開催した講座の様子

令和3年度 8月

D30小学校プログラミング教育研修講座

8月25日(水)に標記講座を開催しました。小学校、中学校、特別支援学校の先生方が受講され、講義・演習、実践発表、プログラミングツールの演習を通して、プログラミング教育についての理解を深めました。

【講
座の内容】
1.講義・演習「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方」
                   岩手県立大学准教授 高木正則 先生
2.発表「自校におけるプログラミング教育」
                   青森市立造道小学校 吉浦 純 先生 
3.演習「プログラミングツールの演習」

【講座の様子】
   
【受講者の感想】
・小学校必修となったプログラミング教育の考え方の基本的な部分を知ることが出来ました。体験的に学ぶことが大切であり、特別支援教育においても実践例が多いことが分かりました。
・理論と実際を学ぶことができました。授業案を考え、発表し合ったことで、発想のヒントがいただけました。
・授業現場での実践方法を知ることで現実味を帯び、どのようにプログラミング教育を進めていけばよいのか導入部分を知ることができました。
・発表の中に、実際に自分が教科学習の中で行ってみたいものがあったので、大変参考になりました。
・プログラミングの基本的な考え方を知り、実際に入力して動かしてみることができて、とてもおもしろかったです。
・様々なツールを体験することができ、その可能性の大きさを感じました。まずは自分で使ってみるところから考えていきたいと思います。

B03 県立学校事務長研修講座

 8月30日(月)県立学校事務長研修講座(後期)がLiveOnを利用したオンライン形式で開催され、15名が受講しました。県立青森南高等学校の里村大三事務長の講義を通して、学校事務室経営について理解を深められたようです。
【研修内容】
講義「事務長の職務と役割について」
講師 県立青森南高等学校 里村大三 事務長
【受講者の感想】
・仕事をする上で一番大切にしなければならないのは、人と人とのコミュニケーションだということを実感いたしました。日々、色々なことを話しやすい事務室を目標にこれからも頑張っていきたいと思います。
・まずは「傾聴」の姿勢を基本に、里村事務長さんがおっしゃっていた「誰に対しても公平で豊かな感性と柔軟なコミュニケーション」を実践していけるよう頑張りたいと思います。
 ・職場における仲間の繋がりが大切であることを改めて実感した。 そのコーディネートができるよう、Iメッセージを意識して取り組みたいと思った。

B02 教頭研修講座(後期)

 8月30日(月)に教頭研修講座(後期)が開催されました。新型コロナウイルス感染防止のため、研修方法を集合型からオンラインによる非集合型に変更して実施しました。講師の兵庫教育大学大学院の浅野特任教授と受講者をZoomで結び、講義及びブレイクアウトルームを活用したグループワークを通して、学校組織におけるマネジメントについて研修をしました。
【研修内容】
 講義・演習・協議「学校組織を活性化させるためのマネジメント」
 (講師)兵庫教育大学大学院 特任教授 浅野良一 先生

【受講者の感想】
・SWOT分析をとおして、ないものねだりではなく、本校のいいとこ探し・いいとこ見付けをしていくことが大切であることを実感した。また、若手を育てることも大切にしたい。(小学校)
・午前の研修では、学校のビジョン、特に「どのような価値を提供してるのか」を文章化することで、課題が明確になることを学んだ。また、午後のSWOT分析では自校の特色について、参考になる意見や改善の方法について学ぶことができたので活かしたいと思う。(中学校)
・講義内容の中でも特に、SWOT分析のポイント「強みは、発見・発掘する」ということが印象に残った。また、3回の協議の中でも、特に他校種の取り組み方や考え方の違いが参考になった。改めて情報共有は大切だと感じた。(高校)
・若手教員育成に向け、「やや難しい仕事」を「任せる」ことについて、各部主任と連携しながらすぐに実践できると考え、そのために風通しの良い環境作りを心掛け、働き方改革へのきっかけとなるようにしたい。(特別支援学校)

C02 小学校国語科授業づくり講座[話す・聞く]

8月31日(火)、9月1日(水)の2日間、13名の先生方が研修に臨みました。

 今年度は、2日間とも非集合による開催となり、GoogleMeetによるオンライン研修を行いました。

1日目は、「話すこと・聞くこと」領域に焦点を当てて、学習指導要領に沿って、話す・聞く力を育成する授業づくりに向けて、付けたい資質・能力を明確にした授業改善について理解を深めました。

