10月25日(火)、26日(水)の二日間、標記講座を開催しました。新学習指導要領の内容や観点別学習状況の評価の方法、課題研究等で活用するための制御方法などについて学びました。
【講座の内容】
・学習指導要領 教科「工業」について
・3Dプリンターの活用
・移動式ロボットRobotino®
・Arduino等プログラミング制御
【受講者の感想】
・学習指導要領による3観点の評価方法については非常に参考になりました。学校に持ち帰り自分の教科に合わせて試行錯誤してみたいと思います。
・3Dプリンターは電気電子の課題研究にも取り入れたいと考えていたので、とても勉強になりました。
・3DプリンターやArduinoに関する講座は、課題研究などで活かせる知識・技術なので大変参考になりました。
・改めて学習指導要領や自身のキャリアステージを確認し、これから自分がどのような姿勢で教員としての資質向上に努めるべきかを認識することができました。
・観点別評価について学び、学習指導要領に基づいた工業の各科目の内容を育成すべき資質・能力をもとに理解を深めることができました。3DプリンターやArduinoなど制御やコンピュータについて深く学ぶことができ、勤務校に戻ってからしっかり振り返り、授業や課題研究などに活かしていきたいと感じました。
〈受講者の感想〉
・望遠鏡の仕組みなどについて、製作者である甲田氏ならではの講義をいただき、深く学べた。小学生にもわかりやすい虫眼鏡での説明は使ってみたいです。
・星空用の研修でしたが、中学校理科として日頃から疑問であった太陽の観察について教えていただけて、助かりました。また、スカイポータルも使い勝手が良く、早速中学3年の授業で、太陽や星の日周運動の学習に活用できそうです。ありがとうございました。
・授業への導入のみならず、展開での活用にも生かせる内容でした。
・2回目の受講でしたが天体望遠鏡の操作および観察の方法を再確認することができました。また、アプリを使った模擬天体観測は授業にも非常に有効であると思いました。手製の星座早見盤は生徒の実感を伴った活動ができるので良いと思います。
・数年前にも参加しましたが、望遠鏡の使い方を忘れてしまっていたので、思い出すことができて良かったです。今度は、星空を見たいです。また機会があったら参加したいと思います。
10月14日(金)通常の学級のユニバーサル研修講座が開催され、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の36名の先生方が受講、2名の先生方が聴講されました。
星槎大学大学院 教授 阿部 利彦 先生から「通常の学級における教育のユニバーサルデザイン」という内容でご講義いただき、「子どもの学びのつまずきから授業をデザインする」ことの大切さや「焦点化」「視覚化」「共有化」についても授業実践例を交えながら、分かりやすくお話していただきました。
午後の後半からは、協議・演習「自校の課題解決に向けて」という内容で、事前提出資料を使いながら班内で実践状況を共有していただき、さらに実践を推進していくための必要な取組について話し合っていただきました。その後、研修内容をさらに深く理解して、自校の課題解決につなげることを目的に「研修の振り返り」を行いました。

【受講者からの感想】
・視覚化のために絵や動画、具体物などを活用してきましたが、「どこをどう見るのか」ポイントを指示して見せることが大切だと分かりました。
・様々なつまずきに対して、どう対応すればいいのか具体的に示されていたので、参考になりました。特に話し合いでのつまずきに対応するためには、グループやペアのメンバーの構成が大切だということでしたので、意図的な構成を工夫しようと思いました。
・阿部先生が質問に答えられた内容に感動しました。日々の成果や偏差値に追われていますが、「これからを生きていく子供たちの心や学ぶ姿勢を育てる」という原点を改めて考えさせられました。
・それぞれの学校、学級が抱えている悩みを共有し、それを解決するための手立てについて、考えることができました。生徒一人一人に合わせた指導や学びを実現していくために、今回の協議・演習を通して学んだことを自分なりに解釈して実践していきたいと思います。
10月4日(火)、標記講座を開催し、県内各地の高等学校から9名の事務職員の方々が受講しました。教職員の福利厚生や就学支援金の手続きについて理解を深める講義・演習、学校における災害対応についての講義・演習を通して、広く県民から信頼され、迅速に職務を遂行できる事務職員としての資質向上を図りました。
