6月30日(木)C12中学校数学科教育講座[子どもの資質・能力を育む授業]を開催しました。15名の先生方が受講され、数学科の目標を達成するために、学習指導要領のポイントや授業改善の方策について理解し、数学科の指導観を深めることができました。また、「主体的・対話的で深い学び」の視点による授業実践から、効果的な授業改善の進め方や今後の授業実践に役立てる仕掛けのイメージを得ることができました。
【講座の内容】
1.講義・演習 「子どもの資質・能力を育む授業」
(講 師)国立教育政策研究所
教育課程調査官 水谷 尚人
2.発表・協議 「主体的・対話的で深い学び」の視点による授業実践
(発表者)おいらせ町立百石中学校
教諭 工藤 正也
・
水谷調査官による講義 ・工藤教諭による発表
・受講者による協議

【受講者の感想】
・ただ数学ができる生徒を育てるのではなく、数学のおもしろさや数学的に考えることの良さを実感させ、日常生活の様々な課題について、数学的な見方・考え方を働かせて、問題解決に向かうことができる生徒を育てていきたい。
・主体的に学習に取り組む態度は授業で育成するものだということを意識して授業づくりに励みたい。
・問題を間違ったままで、それでも粘り強く取り組み続けている生徒がいたなら、その生徒をBに引き上げていくことが大切であることなど、今まで自分に足りていなかった視点を得ることができました。
・小学校との系統性のある授業展開を行うことで既習事項をもとに、自ら主体的に考えることができ、生徒から「なぜ、どうして」と考えさせる題材の発表であった。
・工藤先生の小・中・高のつながりを意識した授業の組み立てや、統合的に考えられる発展性をもった題材の提示など、生徒の思考を促す工夫を知ることができた。
・他地区の数学教師と一緒に協議することで、「主体的・対話的で深い学び」の実践について考えを深めることができた。
6月30日(木)、7月1日(金)の2日間、主体的・対話的で深い学びを実現する国語科「言語活動」実践力アップ講座が開催されました。受講された先生は、2日間の研修でたくさんの言語活動に触れ、児童生徒に身に付けさせたい力に応じた言語活動の在り方について考え、授業改善の視点を広げることができました。また2日目は、講師にABA青森朝日放送の石塚絵里子アナウンサーをお招きし、言葉のもつ力に関して御講義いただきました。

【受講者の感想】
・演習で多くの言語活動に触れ、指導の可能性が広がった。今後の授業に取り入れていきたいと思う言語活動が多かった。
・プロのアナウンサーのお話を聞いて、本当に伝えたいことが伝わるように言葉を大事に書いたり話したりすることで、言葉は人の心を動かす大きな力になると感じた。
・小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の先生方のお話を伺うことができ、子供たちの学びをどうつなげていけばよいかという視点がもてた。
【講座内容】
1 講義(主体的・対話的で深い学びを実現する言語活動の実践)
2 講義(子どもの成長に応じた言語活動の実践)
3 演習(言語活動のモデルづくり[書くこと])
4 講義・演習(実生活で生きる言語能力)
5 演習(言語活動のモデルづくり[話すこと・聞くこと])
☀6月24日(金) C18 高等学校理科研修講座[物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎]が開催されました。
「高等学校理科における基礎を付した科目や『科学と人間生活』において、必要な授業デザインや観察・実験の方法について、専門としない分野を担当した際にも取り入れやすい内容を扱い、授業実践について考えること」をねらいとして研修を行いました。
午前:観察・実験を取り入れた授業づくり ~ 物理基礎 / 生物基礎 ~
午後:観察・実験を取り入れた授業づくり ~ 化学基礎 / 地学基礎 ~
○各分野の講義・実験の様子
↑講義・実験の様子① ↑講義・実験の様子②

↑講義・実験の様子③ ↑講義・実験の様子④
◆受講者の感想
・観察・実験を中心にした授業を目指すにあたり、進度の確保と矛盾しない、負担軽減の観点から複数の実験・具体例を提示していただいたので、早速、現場に持ち帰って実践したいと思いました。
・これまでは普通に教えていた内容も、講座で教えていただいた実験を取り入れて授業を行うと生徒の興味関心をもっと高められると思いました。
【担当者から】
講座運営にあたり、積極的に何かを吸収しようとする姿勢にこちらが刺激を受けました。業務が忙しい中、研修に参加してくださりありがとうございました。また、来年の講座に向けて実験や演示の数を増やしていきたいと思います。
6月27日(月)に標記講座を開催しました。小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の先生方が受講され、Web会議システムを使ったオンライン授業の仕方や動画共有サービスの活用やクラウドサービスの活用について学びました。
【講座の内容】
1.「個別最適な学びの実現」とオンライン授業
2.オンライン授業における著作権
3.Web会議システムを利用したオンライン授業
4.動画共有サービスを活用したオンライン授業
5.クラウドサービスを活用したオンライン授業
【講座の様子】