 2日目は、「GoogleClassroom」と「ロイロノート」を使用して、タブレット端末を活用した国語科の授業について、学習者体験をして実践への意欲を高めました。

 

 

 オンラインによる研修が初めての方が多かったのですが、2日間、大きな接続トラブルもなく無事に研修を行うことができました。
 受講者の皆さんは、多くのエッセンスを得て、明日からの実践へとつなげることができました。


【受講者の感想】

・言語活動を充実させるための方法をたくさん学ぶことができました。ちょっとしたアイディアや工夫で,言葉は広がり深くなっていくので,今回の講座で学んだことを,子どもの実態に合わせながら生かし指導していきます。

・オンラインでの実施ということでしたが、リモート授業をするとこういう感じになるんだなというイメージをもつことができ、よい機会だったと思います。機器の操作に関しては、国語の授業だけでなく、他の教科にも生かせる内容でとても勉強になりました。

GoogleWorkspaceは使ったことがなかったので,ロイロノートにはない機能が色々あるのだなと勉強になりました。また,ロイロノートにも自分がまだ活用したことのない機能があったので,授業の中で活用してみたいと思いました。

C19 学びを実感させる高等学校理科研修講座[物理]

 8月31日(火)C19 学びを実感させる高等学校理科研修講座[物理]が開催されました。

 

 

 この講座は、「授業において観察・実験をどのように取り入れるか」という視点と、「どのような資質・能力を身に付けるために観察・実験を取り入れるのか」という二つの視点に立ち、先生方の授業力の向上をねらいとして、毎年開催しております。

 今年度は、急遽、オンライン開催となりましたが、「理科の見方・考え方を働かせる授業デザイン~観察・実験やICTの活用を通して~」では、Google Workspace を使っての演習を行うことができました。非集合形式だからこそ、可能性を感じることのできる内容となりました。また、「身近な素材を用いた観察・実験とその教材開発」では、各単元での実験動画を紹介しながら、計算や、授業との関連性の持たせ方についての協議を行いました。

  
 ↑Jamboardを用いた演習       ↑講義・実験でのスライド

【受講者からの感想】

・演示実験や実験動画を授業に取り入れ、生徒の理解度を高めたい。

・実験・観察は数式にイメージを付与するために大切なものだということが、今日の講義で痛感できました。

・ICTを利用した授業にしても、実験を取り入れた授業にしても、現状に満足せずに色々試していかなくてはいけないと強く感じました。
【担当者から】
 急遽、オンライン開催になりましたが、受講者の先生方の協力もあって、無事、講座を終えることができました。ありがとうございました。来年度に向けて、どんな形式でも、皆様に役立つ観察・実験を目指して、取り組んでいきたいと思います。

C46 高等学校英語指導法改善講座


 8月31日(火)高等学校英語指導法改善講座を開催し、県内の高等学校・特別支援学校の先生方15名が受講しました。
 講師に上智大学 教授 和泉伸一 氏をお迎えし、「英語指導法のさらなる改善に向けて」というテーマでの講義・演習を実施しました。
 感染症の拡大防止の観点から、Zoomによるオンラインでの開催(非集合型)となりましたが、ブレイクアウトルーム機能を活用し、生徒の間違いの分析の概念的な講義・演習を経て、CLILの実践的な活用法を具体的に学ぶことができました。

【講座の内容】
「英語指導法のさらなる改善に向けて」
「統合的な言語活動を重視した授業づくり」

 

【受講者の感想】
・今まで教科書の扉絵やキーワードの使いどころを考えたことはなかったが、それらから話を想像
 させる取り組みを体験し、とても面白かった。今の生徒の現状に合わせて取り入れてみたい。
・使用言語が英語だったが、大変わかりやすい説明だった。様々な考えに基づく教授法と学習者に
 とってのその効果を確認することで、自らの英語指導を振り返ることができた。
・午後の講義を実際の授業のように進めていただき、生徒視点で参加することができた。特別支援
 の生徒に対しても、活用できる部分は大いにあると感じ、実践してみたいと思う。 

