただいたので、今後の指導に
 役立てていきたいです。
・専門的な指導のテクニックに触れることができました。体験的に学習することが学び
 につながっていくことを強く感じました。自分にとって苦手意識の強かったエネルギ
 ーや粒子分野でしたが、非常に興味をもって取り組むことができました。教える切り
 口を変えるだけで学びが深まることを理解しました。
・学んだことを応用していくためには、いかに児童自身の生活と結びつけて問題意識を
 もたせたり、他者の考えと比較、検討させたりするかというところにもっと指導の工
 夫が必要であると感じました。
・情報活用能力の育成として、プログラミング学習が必須であることが分かりました。
 身の回りにもたくさん、プログラミングされているものがあるので、子供たちに興味
 をもたせながらプログラミングの良さに気付かせる指導をしていきたいです。