10月31日(月)、11月1日(火)標記講座を開催しました。小・中の25名の先生方が受講され、「特別の教科 道徳」の授業づくりについて、講義や演習、模擬授業等を通して理解を深める2日間となりました。
【講座の内容】
1日目
・講義「考え、議論する道徳」の実現に向けて
・講義「考え、議論する道徳」の授業づくり
・講義「特別の教科 道徳」の教材研究と授業構想
(講師)秋田公立美術大学 副学長 毛内 嘉威
2日目
・演習「考え、議論する道徳」の授業づくりの実際
・発表「考え、議論する道徳」の授業実践
(発表者)三沢市立木崎野小学校 教諭 秋田 久美子
平川市立平賀西中学校 教諭 里見 恵
【講座の様子】
10月5日(水)に標記講座を開催しました。受講者は、小学校10名、中学校15名、高等学校13名、研究員2名、特別支援学校17名、聴講10名、合計67名でした。教育現場で接する「気になる子供」への理解を深めるとともに、周りの大人ができる支援について考える機会となりました。
【講座の内容】
講義 「気になる子供」の視点でかかわり方を見直す
~発達障害児の理解とかかわり方~
教育心理支援室教室・研究所ガジュマルつがる
代表 松本 敏治 氏
講義 医師の視点からかかわり方を見直す
~医療との連携について~
弘前大学医学部心理支援科学科・弘前大学大学院保健学研究科
教授 栗林 理人 氏
【講座の様子】
【受講者からの感想】
・ASDの生徒は津軽弁を話さないということについて、以前から気になっていたので大変興味深かった。実際には方言を話すようになった方もいるし、そこにはコミュニケーションなども関係しているとわかり、他者との関わりには大きな効果があるのだなと感じた。
・「受診してほしいが、本人または家族に受診する意思がない場合」を多く経験しており、学校でできることに対して悩むことが多かった。今回の講義から、様々な事例を基に解説をしていただき、考え方や対応の仕方について考えることができたので、今後の指導に役立てていきたい。
・本講座を通し、現場で「気になる子供」は本人が一番苦しんでいるということ、そして、その子供たちの特性をよく理解した上で、支援にあたっていかなければならないと改めて考えさせられた。自らの支援と照らし合わせて講義を聞くことで、より考えが深まったように思う。学校が子供たちの居場所になりうるよう努力していくとともに、将来につながるような支援を今後もしていきたい。
10月17日(月)C23 学びを実感させる理科実習講座[天体観察]を開催しました。星空案内人資格認定制度運営機構副機構長の甲田昌樹氏を講師に迎え、天体望遠鏡の仕組みや基本操作、観察方法、ICTを利用した天体アプリの活用、プラネタリウムで四季の星座の観察などの研修を行いました。当日は天候に恵まれず雨天でしたが、室内での基本技術の習得や天体アプリの詳しい使い方や導入の仕方、甲田氏の解説による面白いプラネタリウムなど、受講者にとても好評でした。受講された先生方は、講義・実習を通して、天体観察の授業への導入や宇宙に対する興味・関心を抱かせる授業の工夫について考えることができたものと思います。
〈受講者の感想〉
・望遠鏡の仕組みなどについて、製作者である甲田氏ならではの講義をいただき、深く学べた。小学生にもわかりやすい虫眼鏡での説明は使ってみたいです。
・星空用の研修でしたが、中学校理科として日頃から疑問であった太陽の観察について教えていただけて、助かりました。また、スカイポータルも使い勝手が良く、早速中学3年の授業で、太陽や星の日周運動の学習に活用できそうです。ありがとうございました。
・授業への導入のみならず、展開での活用にも生かせる内容でした。
・2回目の受講でしたが天体望遠鏡の操作および観察の方法を再確認することができました。また、アプリを使った模擬天体観測は授業にも非常に有効であると思いました。手製の星座早見盤は生徒の実感を伴った活動ができるので良いと思います。
・数年前にも参加しましたが、望遠鏡の使い方を忘れてしまっていたので、思い出すことができて良かったです。今度は、星空を見たいです。また機会があったら参加したいと思います。