C16 小・中学校理科授業づくり講座

8月19日(木)~20日(金)の2日間、標記講座を開催しました。
1日目は、理科の授業改善についての講義、実験から始まり、2日間かけて問題解決の力を育む授業づくりに取り組みました。単元の構想、評価規準の作成等、実践的な内容の研修となりました。
【講座の内容】
1日目
講義「理科の授業改善の視点」
講義・実験「問題解決の力を育む観察・実験」
演習「問題解決の力を育む授業づくり(単元の構想)」
2日目
演習「問題解決の力を育む授業づくり(指導計画)」
協議「問題解決の力を育む授業づくりの在り方」

  

 
【受講者の感想】
・問題解決の力を育むための活用の4つの視点がとても勉強になりました。知識を教える 
 だけでなく、学習したことを日常生活の中で活用していくことができる生徒を育てるた
 めにも、4つの視点を考えながら日々の学習指導にあたります。
・評価計画や単元構想などは、これまで朱書きや指導書に頼っていたのだが、自分で作成
 してみると目の前の子たちに何が必要でどう進めていけばより学びにつながるのか、
 じっくり考えることができて良かったと思った。
・指導案について指導いただいたり、分からないことに答えていただいたり、学びの多い
 協議になった。授業内容だけでなく、問い、めめて、結果、考察、まとめについてや振
 り返りについても教えていただき、大変勉強になった。2学期、学んだことを生かし、
 実りある授業にしていきたいと思った。

C09高等学校地理歴史科公民科教育講座

 8月24日~25日の2日間、標記講座を開催しました。
 新科目「公共」、学習評価、授業における「問い」、ICTの利活用の4つをテーマに、文部科学省の磯山先生、産業能率大学の皆川先生による講義・演習を通して、今後の地理歴史科公民科の授業づくりの視点について学びました。
 講座の主な内容は以下の通りです。
 【1日目】
 〇講義「資質・能力を育む『公共』の授業づくりに向けて」
  (講師)文部科学省初等中等教育局 教科調査官 磯山恭子 先生
 〇講義・演習「地理歴史科公民科における学習評価について」
  (講師)県総合学校教育センター 指導主事 金子勇太
 【2日目】
 〇講義・演習「地理歴史科公民科における『問い』のデザイン』
  (講師)産業能率大学 准教授 皆川雅樹 先生
 〇講義・演習「ICTを活用した授業改善の視点」
  (講師)県総合学校教育センター 指導主事 池田晋平



★受講者の感想★
・新しい授業づくりへの不安が少し軽減される2日間だった。今回の学習指導要領の改訂は、生徒の学びにとって「よりよく」するものだと思うので、来年からと言わず、明日からでも学んだことを授業に生かしていきたい。(県立高校 教諭)
・久々に地理歴史科公民科教育講座に出席し、新しい知識の吸収ができたと感じている。昨今の情勢で、他県での研修等に参加できない中、今回のような機会は貴重なものである。新学習指導要領への移行、共通テストの実施など教育の環境が大きく変化する中で、この研修は大変有意義であった。(県立高校 教諭)
・学校にいると、新学習指導要領に対する意識がなかなか高まらないため、今回、研修に参加した。やはり文科省の先生や大学等の先生の話を聞き、自分の授業を見直すことは大切だと思った。(県立高校 教諭)
・ぜひ、すぐにでも自分の授業で生かしたいと思う内容ばかりだった。これまでの自分自身の指導を振り返り、もっとこういう授業をやってみたい!と思うことができた2日間だった。(特別支援学校 教諭)
・教科指導の専門性がないことで、日々困っていたが、少し答えが見つかった感じがした。生徒の障害の実態を考慮しながらも、生徒がワクワクしながら授業に参加することができるよう、学んだことを生かしたい。(県立特別支援学校 教諭)

C20 学びを実感させる高等学校理科研修講座[化学]

 8月24日(火)と25日(水)の2日間、C20 学びを実感させる高等学校理科実験講座[化学]が開催され、5名の先生方が受講しました。
 生徒の興味・関心を引き出すための演示実験や思考力・判断力表現力等を高める効果的な実験等を通して、学校現場での活用方法を模索し、授業力の向上を図りました。
1日目:理科の見方・考え方を働かせる授業デザイン
    興味・関心を引き出す観察・実験とその工夫
    身近な素材を用いた実験とその教材開発
2日目:単元を貫く観察・実験を取り入れた授業づくり
    思考力・判断力・表現力等を引き出す実践とその工夫

 
 