【受講者の感想】
・オンライン会議・授業システムとしてZoomをはじめ、YouTubeチャンネル開設やロイロノートとの連携等大変興味深い内容でした。さっそく学校に戻ってさまざまな活用にチャレンジしてみたいと思います。
・「オンライン授業」このコロナ禍の中だけでなく、「個別最適な学びの実現」に向けて、今後必ず必要となるスキルであると考える。特に、今回の研修を通して、不登校気味の児童に対して、すぐに活用できそうだと感じた。様々な理由で学校に来れない児童にも、学級にいる児童と同じように学ばせることは必要なことだし、それが実現の可能性が高まったので、今後ぜひ取り組んでいきたい。
・受講前は、zoomの使い方を習得できれば良いと考えていました。しかし、受講内容は、zoomの使い方だけでなく、動画共有サービスを活用したオンライン授業、クラウドサービスを活用したオンライン授業と、多岐にわたり、勉強になりました。
オンライン授業だけでなく、教員の研究会やちょっとした打ち合わせにも利用できそうです。
6月21日(火)~22日(水)の2日間、標記講座を開催しました。
1日目は、文部科学省 教科調査官の小林恭代氏を講師に、図画工作科の講義と造形遊びの演習を行いました。2日目は、音楽科の講義と音楽づくりの演習及び造形と音楽のコラボレーションの演習を行いました。
【講座内容】
1日目:講義「図画工作科における指導と評価の一体化」
演習「「造形的な見方・考え方」を働かせて資質・能力を育成する造形遊び」
2日目:講義・演習「「音楽的な見方・考え方」を働かせて資質・能力を育成する表現活動」
演習「造形と音楽のコラボレーション」
協議「これからの図工と音楽の授業づくり」
【参加者の感想】
・学習指導要領解説の系統表の見方が分かり、造形遊びの指導に自信をもって取り組めそうです。
・「クロム・ミュージックラボ」が、すごく画期的で、学校に帰ってから、すぐ活用させていただきました。
・図工と音楽を組み合わせた授業を行ったことがなく、とても新鮮でした。子どもたちの自由な発想や気付きを大切にし、丁寧に言葉かけをしていこうと思います。
6月23日(木)、標記講座を開催しました。
小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の先生方が受講しました。
独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所 主任研究員 北川 貴章 氏 を講師として「自立活動の指導の基本的理解」というテーマの下、講義・演習を行いました。演習を通して、児童生徒の実態把握の進め方について体験的に学ぶとともに、実践のポイントについて分かりやすく教えていただきました。
【受講者の感想】
・法律のことから、これまでの自立活動の歴史など、初めて知ることばかりでした。今、自分が担当してる業務の背景を知ることで、これからの自分の学びの方向性が確認できました。
・カード整理法を用いた演習は、子供の実態の整理や課題を明確にするのに大変有効な方法だと思いました。校内研究等で活用したいと思いました。
・他の受講者の方の悩みや実践を知ることができてよかったです。また、協議で、自分の実践について意見やアイディアをいただけたので、これからの実践に役立てていきたいです。
6月21日(火)、22日(水)標記講座が開催されました。11名の先生方が参加し、1日目はNetcommons2を用いた基本のページ作成と管理設定画面について、2日目は複数人での運営を想定した権限設定やルーム作成、FTP転送について演習を行いました。 受講された先生方は、校内のWebページ運用についての具体的なイメージを持つことができた様子でした。
【受講者の感想】
・おそらくNetCommonsを活用したホームページを本校では作成していくことになると思うので、今回の講座で学んだ知識や技術を生かしたい。また、他の教員と情報共有を行う。
・ウェブページの構造について、方針が見えてきたように思います。今回の研修を活かして、本校のウェブページを整理、改善していきたいと思います。
・本校の実際のページは思い切って手直ししづらいため、仮想のウェブページを操作できたのはとても良い経験となりました。今後も、このような機会をいただけると助かります。ありがとうございました。
6月21日(火)、22日(水)、高等学校英語科言語活動実践講座を開催しました。言語活動を中心とした授業デザイン構築の可能性について、演習・協議を通して、より実践的な視点で理解を深めることができました。
【1日目】
「生徒の英語運用能力を育成する言語活動の実際~授業デザイン、ICT活用、指導と評価の一体化~」
講師:県教育庁学校教育課 指導主事 伴 一聡
県立青森高等学校 教諭 當麻 進仁
【2日目】
「言語活動を取り入れた授業デザインの構築」
講師:1日目と同じ