【講座の内容】
講義・演習 教職員の勤務条件について
講義・演習 学校における災害対応
講義・演習 就学支援金の手続きについて

【受講者の感想】
・休暇の日数や振替休日の取り方など、実用的な知識を得ることが出来て非常に有意義な時間となりました。
・講師の方がよくある事例を挙げながら説明してくださり、日々の業務を振り返りな がら聞くことができました。事務処理において「なぜそのようになるのか」という根拠を説明できるように今後も知識を深めていきたいです。
・災害発生時に避難所として活用された場合の備えや対応を考えるきっかけとなった。
・いつ起こるか誰にも分からない災害時の備えについて、学校職員として分からないことの多さに気づかされました。自助だけでなく、職場としての共助のための備えを考えていきたいです。
・改めて基本的法令や制度の確認ができました。よくある質問の解説の中に、気になっていた点の質問があったので非常に役立ちました。今後の業務に役立てたいと思います。
・どの講義もすぐに仕事に活かせる知識が身につき、職務年数に関係なく確認するべき内容の講義だと思いました。
10月11日(火)、12日(水)に、県立学校臨時講師等研修講座Ⅱを実施しました。7名が受講し、「教職員の服務規律について」「学校安全について」「生徒理解について」「情報セキュリティについて」「特別支援教育について」の講義・演習を通して教職員としての心構えや基礎・基本を学びました。
【受講者の感想】
・生徒理解や学校の危機管理について、まだまだ自分では意識しきれていないことがあると気づくことができた。
・生徒に何をさせたいか、生徒にどうなってほしいかを明確にイメージして教材研究をしていこうと思った。
・問題行動ばかりに目を向けるのではなく、広い視野で考えてみることが大切であると感じた。
・自分の中で生徒を決めつけてしまっていた部分もあったかもしれないと思った。色々な言葉がけや関わり方、生徒に合わせた指導を学んでいきたい。
・生徒の自立活動を見直す良い機会になった。
・生徒の実態を把握し、つまずきの背景を探ることで、目標を達成させてあげられるように指導していきたい。
・ロールプレイングで実際に生徒役になってみて、まずは共感と受容、傾聴してあげることが大切で、そこから状況の改善に向けて生徒と一緒に考えていくことが大切だと感じた。
10月11日(火)標記講座を開催しました。中学校、特別支援学校の先生方が受講され、生徒の資質・能力を高めるための英語の授業づくりについて学びました。
【講座の内容】
1 講義・演習「英語の授業改善の視点」
2 講義・演習「子どもの資質・能力を高める授業づくり」
(講師)信州大学学術研究院 教授 酒井 英樹
【受講者の感想】
・自分の今までの授業を振り返ると、どちらかというと一方通行であり、積極的なやり取りができていなかったように思う。対話を大切にした授業を考える良いきっかけになった。
・授業改善の際の大切なポイントを、分かりやすく理解できました。また、各観点に沿った指導法についても、明日からの授業改善に役立つもので、とても有意義な研修となりました。ありがとうございました。
10月3日(月)に高等学校における特別支援教育講座が開催されました。受講者は22名で、特別な教育的ニーズがある生徒の支援について理解を深められた様子でした。【研修内容】 1 講義「小・中学校における特別支援教育」 2 発表「高等学校における特別支援教育」 発表者 県立八戸中央高等学校 教諭 鈴木肇重
3 協議「高等学校における特別支援教育の実践に向けて」 4 演習・協議「高等学校における特別支援教育~個別の指導計画の作成を通して~」
【受講した先生方の感想】
・講義や協議を通して、生徒の求める支援に対してどのような対応や支援が有効か、さまざまな視点から考えることができた。
・八戸中央高校の取組はUD化授業を進める上でとても参考になった。同時に、学校全体で取り組んでいくことが必要だと感じた。
・個別の支援計画を立てていく中で、生徒の実態について見えていない部分がまだまだあるということに気づかされた。
・個別の教育支援計画や指導計画は、組織全体で情報共有し、個々の生徒の指導を行うために必要なものであることをよく理解できた。