【受講者の感想】
・タブレットを用いた実験では、生徒が実験データを入力するだけでグラフができるのは、授業時間の短縮になり、ぜひ取り入れてみたいと思った。また塩化水素とアンモニアの中和実験も、手軽なのに目で見て分かりやすく、効率的な演示実験だと思った。
・溶解度積の分野は、計算問題を解くことが中心となってしまい、実験を取り入れることが難しいと感じていたが、試薬の準備を教師が行えば1コマの授業内で終えることが出来そうなので、実際に取り入れてみたいと思った。
・ICTの活用能力を育成するという視点も含めて、レポート課題のような形式で課題を出し、回収するという事例が参考になった。生徒が考えてグラフを作ったり、仮説の再設定など、探究という視点を含めた授業デザインが必要だと分かった。

D19 ICTを活用した授業づくり(特別支援教育)研修講座

 8月26日(水)、標記講座を開催しました。
 東北福祉大学 准教授 杉浦 徹 氏 を講師にお招きし、「特別支援教育におけるICT活用について」というテーマで、講義・演習を行いました。演習では、実際にiPadを操作して、教材を作成しました。
 また、午後はICT機器を活用した授業実践を聞き、自分の授業について考える演習を行いました。
 本講座を通して、ICT機器に限らず、子供に合った教材・教具を考えることの重要性を学ぶとともに、明日からの授業づくりのヒントを得る機会となりました。

  
 
【受講者の感想】
ICTICTと言われる昨今、校内研究でもICT機器の活用について模索しているところ、杉浦先生のお話を聞いて、「iPadがあるから使わなきゃ」ではなく、子供たちのできて嬉しい気持ちを育て、共生社会につなげるために

実態に合ったものを見つけることが大事なのだと分かった。
・ICT機器の機能(アプリ)を有効に使うことで、子供の力を引き出したり、興味・関心を高めたりすることができると感じた。今一度、子供にどんな力を付けたいのかを考え、効果的にICT機器を使っていきたい。
・ICTを活用することで、生徒が学習や作業で発揮する力が拡大され、生徒自身もICTを活用してできたことに喜びを感じているように思った。児童の実態に合わせて、トライ&エラーでICTを活用していきたい。

C28「見方・考え方」を働かせて育成する!小学校図工・音楽科講座

8月18日(水)~19日(木)の2日間、標記講座を開催しました。
1日目は、図画工作科の教科調査官 小林 恭代氏を講師に、オンラインによる講義、造形遊びの演習を行いました。2日目は、音楽の表現活動や造形と音楽のコラボレーション、評価規準の作成等を行いました。2日間を通して、図工、音楽の指導事項を理解したうえで、子どもとともに楽しむ授業づくりについて学びました。
【講座の内容】
1日目 講義「造形遊びの授業づくりと評価」
    演習「「造形的な見方・考え方」を働かせて資質・能力を育成する造形遊び」
2日目 講義・演習「「音楽的な見方・考え方」を働かせて資質・能力を育成する表現活動」
              演習「造形と音楽のコラボレーション」
    協議「これからの図工と音楽の授業づくり」

   
・造形遊びの楽しさや大切さに触れることができ、大変よい経験になりました。協働することで自然と対話が生まれたり、どんなものを作り上げていくか考えたりと、子どもたちにつけていきたい力が活動の中に入っていることを知ることができました。
・生活の中での音への気付きや聴くことの楽しさ、感覚を働かせてリズムを取ったり、いろいろな音を出したりすることの楽しさを味わうことができた講義でした。
・考えを共有することで、考えつかなかった案が沢山生まれ、想像力も豊かになり、新しい発見にも繋がると思ったことから、子ども同士での活動を増やしていきたいと考えました。

