5月24日(火)に教務主任研修講座が開催され、県内の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の新任教務主任を計77名が受講しました。「教務主任に期待する」「教育活動と教育法規について」の講義の後、校種に分かれて「教務主任の職務について」の講義・協議が行われました。業務上の悩みを共有するとともに、それぞれの学校の取組等について情報交換するなど、有意義な時間となったようです。【講座の内容】
「教務主任に期待する」 県教育庁学校教育課長 高橋 英樹
「教育活動と教育法規」 県教育庁教職員課 主任指導主事 小倉 民生
「教務主任の職務と役割」 八戸市立城下小学校 教頭 古舘 直樹
鰺ヶ沢町立鰺ヶ沢中学校 教頭 新岡 省
県立青森商業高等学校 教頭 赤平 学
県立青森第一高等養護学校 教頭 船水 直樹

【受講者の感想】
・教育法規に基づき,教育課程が作成され,日々の教育活動が成り立っているとい
うことを改めて実感しました。
・教務主任という立場について改めて理解し、そのことを念頭に職務を遂行してい
こうと再度決意することができた。
・教務主任が,学校運営の要であることがよく分かりました。同時に,この職務に
対してのやりがいを強く感じました。相手を大切にすることも意識していきたい
と思いました。同僚の先生方と,積極的にコミュニケーションを取りながら,仕
事を進めることを大切にしていきたいと思います。
・教務主任に求められる資質・能力の中で自分が何が不足しているかを理解するこ
とができ、どのような力を意識して向上させていかなくてはならないかを理解す
ることができた。私はまだ20代だが、今年度この職務を仰せつかったことに感謝
して、自分のスキルアップのためにチャレンジする気持ちをもち、コミュニケー
ションを大切にし、相手への尊重の気持ちをもちながら、日常の業務に取り組ん
でいきたい。
・研究協議により、予想だにしなかった他校の状況等を知り、相互に意見交換をす
ることができた。境遇が近い学校間でアドレスを交換したので、今後情報交換や
情報共有に活かしたいと思う。
・教育関係者必携やポータルの活用など、普段は手が回らないところですが、使い
方を知っておくと根本を理解できたり便利だったりすることばかりでした。「事
務的な仕事にも捉えようによって楽しみを感じられる」というお話が印象的でし
た。協議では、新米教務主任の皆さんが同じ悩みをもっていらっしゃることを知
り、少し嬉しかったりホッとしたりしました。一人で悩むよりも皆さんと情報共
有して問題解決の糸口を見つけていけたら健康的に仕事を進めることができると
思いました。
5月19日(木)校内研修担当者研修講座(前期)が開催され、県内の小学校・中学校・特別支援学校の研修主任40名が受講しました。
校内研修活性化に向けた協議や小学校・特別支援学校の実践発表から、校内研修担当者としての職務の内容や役割について理解を深め、今後の校内研修の進め方のヒントを得た様子でした。
【受講者の感想】
・研修主任1年目の自分にとって、研修主任の役割や求めれている能力、うまくできないことへの対処法などがわかりやすく紹介されていて、とても参考になりました。特に、全職員をつなぐ役割であるということが一番印象に残り、頑張りたいと感じました。
・研修主任として、どのような方向性でこれから仕事を進めていくのか、どのような立場で研修を行っていくのか、見えていなかった方向性を見つけることができました。頂いた資料(アイディアブック、ツールブック)を参考にしていきます。
・校内研修のPDCAサイクルが大変参考になりました。今年度の反省やアンケートをもとに、次年度の研修計画を立てることが非常に大切だと感じました。
・校内研修における研修計画の作成が非常に重要であることがよくわかりました。また、教職員同士が協力しやすい環境作りに力を入れ、研修について話しやすい環境を整えていきたいです。
5月27日(金)に17名の先生方が参加され,中学校進路指導担当者研修講座が開催されました。講座日程は
午前:講義 「進路指導の考え方と進路指導主事の役割」
午後:講義・協議 「自校における進路指導の課題と対策」
協議・演習 「自校における進路指導の進め方」
でした。
先生方による情報交換等が活発に行われ,進路指導に対しての視点を持つことができたようです。



【受講者からの感想】
・進路指導の意義、進路指導主事の役割について具体的な業務をイメージすることができた。また、進路指導上の問題点を参加者と共有し、その解決に向けて見通しを持つことができた。
・進路指導主事の仕事に不安を持っていましたが、今日の午前中の講義や午後の協議での話し合いで、少しですが方向性が見えてきたような気がします。
・進路指導主事の職務について、講義や協議、演習を通して具体的かつ実践的に知ることができました。 本校の進路指導の一層の充実のため、キャリア教育の視点を常にもち、他の職員と協同して職務に当たっていきたいと考えます。
・進路指導についてわかりやすく講義してくださったので、よかった。法律で決まっていることから、すぐに現場で使えるようなものまであり、大変参考になりました。
【受講者の感想】
・健康教育について、色々な取り組みを知ることができたので、今後参考にして取り組み
たいと思いました。また、他の保健主事の先生方との協議でも、楽しんで取り組むこと
のできる健康教育の実践を聞くことができて大変勉強になりました。
・今回の研修では、今まで気づいていなかった学びがたくさんあった。
・学級担任や学年主任を経験された先生方との協議は、新たな視点や思考の発見の場とな
り、今後の健康教育の推進に生かしていきたい。
・保健主事の役割や心構え、養護教諭との関わり方、健康教育の取り組み方を学ぶことが
できました。また、各校の取り組みに触れることで、自校の健康教育の推進を担ってい
かなければならないという自覚と責任を感じました。
5月17日(火)、20日(金)に標記講座が開催されました。小学校と中学校で初めて特別支援学級や通級指導教室を担当する教員121名が受講しました。
「特別支援教育の基礎・基本」や「保護者との関係づくり」の講義では、特別支援教育に関する基本的な内容について学びました。「障害特性に応じた指導」では、講義や協議を通して、担当している障害種の指導について理解を深めている様子でした。
通級コースでは、実際に小学校で通級指導を担当している教員を講師としてお招きし、講義をしていただきました。通級指導のポイントや指導場面の動画視聴など、具体的なお話を聞くことができ、明日からの授業の参考となったという感想が聞かれました。

・同じ障害だからといって、同じ支援をするのではなく、児童生徒一人一人に合わせた支援がとても大切であると学びました。個別の教育支援計画、指導計画を作成して終わりではなく、実践して、見直しまで、しっかり行いたいと思います。
・知的障害児童生徒が通級による指導がないことについてQ&A方式の説明があり、わかりやすかったです。個別の教育支援計画及び指導計画の記入などのポイントが参考になりました。
・保護者との良好な関係を構築するには、しっかりと寄り添い、その心理状態まで把握、理解していくことが重要だと感じた。保護者の願いをしっかり読み取り、よりよい信頼関係を築いていきたい。
・リフレーミングという言葉や話を聞く際の態度を見直すことや知ることができて、初心者の私にとっては、すごく参考になりました。
・講義では、様々な支援の仕方を紹介いただき、大変参考になりました。協議では、共感できるご意見をたくさん聞くことができ、特に人間関係作りの支援について、来週から取り組めそうな案もありました。
・(通級による指導について)実際の教具、指導の様子をたくさん紹介していただいたので大変勉強になりました。実践に即した講義はとてもありがたいです。