開催した講座の様子

令和4年度 4月 5月

B07 生徒指導主任・主事研修講座

428日(木)、生徒指導主任・主事研修講座が開催されました。小学校は16名、中学校15名、高等学校14名、特別支援学校3名の合計48名が受講しました。青森県公認心理師・臨床心理士協会顧問の関谷道夫先生の講演「児童虐待の現在(いま)」では、児童虐待相談件数が毎年のように過去最高値を更新している全国と青森県の実態や、私たち教員が「気付きの目を養う」ことが学校現場に求められていることを学ぶ機会となりました。


【受講者からの感想】
・児童虐待は身近にある存在であることを改めて実感できた。これまで教員生活をしてきて、虐待について深く考えたことがなかったので、とてもいい機会になった。これからは、児童のちょっとした変化に気を配り、虐待の可能性を常に頭に置きながら、指導していきたい。
・いじめ・不登校への対応の具体例を知ることができてよかった。SOSの出し方教育等を積極的に取り入れ、生徒との関わりを大切にしていきたいと思った。
・他校の先生方と「生徒指導で困っていること」を情報共有できたことにより、自分一人が抱えている問題ではないことや、他分掌との関わり方、新たに直面する生徒指導の諸課題との向き合い方を考える良い機会となった。
☆よりよい講座とするために、実施時期や協議の持ち方についての改善点なども寄せられていました。貴重な御意見、ありがとうございました。

B01 校長研修講座(前期)

4月26日(火)、校長研修講座(前期)が開催されました。講座の目的は、「学校経営及び教育上の今日的課題について講義・協議を通して研修し、校長としての識見と学校組織の経営能力を高める。」としており、前期は以下の内容を予定どおり行うことができました。
【研修内容】
 1 開講式
 2 講話「新任校長に期待する」     県教育委員会 教育長 和嶋 延寿 
 3 講義「学校における情報公開・個人情報保護」  県教育庁 職員福利課
 4 講義「私の学校経営」        青森市立小柳小学校 前校長 作間 和博
                  青森市立沖館中学校 前校長 奈良原 正志
                  青森県立三本木高等学校 前校長 岩川 亘宏
                  青森県立八戸第一養護学校 前校長 木崎 達広
 5 協議「学校課題への取組」 

    
【受講者の感想】
 採用から間もないこの時期に、学校経営における心構えから具体的な取組まで御講義いただけたことは、大変有り難く思いました。内容がとても興味深く、時間があっという間に感じました。 また、同じ立場の方々との協議は内容はもとより時間や現状を共有できたことに感謝したいと思います。
 講義で学校経営に対する熱い思いや人材育成、危機管理について具体的実践が非常に参考になりました。また、協議では同じような課題を抱え頭を悩ませていることや解決に向けた方策を話し合えたことや助言が大変参考になりました。
 前校長の御講義は、大変有り難い内容でした。この一ヶ月で様々なことに直面しましたが、立ち止まって考える間もなく走っていました。このタイミングで本音でお話しくださった内容は、笑いあり頷き有りの希望の持てた時間となりました。感謝申し上げます。また、岩川先生も話されておりましたが、職務研修で最も有意義な時間が協議です。特に、定通高校勤務が初めての私にとっては、班の皆さんのひと言ひと言に救われ、こちらもまた本音でお話しさせていただき、短い時間であったにも関わらず、一気に仲間意識が醸成されました。
 学校課題に対する取組や魅力ある学校づくりについて、各校の現状や要因の分析、解決への取組等を検討、共有するなかで参考にできるものがあり、また、新たな発想につながったことは大変有意義でした。

B02 教頭研修講座

5月10日(月)、教頭研修講座(前期)が開催されました。小学校47名、中学校22名、高等学校9名、特別支援学校6名の合計84名が受講しました。受講された教頭先生方は本県の教育の現状や、教育法規、学校におけるリスクマネジメント、教頭の職務と役割などについて理解を深め、教頭としての学校経営の視点を得た様子でした。
【研修内容】
「新任教頭・新任事務長に望むこと」 県教育委員会 教育長 和嶋 延寿
「教育法規について」        県教育庁 教職員課 
「学校におけるリスクマネジメント」 有限会社 エンカツ社 
                   代表取締役社長 宇於崎 裕美
「教頭の職務と役割」        県総合学校教育センター義務教育課長
                  県立田名部高等学校 教頭 岩﨑 洋児
                  県総合学校教育センター特別支援教育課長
  