【受講者の感想】
・実際に生徒役になることで、今まで見えていなかった部分がクリアになった。また、時間設定の大切さを学ぶことができた。
・指導と評価の一体化を図る上で、判断する基準やタイミングについて深く知ることができた。
・教員の適切な介入が、生徒のパフォーマンスに大きな影響を与えることを知った。
・「生徒が目的を達成した姿」をイメージできないと、評価の観点を考えるのは難しいとわかった。
・授業の構成によって、活動の目的や意義が変わってくるので、生徒の実態を考慮して授業デザインしていきたい。何を目的にその活動をするのか、常に考えていきたい。
・評価に関して、教員が適切な生徒観を持つことと、「生徒にどうなってほしいか」をイメージできるかどうかが大事になってくると感じた。
・楽しく英語を学ぶことについて改めて考えさせられた。
・生徒役を体験して、「できるかな」という不安が、「できた」ときのうれしさに変わる喜びを、自分の生徒にも実感してもらえるような授業設計が大切だと感じた。
・各活動が有機的につながる授業設計をすることで、無理なく生徒の力を伸ばしていけると思う。
6月21日(火),22日(水)に中学校理科実験講座が集合形式で開催されました。8名の先生方が参加されました。以下に示した日程と内容で,情報交換や実験,観察など日頃の実践に生かすため,意欲的に研修に取り組んでいました。
1日目 午前 講義「理科授業改善の視点」
午後 講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫(3学年1分野の内容)」
2日目 午前
講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫(1学年1分野の内容)」
午後 講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫(2学年2分野の内容)」

【受講者の感想】
・実験において、うまく実験を進められずに生徒に理解させることができなかった内容も今回の講座を通して、工夫の仕方で実験をうまく進められるということが分かりました。また、実験結果が教科書のようにならなくても、得られた結果をもとに更に考察させることが必要だと改めて実感した。今回の講座で学んだことを生かして、生徒と一緒に科学について考えていく教師になれるように、学び続けていきたいです。
・この講座の良いところは、普段なかなか見ることのない他社の教科書の実験・観察内容や、身近なものを生かした教材を紹介していただけることです。また、他の参加者の皆様も同じ理科教員であるため、日頃の悩みや実践方法について、意見交流ができることです。そういったことが今年度も経験できたので、明日からの教材研究に早速生かしたいと思います。
・全国調査や県学習状況調査の結果では青森県の生徒の実態を踏まえて、こんなところも教えなきゃいけないのかと再認識する場面が多くありました。また、このテストを授業でも触れて生徒の興味を引き出して授業していけたらなと思いました。 様々な教科書の実験を見て、このようにやればよいのかというような新しい発見ができて良かったです。これを現場で生徒に還元していきたいです。 本日はありがとうございました。
【受講者の感想】
・道徳教育推進教師としてどんなことに取り組めばよいのか迷い悩んでいましたが、受講後は、道徳教育や道徳科の大切さを改めて実感し、学校全体として取り組みたいこと、授業で取り組みたいことが明確になりました。
・浅見先生からは、「全教育活動を通じて行う道徳教育」と「道徳教育の要となる道徳科の授業」についてなど、自分自身の中で曖昧だった部分等を分かりやすくお話ししていただきました。「子供たちの未来への投資」という言葉をお聞きして、道徳教育の大切さを再確認しました。今後は授業に対する指導の意図をより明確にし、子供達の学びを深いものにできるよう実践を重ねていきたいです。
・演習では、自校の強みと弱みを基に、道徳教育推進教師としてどんなアプローチができるのかを考えることができました。 また同じグループの先生方とアイディアや考え方を共有することができ、具体的な取組プランを構想することができました。