C13 中・高等学校数学科授業づくり講座


 8月24日(火)~25日(水)に、18名(中9名、高9名)の先生方を受講者として迎え、標記講座を開催しました。
 1日目は、学習指導要領における数学科で育成を目指す資質・能力、全国学力・学習状況調査やセンター試験の問題等を基に、問題発見・解決の過程をイメージした授業づくりについて講義・演習を行いました。その後、「付けさせたい力」を明確にした上で、思考力・判断力・表現力を問う素材(問題)を中高の混合班で構想し、各班で構想した素材について情報交換をしました。
 2日目は、ロイロノートやGoogle Workspace、GeoGebraをタブレット端末で操作し、ICTを効果的に活用した数学科の授業づくりについて講義・演習を行いました。その後、各自で「付けさせたい力」を明確にした指導案を作成し、最後に中高の混合班で意見交換をしました。
 受講者は、中高の接続の視点を取り入れた演習・協議を通して、今後の授業改善に向けた新たな授業づくりの視点を持ち帰ることできました。
【講座の内容】
1日目
 講義・演習:「問題発見・解決の過程をイメージした授業づくり」
 演習「思考力・判断力・表現力を問う素材(問題)構想」
 協議:「構想した素材を振り返る」
2日目
 講義・演習「ICT機器を効果的に活用した数学科の授業づくり」
 演習「『付けさせたい力』を明確にした授業づくり」
 協議「これからの授業づくりに向けて」
【受講者の感想】
・具体的にどのような力や資質を伸ばしたいかを考えると教え方や扱う問題も変わるということがわかった。また、他校種の先生方と情報交換ができて、非常にいい経験となった。
・数学の授業で使えるICTの活用法がわかった。ロイロノートを活用しているが、GeoGebraは図形や関数の分野に有効的なので使ってみたいと思った。指導案作成ではピクトグラムを使いながら考えていくと多様な視点での授業づくりがしやすかった。
・数学的な見方・考え方を養うためにはどうしたらよいかと考えていた時期だったので、今回の講義を受けて、問題が意味していることを、1つ1つ解きほぐすようにしながら進めること、図やイメージをつかって視覚的に捉えることが必要に感じました。
・「付けさせたい力」を明確にした授業づくりを考えたこと、高校の先生方の視点からの意見を聞くことで、今後の実践に役立てることができそうです。受講目的は達成できました。

B14 栄養教諭・学校栄養職員研修講座

8月16日(月)に、栄養教諭・学校栄養職員研修講座を開催しました。午前は、特別活動における食育の指導について、模擬授業や演習等を通して学びました。また、午後は、宮城学院女子大学 教授 平本福子 氏と、青森中央短期大学 助教 辻村明子 氏に、講義をしていただきました。魚やホタテを題材にした指導について、具体的な事例を示しながらお話しいただき、今後の指導の参考になる多くの学びを得ることができました。

【講座の内容】
 講義・演習「特別活動における食育の授業づくり」
 講義「子どもの食育活動の充実に向けて」

  
 
【受講者の感想】
・平本教授と辻村助教の講義がとても興味深かった。子どもたちが主体的に学ぶためのヒントがたくさん詰まった探検ノートだと思った。今回教えていただいたことをヒントにして、今後の授業に活かしていきたい。
・模擬授業で、めあての提示を後半にもって来たことは、子どもの主体的な意見を引き出すうえで有効だと思った。今後の授業の参考としたい。
・食育プランニングシートの演習で、授業の計画をしたが、グループ内での意見交換が大変参考になった。

C11 小学校算数科授業づくり講座

8月17日(火)、54名の先生方を迎え、標記講座を開催しました。
 「深い学びのある授業」をテーマに、午前は数学的な見方・考え方を広げる授業に向けた講義・演習と、タブレット端末を活用した算数科の授業の講義・演習を行いました。受講者は、数学的な見方・考え方を広げる授業の在り方や児童への問いのもたせ方、タブレット端末を活用した算数科の授業の在り方や授業での取り組ませ方について、理解を深めていました。
 午後は、深い学びのある授業について、弘前大学の中野博之教授による、講義・演習を行いました。受講者は、課題を通じて実際に深い学びを体験し、統合的に考察する大切さを実感していました。
【講座の内容】
講義・演習「数学的な見方・考え方を広げる授業」
講義・演習「タブレット端末を活用した算数科の授業」
講義・演習「深い学びのある授業」

  

  
【受講した先生方の感想】
・深い学びを実際に体験できてよかった。実際に自分自身が体験しないと子どもたちに伝えられないことなので、とてもいい機会になった。
・統合的に考察させることがいかに大事なことであるか、日頃の授業を振り返りながら確かめることができた。
・自分自身の知識がバラバラの状態で保存されているので、教師としてはまず各学年の縦・横のつながりを見出さなければならないと思った。
・日常生活と結び付けるということが難しいと思っていたが、実は意外と身近に隠れているのだということに気付かされた。対話の在り方を今後の授業に生かしていきたい。