【受講者の感想】
・本県教育の現状、課題、特に若者の県外流出について危機的状況であるのがわかった。「目の前の子供たちのふるさとをなくしてはいけない」という言葉を大切にして力を尽くしたい。
・日常の学校運営が、一つ一つ法規に裏付けられていることを改めて確認できた。日常の中で裏付けをもちながら対応していくようにしていきたい。
・地域や保護者対応では、初動が大切であると改めて感じた。「想定外を想定せよ」という言葉が心に残った。ポジションペーパーの必要性を感じた。
・とても具体的で、明日にでも実践できそうなアドバイスをたくさんいただいた。教頭しての職員との向き合い方を考えさせられた。

B03 県立学校事務長研修講座

5月9日(月)、県立学校事務長研修講座(前期)が開催され、県立学校の事務長等9名が受講しました。午前は本県の教育の現状と教育法規について、午後は公有財産管理事務や学校施設の管理、情報公開・個人情報保護についての講義を通して、学校事務経営への理解を深められた様子でした。
【研修内容】
「新任教頭・新任事務長に望むこと」 県教育委員会 教育庁 和嶋 延寿
「教育法規について」        県教育庁 教職員課
「学校施設の管理について」     県教育庁 学校施設課
「情報公開・個人情報保護について」 県教育庁 職員福利課

 
【受講者の感想】
・非違行為について、教職員への抑止効果となるよう声がけやチェックを心がけたい。
・公有財産の管理について適正時期に適切な手続きを進められるよう参考としたい。また、日常点検においても定期点検の資料を参考にして、施設の維持管理に努めたい。
・情報公開及び個人情報保護に関して、県民への説明責任や開示請求などを意識することが重要であると改めて認識するとともに、今後の開示請求等に対して法令に基づいて適正に対応していくために、研修等を受講したい。

B15県立学校臨時講師等研修講座Ⅰ

 令和4年4月12日(火)、13日(水)に【B15県立学校臨時講師等研修講座Ⅰ】
を実施しました。高等学校では13名、特別支援学校では14名参加し、「教職員の
服務規律について」、「学校安全について」、「生徒理解について」、「情報セキュ
リティについて」、「特別支援教育について」の講義・演習を通して教職員としての
心構えとなる基礎・基本を学びました。
    
    

 

【受講者の感想】
・情報漏洩の媒体について、一番多いのがUSBメモリではなく書類であることが
 わかった。日常の何気ない行動を見直し、離席時には机上に書類を出さないこと
 やパソコンの画面を閉じることなど意識したい。
・学校で与えられる役割は様々あるが、一番に考えるべきは生徒のことであり、臨
 機応変に対処する必要があると再確認した。生徒の安全を守るためには自分自身
 が設備や学校周辺の環境を理解し、他の教員と共有する必要がある。
・服務規律については、当たり前のことではあるがスピード違反など交通規則に注
 意したい。
・新学習指導要領におけるゴールの「三角形」を実現すべく、地歴公民科でどのよ
 うな単元構成・評価を行うべきかについて広く学ぶことができた。
・医療機関への搬送の基準やカウンセリングのポイント等、復習・実践していきた
 いと感じました。養護助教諭でなくても適切な対応ができるよう、学校全体で取
 り組むことも大事だとわかりました。
・特別支援学校ではどのように教育を進めているのか知ることができた。児童それ
 ぞれの障害に合わせて指導計画を立案し、支援していきたいと思った。
・「初めての臨時講師だから」や「まだ経験が少ないから」というのは言い訳にす
 ぎないので、一人の教員としてもっと自覚を持ち、絶えず研究と修養に努めてい
 きたい。
・児童との関わりを増やすのはもちろんのこと、保護者や関係機関等との関わりを
 今後増やしていくことが課題だと感じました。