B12 学校での食育推進のための研修講座

 8月16日(月)に7名の先生方が来所され,学校現場における食育推進のための学校給食主任の具体的な役割について,講義や演習を通して理解を深め,各校の実態に応じた実践につながることを目標に講座が開催されました。日程は以下の通りです。

 午前:講義・演習「特別活動における食育の授業づくり」
 午後前半:講義「食育推進のための取組例」
 午後後半:講義・演習「食に関する指導計画の見直しとリメイク」

 受講者の先生方は,指導主事による模擬授業や講師による豊富な実践例を参考に,各校の実態に応じた指導計画の見直しのヒントを得たようです。

【受講された先生方の感想】
・給食指導や食育に関する通信の発行など、現在取り組んでいる実践だけでなく、学校保健委員会の場を活用した食育指導についても、多くのアイデアを頂くことができ、大変勉強になりました。
・法規的な位置づけや最新のデータ提示は心を惹かれた。「紙キュラム」→「カリキュラム」のインパクトが大きかった。これから早速,自校の全体計画をリメイクする。
・講義と個人の演習を通して、改善の方向性が見えてきたので、今年度中に改定版の指導計画を作成していく。

D12 今日から始めるグループ・アプローチ研修講座

8月18日(水)、「今日から始めるグループ・アプローチ研修講座」を開催しました。講師である聖徳大学鈴木由美教授は、新型コロナウイルス感染防止のため、オンラインによる講座形式となりました。

 集団内でのより良い関係づくりを目指すグループ・アプローチの講義・演習を通して、子供同士のコミュニケーション能力向上のため、教師自身が児童生徒の視点に立って研修に取り組みました。

 タブレットを活用したグループ・アプローチにも挑戦しました。事前準備や操作性など、まだ課題もありますが、今後の可能性を感じることができる内容でした。

【受講者の感想】

・ラッキー7や間違い探し等の対人関係ゲームを実際に行い、参加者との距離が近くなったことを肌で感じました。どちらも準備も簡単なので、早速実践したいと感じた。

・集団における自らの存在意義、自己を肯定的に捉えるために、湖南会の演習で取り組んだゲームや手法はとても効果的であると感じた。

・グループ・アプローチ集に載っている対人ゲームを実際にやって、研修参加者と懇談する機会が欲しいと思った。経験者の成功談や失敗談を聞きたかった。

・コロナ禍において、グループ・アプローチは実践しにくいと感じていましたが、タブレットを活用したやり方をお聞きし、時代の進化に驚いた。

・口頭で発表が困難な子供にも、書いた内容をタブレット経由することで他の人にリアルタイムで瞬時に伝えるなど、活用方法を模索してみたいと思った。

C41 体育授業ICT利活用研修講座

 8月17日(火)体育授業ICT利活用研修講座を開催し、県内の小学校・中学校・高等学校の先生23名が参加しました。
 講師に 東京学芸大学 准教授 鈴木直樹 氏をお迎えし、「体育における主体的・対話的で深い学びを支えるICTの利活用」というテーマで御講義・実技を実施しました。
 オンラインでの開催となりましたが、体育におけるICT機器の利活用の考え方やポイント、実践事例を基にわかりやすくお話しいただきました。また、実技では、VRを使った運動感覚を掴む体験やハートレートモニターを使用した実践など、実体験として学ぶことができました。
 参加者からは、ICTの利活用の仕方や有効性、将来性について学びを深めている様子でした。

【講義・実技】 「体育における主体的・対話的で深い学びを支えるICTの利活用」

   
【受講者の感想】
・保健体育におけるICTの有効性を改めて理解することができた。また、最先端のICTの
 利活用について学び、VRを体験できたことも大変貴重であった。様々なアプリがある
 ので、目的に合わせて、これから活用できるよう、もっと勉強してきたい。
・体育においてICTを使う意図をしっかりともって授業に臨む必要性を強く感じました。
 タブレットやソフトありきで使うのではなく,「何のために」という目的意識をもって
 活用したいと思いました。新しい技術を踏まえたソフトをどのように導入し,新たな視
 点をもって授業を構築していくか,日々の情報収集も大切だと思います。
・アプリの活用方法の工夫で対話を生む主体的な学びにつながることがわかりました。実
 践で使えるアプリを紹介していただきとても参考になりました。